仮面ライダー電王 ストーリー紹介&考察

●21話〜25話

21話『ケンカのリュウ儀』

●ストーリー紹介


 さぁ、皆さんも週に一回しかない楽しみを奪われた恨みを込めて!

「ユウト君が変身したのはゼロノス……!」

 とオーナー風に言ってみましょう。ええ、きっと冒頭のオーナーの声は我々の恨みを代弁してくれた声に違い有りません。だってあんなに恨めしい声だったんですもの。というわけで今回はオーナー、良太郎、ハナの三人が額がくっつきそうなほど顔を寄せ合って話すところから始まります。オーナーによるとゼロノスはデンライナーにおける電王みたいなものなんだそうです。まぁなんでデンライナーに電王がくっついているのか、それすらわからない現時点じゃあんまり説明らしい説明になっていないような気がするんですが、なんとなくフィーリングで理解しておきましょう。しかし、それはそれで何故ユウトが変身できるのか? という疑問だけは確実に残ってしまうわけですが。それはともかく、桜井(大)についてですよ。2006年でも2004年と同じ姿で現れた桜井(大)。それはつまり、2007年から姿を消した桜井(大)がいくつかの過去に存在し、現在には自称・桜井侑斗の若い少年が存在する、ということになります。しかもイマジン(デネブ)と契約し、ゼロノスの変身カードを持って。となると、やはりユウト君は若い頃の桜井侑斗なのでは? とオーナーは言うわけです。なんか妙なダンスを踊りながら。んー、リュウタに影響されました? オーナーの変人度は回が進む毎に強くなっていくきらいがありますなー、と。もちろん、良太郎は反論します。とてもそうは思えない、と。とはいえ、良太郎にしてもオーナーにしても推測でしかないわけですから、はっきり言えることは何一つありません。しかし、それでも良太郎は言います。「僕は桜井さんを連れ戻します。今は無理でも、いつか……!」これに対して、オーナーは「そうですね。焦らないことです」と噛んで含めるように言います。ハナに対しても「焦らないことですよ……!」と釘を刺すように。ハナとオーナー、そういえば二人は契約を交わしていたはず。オーナーが言っているのはそのことなのかもしれません。それにしてもハナは美人さんですな。あんな至近距離まで顔を近づけられた良太郎とオーナーが羨ましすぃ(´Д`)
 どうでもいいですが、その頃ゼロライナーではユウトとデネブはババ抜きをして遊んでおりました。で、ユウトが勝っておおはしゃぎ。本気で子供なユウト君。たしかにここだけ見ていたらコレが桜井(大)になるとはとても思えません。しかも、泣いたカラスがもう笑ったといいますか、その逆で、さっきまであんなに喜んでいたのにふと冷めると気分悪いことを思い出して急にふてくされるユウト。デネブもトランプを片付けながら「いつまでも機嫌が悪いのはよくない」と窘めます。「野上良太郎に意地悪言ったこと、後悔しているのはわかっている。一緒に謝りに行って……!」「だ・か・ら! 勝手に人の気持ちを妄想すんなッ!」ユウトの地獄突きが炸裂! ガキーン! ユウトは突き指をした! 痛い痛い! アホです(´Д`) さらにふてくされてゼロライナーの後部デッキに出るユウト。脳裏には、先日の良太郎の言葉が蘇っています。

 「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらないことの言い訳にならない。僕の知ってる桜井さんが言ってた」

 ユウトは叫びます。「なんで俺があいつなんかに!!」と。その意味するところは二つありまして、正確にどちらを指すかまではわからないわけですが。
 それから、2007年を再びウロチョロしだすユウト。むっつりした顔をしていると、ユウトの中のデネブが言います。「そぉだぁ、気分を変える良いこと思いついた!」「なんだよ」「野上良太郎と仲直り……」「……(自分の頭を拳でグリグリする)」「あいたたた!」ってお前らおもしろいなぁ! イイ漫才コンビです。というかデネブ、ことある毎に良太郎との仲直りを提案してますね。そんなに仲直りさせたいんでしょうか。と、そんな一人漫才をしているユウトが通りがかったところで、なんかダメ人間っぽいサラリーマンがいきなりぶっ倒れました。すると、それに気付いたデネブが「待ってユウト! 大変だ、人が倒れた!」とユウトの体を使って助けに行きます。こう、デネブが中にはいると途端に好青年になるのだから、ユウトの外見ってほんと便利ですよね。そんなわけで二日酔いのダメリーマンを助けるDユウト。「あなたは……?」と聞かれ、「僕は桜井侑斗! 困った人を助けるのが趣味です!」とデネブキャンディーを差し出すDユウト。ってそんな桜井侑斗ってどんだけぇ──ッッ!?( ̄Д ̄;)
 その頃、デンライナーでは。子供っぽくラクガキをしているリュウタをよそに良太郎とハナが話していました。なにやらゼロライナーと一緒に消えた時間に関しての話題です。やはり、件の時間とはハナがいた時代を指しているようなのです。しかし、その時間と共に消滅したはずのゼロライナーが存在していると言うことは、もしかすると時間の消滅は完璧なモノではなかったのかもしれません。まだ秘密があるのかも。というか、もっとユウトに詳しい話を聞かなければよくわかりません。「あ、でも、良太郎は気にしないで。全然、関係ないことだから」と笑顔でいうハナ。言った当人は気付いてないんでしょうけど、周囲からしてみれば優しさから出てきた言葉でもこういう台詞はちょっと寂しくてショックだったりするモノです。自然、良太郎も落胆した表情を浮かべます。
 一方、困った人を助けるのが趣味の桜井侑斗というと。まぁ、案の定、ズレまくっているデネブをヤーさんの如く締め上げていました。「デネブくぅ〜ん〜、どうして君はそんなにズレているのかなぁ〜あ〜?」はい、慇懃無礼という言葉もあるように、人って怒ると逆に敬語になってしまう傾向があります。殺し合いの果たし状を礼儀正しく書くように。実際、笑顔で「絶対許しません。殺します」って言われたらマジ終わりです、人間関係。というわけでマジギレなユウトに「だ、大丈夫だ! ぜーんぶユウトの親切でやったことに!」とデネブ。「やりたきゃお前が勝手にやれ!」と怒ってどこかへ行ってしまうユウト。何の話かというと、どうもデネブが動くことの出来ないダメリーマンの替わりに怪しいお菓子を売りさばくことを約束してしまったようなのです。そりゃユウトも怒りますわな。人がイイにも程がある。というか、ユウトはいわゆる善人ってやつが嫌いな性格なんでしょうけれど。というわけで一人(一匹)残されてしまったデネブ。「俺がぁ!?」そう、君が。ああ、でも、イマジンの姿のままじゃヤバイですな。むしろ現時点で騒ぎが起こってないのが不思議なぐらい。さぁ、どうやって売りさばくのかな〜?と思っていたら、見つけました、きぐるみを。しましまの可愛い虎のぬいぐるみです。え? これ着るの? 着ぐるみの上に着ぐるみきるの? 熱(暑)くて死んじゃうよ? というか窒息死? ご愁傷様です(ー人ー)
 ところで、デンライナーにお風呂がついているって皆さん知ってます? ついてるんですよ、お風呂。今もイマジン三匹が全身をさっぱりさせてきたところでしてね。まぁ基本的にお客さん優先なんで、客かどうかわからないタロウズなんかはパッと入ってパッと出てきてもらわないと困るんですけどね。

 っていうかイマジンが風呂はいる必要あるのかよっ!?Σ( ̄口 ̄;)

 と思ってしまった皆さん、はいる必要あるみたいですよ? いやぁ、思わず突っ込んでしまう気持ちはよーくわかります。でもね? もっとツッコミをいれるべき箇所があるんですな〜、これが。

 ウラタロスの腰に巻かれたバスタオル、とか

 モモの額の捻りハチマキなんかは許せるんですけどね。隠す必要ないだろー! とかそういう意味で、ウラの腰のタオルはなんか、こう……待てい、みたいな? それにしてもエロス。ウラタロスはエロス。それでまぁ、いつもどおりモモとウラの口喧嘩が始まるわけですよ。一緒にお風呂に入っときながら、どうも裸の付き合いは出来なかったようで。こいつらには親睦を深めるという意識は全くないのかと。ウラの胸ぐらでも掴もうと思ったんですかね、モモが歩き出すと、ちょうどそこにはリュウタの書いていたラクガキがあって「ぐにゃり」と踏んづけてしまったわけですよ。突如「あーっ!!」と上がるリュウタの叫び。「ん?」とモモが顔を向けると同時に「なぁにすんだよぉーっ! バカァッ!」とリュウタがモモを突き飛ばしたではありませんか。ずっこけて座席に転ぶモモ。「お……おめっ! 年上に向かってバカはねぇだろうがっ!」おや? なんか年上らしいですよ、モモタロス。これはちょっとした新事実ですな。すると最年長はキンタロスですかね? それはともかく、モモとリュウタが口喧嘩をしているのをよそに、ウラタロスが一枚のラクガキを良太郎とハナの元へ差し出します。「リュウタの中では、こういうことらしいよ?」と示された画用紙に描かれていたのは、なんと、ゼロノスを撃ち殺しているガンフォームの姿。これには二人もビックリです。
 場所は変わって2007年。良太郎とハナはいつもとは違い、何故か排水溝の中から出てきました。というかデンライナーの扉は排水溝とまで繋がるんですな。穴からはい出した二人は、歩きながら会話を交わします。「まったく、リュウタがユウトに焼きもち焼いていたなんて! 愛理さんがいればおとなしいから安心しちゃってたけど、逆に引き金になることもあるわけか……」「リュウタロスは子供なんだよ。僕がちゃんとおさえないと」「愛理さんのことでも、あんまり刺激しないようにしないとね!」
 その頃、某所ではダメリーマンが目を覚ましていました。彼の使命はもってきたお菓子を売りさばくこと。そうしないと課長に怒られてしまうのです。ふらふらの体で、それでも売り場に立とうとするダメリーマン。その背後に、ぬっと現れた謎のきぐるみが一体。そのきぐるみがダメリーマンの肩に手を置きました。「もしもし、その仕事、俺が手伝おう!」言うまでもなく中身はデネブですが何か? というわけでダメリーマンは仕事をデネブにまかせて再びベンチでぐったり。ふと、その周囲に見慣れた光の球体がふよふよ浮いてますが、鈍感なデネブお母さんはまったく気付きません。普通にメガホンをもってお菓子を売ってます。これはデネブならではの展開ですね。あーあー、ほら、あっさりイマジンがダメリーマンに取り憑いちゃった、と。「おれ二日酔いなんだよな〜」とか最悪なことをウダウダ言って眠りについたダメリーマンの傍に、砂状態のイマジンが姿を現します。「お前の望み言え。叶えてやる。………………言え、お前の望みだよ。言え!」が、幸か不幸か、熟睡モードに入ってしまったダメリーマンとは会話が成立しませんでした。しかしイマジンも諦めず、何度も何度も「お前を望みを言え!」と喚いたところ(それでもデネブは気付きませんでしたが)、ダメリーマンが寝言を言いました。「課長の馬鹿野郎、こんな仕事まわしやがって……」「……よし、わかった。課長だな」と、このイマジン、ただの寝言をむりやり望みとして呑み込んでしまいました。ちょっと無茶すぎると思うのですがー。
 さてその頃、モモとのケンカも一段落したリュウタがウラタロスに質問していました。「ねぇカメちゃん。桜井侑斗ってお姉ちゃんの婚約者なんでしょ?(゜ワ゜)」「……どっちの桜井侑斗?」「どっちでもいいよぉ! 婚約者って、結婚するんだよね?」「……どうかなぁ? 約束は破られるモノだしぃ」リュウタの本心がわかっているウラタロスは、どうにかリュウタの感情の引き金が引かれてしまわないように、のらりくらりと質問をはぐらかします。そんな態度に業を煮やしたリュウタは「もういい!」と今度はキンタロスのところへ。「ねぇクマちゃん(゜ワ゜)」「く、クマちゃん!?」「婚約者って結婚するんだよね?」「そりゃお前……」とキンタロスが質問に答えようとしたら、リュウタの背後でモモとウラがバタバタと変な踊りを踊り出すじゃないですか。(だめだめ、変なこと言ったらまたリュウタが暴走する!)という無言のメッセージを受け取ったキンタロスは「あー、んー……zzzz」と寝たふりでその場を誤魔化すことにしました。「ああっ! ちょっとー! 僕が聞いてるのに寝ないでよー!」「はっ! 答えは聞いてない≠カゃねえのかよ!」と大人げなくモモが言うと、リュウタはコレまでのテンションを一気にクールダウンさせ、かーなーり冷たい声で「うるさいよ。モモタロスは黙っててよ(=_=)」うっわ、すんごい温度差(´Д`;) これには当然モモタロスも「なんで俺は呼び捨てなんだよッッ!!」と叫びます。その後、リュウタは再びキンタロスに「クマちゃんクマちゃんクマちゃん!(゜ワ゜)」とキンタロスの体を激しくバイブレーション。いい加減キレたキンタロスが「あーっもううるさいなっ! 結婚したらアカンのかっ!!」「ダメだよぉ。お姉ちゃんがあいつを嫌いならいいけど」「アホか! 結婚というのは、大好きなもん同士がするもんや!」「……じゃあ、お姉ちゃん、あいつが好きって事? なんで好きなの?」「そら、女が男に惚れるんは、強いからにきまっとる!」「……ふぅ〜ん……」あーあ、言っちゃった……。そんな空気がデンライナーに流れました。もちろん、これでリュウタロスの引き金は完璧に引かれてしまいました。何が起こるかなんて考えるまでもありません。むろん、この後キンタロスがモモにツッコミ攻撃を入れられたのは、まぁ言うまでもないお話でしょう。
 その頃、ミルクディッパーではビッグバードとオカルトが七夕関連で馬鹿馬鹿しくも醜い争いをしておりました。どういう争いなのか、書くのあほらしいぐらいの醜さなので書きません(゚∀゚)アヒャ! それはともかく、ユウトがミルクディッパーに再登場の巻なのですよ。「その手、どうしたんですか?」とコーヒーを差し出しつつユウトに聞く愛理姉さん。まさか「イマジンに地獄突きをして怪我をした」なんてこと言えるわけがなく、ユウトは沈黙を守ります。「……えっと、お名前、聞きそびれちゃってたんですけど……」そうそう、前回は自己紹介する前に良太郎に追い払われてしまいましたからね。ユウトはすぐさま前のめりで「桜井侑斗!」と名乗りました。が……「そう、桜井君。綺麗な響きね〜」やっぱり憶えてない愛理姉さんでした(´Д`) どうでもいいですが誤変換で「綺麗な響鬼ね〜」となってしまったマイパソに脅威を憶えました(ほんとにどうでもいい話)。愛理姉さんが完璧に忘却していることに落胆を隠さないユウト。そこに、ハナを連れた良太郎が帰ってきました。「君は……!?」と顔を青くする良太郎にユウトは「心配すんな。名前まで完全に忘れてた。……案外冷たいよな」と、そう言い残してミルクディッパーを出て行きます。その背中に「待って!」と声を掛けたのはハナでした。が、咄嗟のことだったのでしょう、よくよく考えれば愛理姉さんの前で「消滅した時間がどうのこうの」なんて言えるわけがありません。結局、ハナはユウトに何も言えずに見送る形となってしまいました。と、その時! 「あいつキライ!」と良太郎の中でリュウタロスが叫びました。体を乗っ取って何かするつもりです。良太郎は必死にリュウタロスを押さえようとします。が……残念。押さえきれず、良太郎はR良太郎になって愛理姉さんに抱きついてしまいました。「お姉ちゃん! 僕を好きになってよ。強くなるから」「良ちゃん???」たったそれだけを言い残し、弾丸の如くミルクディッパーを飛び出していくR良太郎。「す、すみません愛理さん、また後で!」とハナもすぐに追いかけます。残された愛理姉さんは「今の……良太郎じゃなかったような……気のせいかしら?」呆然と呟きました。いや、気のせいじゃないんですけどね、実際。というわけでリュウタロスダンサーズ再登場〜! クールでホットな奴らがまたもすごいダンスを見せつけてくれますぜ!
 一方その頃、ユウトはデネブの元へ戻ってお約束通りのツッコミをブチ込んでいました。「デネブー! いつまでやってんだよ!」と。っていうかそこのダメリーマン、イマジンに取り憑かれてますしね。ここにきてようやくダメリーマンの周りに砂が落ちていることに気付くデネブ母さん「いつの間に……!?」ほんといつの間になんでしょうねぇ〜ホホホホ(´ワ`) というわけでデネブはお菓子を売りつつダメリーマンを監視し続けることに。まぁ、どうしても人助けがしたいデネブにとってはいい機会だったかもしれません。
 その頃、ダメリーマンと強引な解釈によって契約したトータスイマジンはというと。「じゃぽーね製菓」の課長を痛めつけに来てました。流石イマジン。仕事が早いです。早速課長を発見し、ウサギ型の分身を体から発射させて、同時に課長を痛めつけます。まぁ、これまでのイマジンと比べれば、殺していないだけマシな存在な気もしますが。とりあえず、痛めつけられた課長さんに合掌(=人=) しかし、これで契約完了? いやいや、そうは問屋が卸さないでしょう。というか、「課長を痛めつける」という願いがダメリーマンの過去の記憶と強く繋がらない限り、どれだけ課長を痛めつけても過去へは飛べないわけですし。ほら、案の定「過去への扉を開けよ〜」とダメリーマンに迫るトータスイマジンが、そこに。あーららら(´Д`)
 さて、ここいらで「Double−action gun form」でも聞きながらユウトの背中を追いかけてみましょうか。すると、どこからともなくリュウタロスダンサーズが現れて徐々にユウトを包囲していくじゃないですか。「俺に何か用か?」とユウトが問いかけても、ダンサーズは無言で踊り続けるだけです。「なんかやばそうだな……」と走り出すユウト。が、トリッキーな動きに翻弄されてあっさり囲まれてしまいます。そして、ユウトの前に踊りながら姿を現すR良太郎。「あのさー、お前、僕より強いの? 強いからお姉ちゃん、お前が好きなんだよね?」「何言ってるんだ、お前?」「でも僕、お前やっつけて強くなるよ。いいよね?」よくないよくない(´Д`;) そりゃユウト君も有無も言わずに逃げ出しますって。が、R良太郎の素早さは尋常ではなく、しかも追いかけている途中で「変身!」とかいってガンフォームになっちゃったものだから、さぁ大変です! やばいくらいに撃ちまくるガンガン!! 逃げまどうユウトを徐々に追い詰めていくガンフォーム。「お前をやっつけて強くなるよ。いいよね? ──答えは聞かない!」「……くそっ! デネブっ!」逃げながらテレパシーのようなものでデネブと連絡をつけるユウト。が、間に合うはずがありません。「あれ? 変身しないの?」と武器を突き付けながら言うガンフォーム。そこに「やめなさい!」とハナが現れ、ユウトを庇います。が、ユウトはこれを拒否。「どいてろ!」とハナを押し退けます。「お前には関係ないだろ!」「そんなことないわよ! あなたには聞きたいことがあるし! 変身した方がいいわ、リュウタロスは良太郎にも押さえきれないんだから!」「出来ればカードを使いたくないんだよ!」「どうして!?」「ゼロノスに変身できる回数は決まっているからな! こんなくだらないことで使うわけには──」「話は終わった?」容赦なく引き金を引くリュウタロス。「!?」とユウトはハナを庇いながらその場を飛び退きます。やはりこのままではマズイと判断したのか「くっそ〜!」と苦々しい顔でとうとうベルトをとりだし、「変身!」。アルタイルフォームへ変身です。変身が完了すると、すぐにハナに向かって「逃げろ!」と叫ぶゼロノス。すぐさま踵を返し、電王に斬りかかります。「最初に言っておくぞ、俺はお前より確実に強い!」「そんなのわかんないよ」時の運行を守るわけでもなく、正義もなく、もはやただの意地の張り合いでしかない戦いが始まりました。撃つガンフォームに、斬るゼロノス。途中からゼロノスもゼロガッシャーをボウガンモードに変えて銃撃戦となります。そしてさらに、電王はマシンデンバードを。ゼロノスはマシンゼロホーンを呼び出してバイクアクションへ! どこまでやるんだ、このライダーバトル! そして互いの駆る超マシンが真っ向から激突し──!

 続く(´Д`)



●ストーリー考察

・オーナーも何故ユウトが変身できるのかまではわからない。オーナーの口振りからすると、ユウトは特異点ではない可能性が匂わされているが……デネブを強制排除しているあたり、特異点っぽいと思われるのだが。

・指パッチンでリュウタを惑わすオーナー。同じ能力の持ち主なのか? それともただの演出で意味のないアクションだったのか。なんにせよデンライナーの中でオーナーに敵う存在はなさそうだ。

・「なんで俺があいつなんかに!!」とユウト。「僕の知っている桜井さんが言っていた」に対して、「なんで未来の俺があいつにそんなこと言うんだよ!?」という意味で叫んだのか。それとも、台詞には関係なく「なんで俺があいつなんかのことをこんなに意識してイライラしなきゃいけないんだ!?」という意味での叫びだったのか。それとも両方の意味なのか。判別は難しい。ぱっと聞いた感じでは前者なのだが、これはこれでミスリードを誘っているような気がしないでもない。が、そうでないのだとしたら、桜井(大)=ユウトの大いなる伏線になると思われる。

・時間の消滅、それは消滅と言うよりも「最初から何もなかった」事になることだという。特異点であった、ハナ以外の全ては「なかったこと」になり、存在が時間軸上から抹消されてしまったのだ。

・モモタロスはリュウタロスよりも年上らしい。というか、タロウズはいったい何歳なのだろうか?

・デンライナーの扉は排水溝とも繋がる。

・リュウタロスがモモタロスに懐かないのは、単にモチーフが動物じゃないから。本当にただそれだけである。

・「ったく……例のことがなければ、いちいち野上に頼らなくてもいいんだけど」とユウト。「例のこと」とは、おそらくゼロノスの変身回数の制限についてのことだと思われる。

・ゼロノスへの変身を渋るユウト。態度から察するに、ゼロノスに変身できる回数はかなり少ないものと思われる。

・ハナを守るために変身し、変身後もまずハナに「逃げろ」と言うユウト。「時の運行を守ることは人助けとは違う」と言いつつも、冷酷になりきれないタイプなのだろう。本質的には良太郎と同じ善人タイプなのだと思われる。

・モモにつける薬はあらへんな


22話『ハナせない未来』

●ストーリー紹介


 よくよく考えてみれば電王における初めてのライダー同士バトルなのだなー、と思うのでありますよ。響鬼をのぞくと、これまでのライダーではわりと定番だったんですけどね。なので、ちょっと懐かしい、とか思ってみたり。というわけで前回の続きから行くぜヒャッホウ! 電王・ガンフォーム VS ゼロノス・アルタイルフォーム! 展開する破、激しい銃撃戦! 両者はバイクを駆って派手なパフォーマンスを繰り広げます! でも途中で怪我をしたハナの上に瓦礫が落ちてしまい(!?)、その隙を突いて良太郎が体の制御を取り戻したことで勝負は中断されます。ああ、大丈夫です。流石にハナに瓦礫は直撃していません。むしろ痛むのはユウトに庇われたときに捻った足の方だったりしますから。戦いが終わり、変身を解除したユウトはもうカンカンです。怒りマックスです。「野上! お前、特異点のくせに自分のイマジンもコントロールできないのか!」そりゃごもっともなお話です。変身回数に限りのあるゼロノスだっていうのに、無駄に変身させられたわけですからね。これじゃいくらカードがあっても足りませんよ、ってか、命だって足りませんよグキッ。あー、ユウト君、デネブに地獄突きをして怪我をしてしまった手で、良太郎の胸ぐらを掴もうとして失敗しました。超いたそう。「あー、腹立つ! もういい!」相変わらず子供なユウトは拗ねて帰ろうとします。その背中を追ったのは、怪我した足を引き摺りながらのハナでした。というか、みんな怪我だらけですよね。「待って! 聞きたいことがあるの!」「俺は何も話したくない!」にべもないユウトです。ハナが聞きたいのはゼロライナーのこと。どうして消えたはずなのに存在するのか。誰から預かったものなのか。もしかしてゼロライナーを預けてくれた人は、消えた時間の人で、まだ生きているのか──などなど。ハナとしてはどうしても押さえておきたい点ですよね、確かに。「そんなの聞いてどうすんだ?」とこれまた冷たいユウト。しかし、ハナはしがみついてでも情報を聞き出そうとします。その必死な行動に心打たれたのか、やがてユウトはこう提案してきました。「良いだろう、今宵一晩、俺に体を預ければ、な……!(にやり)」と、とてもいやらしい顔をして……すみません、嘘です。本当は「ギブアンドテイクだ。デネブの替わりをやれよ。そうしたら、さっきの質問に答えてやるよ」と言ったんです。っていうかね、ユウト君はデネブ相手だと、とっても無邪気な子供って感じなんですよね。そしてデネブもイイ奴すぎる(´Д`) 「これはユウトの替わりの人助けだ」なんて。着ぐるみの上に着ぐるみを着るなんて、イマジンのくせにお人好しもいいところですよ、ほんと。まぁそれはともかく。条件は決まりました。ハナがデネブの替わりにダメリーマンのお菓子を売り切ること。それさえ出来れば質問に答えて貰える、ってことです。「わかった!」とすごい勢いで承諾するハナ。「なんだ? ずいぶん張り切ってるな。そんなに興味有るのか……」などと惚けたことをぬかすユウト。流石にその様子に我慢がならなかったのか、良太郎が言います。「当然だよ。ハナさんは、ゼロライナーと一緒に消えた時間にいた人なんだ。ハナさんはきっと約束を守るよ。だから君もちゃんと答えて。そうじゃなかったら……僕、絶対許せない!」きっぱりと言い放ち、強い視線でユウトを見据える良太郎。意外な言葉を聞かされたユウトは、しかし意地からか、対抗するように無言で良太郎を睨みつけるのでした。
 さて、契約を果たしたタートルイマジンですが、実はまだ過去へ飛べずにいました。何故かって? そりゃ契約者が契約したこと忘れているからですよ(゚∀゚)アヒャ! 過去の記憶と強く繋がらないと、過去への道もまた繋がりません。よってイマジンは過去に飛べません。以上、証明完了( *´▽`*)ワチョーイ ええい、ムカツクー! ってことでダメリーマンをフルボッコにするカメイマジン。ワケもわからず病院送りにされるダメリーマンこそ哀れでした。
 さて、お菓子を売るために売り場までやってきた良太郎とハナ。さっそくハナは着ぐるみに着替えようとします。……って、そんなところで着替えちゃうの!?(´Д`;) 未来人ってなんか感覚おかしいんでしょうか? いくら物陰とはいえ、なんと大胆な。いえ、それほどハナが必死だと言うことなのでしょう。それより、こりゃいかんー、と慌てて自分の体を壁にして周囲の視線を遮る良太郎がおもしろくてしかたありません。っていうか「のぉぉぉ!?」というその反応、さてはハナの下着の一部でも見たな!? この幸せ者め! なにが不運な特異点だ! なにげに役得しやがって! うらやましいにもほどがある!(´Д⊂)
 その後、良太郎はデンライナーに戻ってリュウタの様子を見に行きます。ラクガキを手にしょんぼりしているリュウタロス。「リュウタロス……もうあんなことしちゃダメだよ」と言っても、スネスネモードのリュウタロスの耳にはまったく届きません。「姉さんだって、きっとダメだって言うよ?」「……お姉ちゃんが言ってもやめない! あいつより弱いままなんてヤダ。それに良太郎だってあいつキライでしょ? 僕わかるよ」流石は一番力の強いリュウタロス。体調不良の時と同じように、良太郎の心理はよくわかっております。図星をさされた良太郎は、敢えて否定をせずに言います。「でもダメ。絶対止めるから!」「……止められないよ。僕が本気出したら……」「それでも止める」はっきりと、良太郎は言いました。「何をしても止めるよ。君と一緒に消えることになっても」それは誇張でも脅しでもありませんでした。本気の瞳で、良太郎は言ったのです。これには流石のリュウタロスも反論する言葉もなく、ただ「ふんっ」とそっぱを向くことしかできませんでした。
 お菓子の売り子をしてみたはいいが、子供には「ウワーっ!」と某かずお漫画みたいな声を挙げられて逃げられてしまうハナ。えー、言いにくいことをはっきり言ってしまうと、才能がありません。マジで。もともとの性格からして怒りっぽく、顔も強面なのですが、きぐるみを着てなおも隠せぬその強力なオーラはいかんともし難く。本当にソレはさっきまでデネブが入ってたきぐるみと同じものなのかと。と、そんなハナに「くーださいなっ♪」と声がかかりました。見ると、そこにいたのはなんとデンライナーの添乗員のナオミさんじゃありませんか! 「ナオミちゃん!?」「だめですよー。いくら着ぐるみを着ていても、中身がこんな顔しているんじゃ、一つも売れませんよー」ときぐるみの頭を外しながら言うナオミさん。しかも、これから一緒に手伝ってくれるとまでいうじゃないですか。「どうして……?」と不思議がるハナに「良太郎ちゃんが、みんなで一緒にって♪」そう、良太郎の手配だったのです。ちょうどそこに、三角巾の付け方にセンスを全く感じさせない良太郎がやってきました。「イマジンはどうしたの!?」と質問するハナに、良太郎はこう答えました。「大丈夫。手分けしてやってるから!」そう、手分け。誰と? なんて聞くまでもありません。タロウズです。しかもウラタロスとキンタロスです。いやぁ、どう考えても人選ミスってるよなー、とこの時点で思った方。あなた正解(´Д`;) 正体を隠すためにペンギンとエレファントのきぐるみに身を包んだイマジン二匹は、良太郎のかわりに契約者のダメリーマンが入院している病院まで来ていました。が、しかし。任務のことなんてほとんどそっちのけ、というか、超不真面目な態度でやる気があるのかないのか、さっぱりわかりません。むしろその格好のせいで、子供達のまさしく「格好の的」。先行きが超不安です。
 さて、順調に売れ出したダメリーマンの商品、七夕お菓子セット。忙しく立ち回るハナ、良太郎、ナオミを見下ろす位置にいるのはユウトとデネブです。「ユウト、チャンスだ、チャンス! おつかれ≠チてこれを持って行けば、友達になれるぞ?」と股間の下からキャンディーの入ったカゴを取り出すデネブ──ってアンタそれどこから出してんだぁっ!?( ̄◇ ̄; いやはや。この二人(一人と一匹)はほんとうに良いコンビですね。子供達も微笑ましく見守ってますよ、はい。
 ところで、入院したダメリーマン、実はその前に入院していた上司の課長と同室にいました。二人とも全身打撲で動けない状態ですが、口だけは動きます。「お前だろ〜、私をボコボコにするよう怪物に頼んだのは!」と課長。「そんな馬鹿なことを頼むのはお前ぐらいのものだ! どうせ現場に回されたのが不満だったんだろ!」と言われ、「……ああっ!?」と突如としてイマジンとの契約の記憶を思い出すダメリーマン。というか、よく憶えてましたねー。「大切な展示会に遅刻したお前が悪いんだろうが!」と激怒する課長。えーっと、その、なんていうか……あのね、ダメリーマン、それ人としてマジ最悪ですから(´Д`;) 逆恨みってほんとイクナイ。むしろ怒られているうちが華だと思わないとね。人間的成長は見込めないってもんですよ、うん。
 というわけで、契約を思い出したダメリーマンに「思い出したか、バカが」といきなり出てくるカメイマジン。「「あ、イマジン」」ときぐるみの手でカメイマジンを指差すウラとキン。……いや!? 「あ、イマジンだ」とかじゃないから!( ̄□ ̄; お前らほんとに何しに来たの!? 「よっしゃ!」と急に気合いを入れるキンタロス。ウラタロスに制止されるも、無理矢理ふりほどいてカメイマジンに突撃します。が、あっさり返り討ち。砂になって砕け散ります。まさしく玉砕。続いてウラタロスペンギンも蹴り飛ばされるも、吹っ飛んだ先に二人の看護婦さんがいて「ごめんなさぁいぃん」とエロ親父な感じで抱きついてショック吸収。いやほんとエロスだな、君は。まったく……エロスはほどほどにな。と、その隙にカメイマジンは過去へ。看護婦に殴られつつもウラタロスはダメリーマンにチケットをかざして過去の時間を読み取ります。
 というわけで、良太郎も過去へ! と思ったらお菓子売り場になんかヤクザっぽい人がやってきましたよ? 胸に「闘魂」とか書いてます。プロレスラーですか? 「おうおう、ねーちゃんたち! 誰の許可でここで商売してんだぁ!?」とヤクザ。いわゆる「ショバ代」ってやつを巻き上げにやってきたのでしょう。三人が困っていると、突然モモが良太郎の体に乗り移りました。しかもマッハでヤクザをぶん殴ってジャイアントフルスイングでぶん投げて見事世界記録更新! ……あれ? 自分はいったい何を言ってるんでしょう?(´Д`;) 世界記録はともかく、とりあえずモモのおかげでヤクザ撃退です。「モモ……」と申し訳なさそうな、しかし嬉しそうなハナに「ふーんだ!」と言い残してデンライナーへ戻っていくモモタロス。素直になれないガキ大将とはこのことですか。で、そんなこんなの後遺症で目を回す良太郎のところへ、チケットを持ったウラタロスが駆けつけました。くらくらしながらも、電王ロッドフォームに変身する良太郎。ちなみにウラが抜けるとペンギンきぐるみは普通に崩れ落ちました。というわけで、いざ過去へ!
 さる2006年11月29日。お菓子の展示会にダメリーマンが遅刻した日です。その時間に舞い降りて、暴れ始めようとするカメイマジン。が、寸前でデンライナーが現れ、阻止します。

「お前、僕に釣られてみる?」
「そんな趣味はない」

 意外と冷静に返すカメイマジンwwwバロスwww というわけで戦闘開始です! 初撃はロッドフォームから。しかし、その攻撃でカメイマジンはウサギイマジンと分離して2体に。「へぇ……珍しい」とちょっと驚くウラタロス。その姿を、いつもどおり怪しげな桜井(大)が見つめて……あれ? なんかまた帽子ちがくないですか? 背格好も大きくなっているというか……あらら? また別人ですか?(^ワ^) とにかく、彼が見つめていました。そして懐中時計を確認して、すぐに立ち去ろうとする桜井(大)──もとい、帽子とコートの謎の男。しかし、そのすぐそばにゼロライナーが現れ、「まて!」とユウトの声が響きます。が、何か言いたげなユウトを前に、それでも謎の男はそのまま歩き去ります。ユウトも特に追いかける様子も見せず、見送りました。謎の男が桜井(大)であれば、自分で自分に文句言ってるようなもんですからねぇ。まぁ、それはともかく。「デネブ、カードはあと何枚だ」「八枚」意外と少ないのね(´Д`;) だっていうのにユウトはそのまま、「多いのか少ないのかわからないけど……!」とゼロノスに変身します。そんなわけで、戦闘は2対2へ。前回は初めてのライダー同士バトルでしたが、今回は初めてのライダー共闘ですね(゚∀゚)アヒャ! しかも続いてゼロノスがアルタイルフォームからベガフォームへ! 「最初に言っておく!」はいはい、デネブの決め台詞がキター!(・▽・)


「特に言うことは……ない!」


 はーい、釣られた人は手ぇあげてー! お、俺がそんな餌に釣られ……く、クマー!(ずざざざざざー!! AA略) 一応突っ込んでおくけど、

 じゃあ言うなよ!( ̄□ ̄;

 その後、やはり圧倒的な強さでカメイマジンとウサギイマジンを葬り去る電王とゼロノス。まぁこの展開なら簡単に予想できますが、案の定ギガンデスの誕生ですよー(゚∀゚)アヒャ! すぐさま戦局はデンライナーバトルへ!
 まずは空を飛ぶギガンデス。こちらはデンライナー・イスルギから分離したレドームのビームによって瞬殺。えーと、ウラタロスって空気とかってよく言われてますけど、実はかなりの実力者だったりします。アゴも立つし腕っ節も強いしカッコイイし……なんだこのイケメン!? ほんとよく考えたらかなり嫌なキャラじゃん!?(´Д`;)
 で、残りのベヒーモスなギガンデスの相手はゼロライナーですよ。そんなゼロライナーの武装は……なんとドリル! 男のロマン! 天元突破! 俺を誰だと思っているぅぅぅぅ!! ですよ!!(゚∀゚) もちろん牛の頭だって伊達じゃありません! 真っ向からギガンデスと角突き合わせます。つづいて車両の前後を交換し、ナギナタを先頭へ。さあ、ナギナタの能力はと言えば……あれ? なんか竹とんぼみたいなのが飛び出てきて……ウィンウィンいって回り始めましたよ?

 ……ちょ!? と、飛んだー!?( ̄□ ̄; ヘリだったのかー!!

 なんとゼロライナー・ナギナタ、ヘリになって飛びました!
 「すごいというか……もう電車じゃないよね、あれ」とウラタロス。って、あんたのイスルギも大概だよ!( ̄□ ̄; どんだけぇぇぇぇぇぇ!? ゼロライナー・ヘリはそのまま空中をかっ飛んでギガンデスへ突撃! なんと、回転するローターの刃でギガンデスを輪切りにしちゃいました。TUEEEEE!! これはすごい飛んでも平気……もとい、トンデモ兵器が現れましたよ……(´Д`;)
 というわけで、過去を救って舞台は現代へ。病院から出てきた課長とダメリーマンがお菓子売り場へやってきます。すると、そこには完売した状態の売り場があるじゃないですか。これには課長もダメリーマンも大喜び。ダメリーマンなんかそのまま自分の手柄にしちゃってますしね。まぁでも、一つ言いたいのは、売り上げ金がなければ意味ないんじゃないの?ってことなんですけどね。多分ナオミあたりが持ち帰ったんだろうなー(´ー`)
 さて、約束は約束です。ユウトには洗いざらい喋ってもらいましょう。「俺は消えた時間については何も知らない。ゼロライナーの持ち主とも会ったことはない。これが質問の答えだ」……ええっ!? そんな適当な(´Д`) しかし、マジな話のようです。じゃあそれって何も知らないってことじゃないのかー、と思いきや、流石に悪いと思ったのかユウトも言葉を足します。「……これだけは言える。ゼロライナーは確かに一度消えた。でも、それが今はあるってことだ」それだけ言い残して、ユウト(とデネブ)はデンライナーから去っていきました。それは希望の言葉なのか、それとも……? しかし良太郎はポジティブに受け取ります。「もしかしたら、ハナさんのいた時間もゼロライナーみたいに……!」「そんな、まさか……」喜びきれないハナ。次第に空気が重く積もっていきます。が、そこに「はーい、ハナさんからの差し入れでーす!」とバケツプリンを持ったナオミさんが登場! 『おおーっ!!』と歓声をあげるタロウズ。が、しかし「なんと! ハナさんのお手製でーす!」と言った途端「ダメだこりゃ」と蜘蛛の子を散らすように離れていくタロウズ。「ちょ、ちょっと!」そりゃハナも怒りますって。「気が向いただけよ!」と怒るハナに「ほんとに食えるんだろうなぁ!?」とモモ。速攻でぶち蹴られます。「き────っ!?」と悲鳴をあげるハナ、そういえば足ケガしてましたもんねぇ(´ー`) ぶっ倒れるモモタロスに、我先にと逃げ出すキンタロスとウラタロス。あんたら、その情けなさは泣けるで〜?
 そんなこんなで、デンライナーは今日も平和です(゚∀゚)アヒャ!


 続く


●ストーリー考察


・ユウトに「そうじゃなかったら……僕、絶対許せない!」と断言した上、ほとんど睨むような視線を射る良太郎。これはかなり珍しい出来事。電王になるときでさえ「よくわからないけど、やらなきゃいけないことだってことだけは、わかる気がする」という言い方だった良太郎が、はっきりと「許せない」と言い切るのはよっぽどのことなのだ。それだけハナに対して感情移入しているのもあるだろうし、ユウトという尊敬する「桜井さん」の名前を名乗る少年に対する反感もあるだろう。この一件でさらに、良太郎とユウトの、互いに対する認識は改まっていくことになるだろう。

・「良太郎だってあいつキライでしょ」とリュウタロス。特に否定もせず、どちらかというと無言で肯定している良太郎。口には出さないが、内心ではかなり反発心を抱いている様子だ。

「何をしても止めるよ。君と一緒に消えることになっても」と良太郎。かつてモモタロスの悪行に対して、体を張って「ごめんなさい」と言わせた良太郎だから、真実味がかなりある。リュウタロスは普段は子供っぽいが、人間の深層心理などそういったことに関してはかなり聡いところがあるので、この台詞が良太郎の本心であることは間違いなく感じ取っているであろう。だから何も言い返せなかったのだ。

・「ごめんね、いつも助けてもらってばっかりで」「何言ってるの、私は良太郎を守るのが……」「ありがとう」という、良太郎とハナのやりとり。二人の間にある絆がかいま見えるシーンである。良太郎がユウトに対して「絶対許せない」とまで言う、これがその最大の理由と言っていいだろう。ハナと良太郎、二人の間には強く確かな絆がある。しかも最初の頃と比べると、良太郎の立ち位置が劇的に変化しており、彼らはいつの間にか対等になっているのだ。良太郎は強くなった。正しい方向に向かって。個人的にそう感じたワンシーンだった。

・「なんでハナクソ女のためにそこまで」とデンライナーのモモタロス。協力するタイミングを見失ってしまったのだろう。ちょっと寂しげ。

・「キンちゃん、モモタロウに教えなきゃ」とウラタロス。本人がいないとき、実は呼び捨てにするウラ。こういうときに本音が出るのが実に詐欺師っぽい。

・過去へ繋がる穴には大きいとか小さいとか、個人差があるらしい。

・これまた個人差によるものだろうが、過去への穴が開かれると痛がる契約者もいる。

・さすがにきぐるみ状態ではウラタロスの釣りもうまくはいかない。

・桜井(大)の背格好や服装がたびたび微妙に違う。撮影スタッフの手抜きなのか。それとも、何かの伏線なのか。もしや、良太郎が見たのがたまたま「桜井侑斗」だっただけで、「帽子とコートの男」は桜井以外にも複数存在するのか? ならば背格好が違ったり、桜井がなくしたはずの懐中時計を持っていても不思議ではない。いわゆる「タイムパトロール隊」的な組織だったりするとおもしろそうなのだが。(組織のシンボルはもちろん例の懐中時計)

・ゼロノスの残りカード枚数は8枚。一枚使ったから残り7枚。

・「多いのか少ないのかわからないけど」とユウト。これはつまり、自分の目的を達成するために必要な枚数と比べて、という意味だと思われる。ゼロノスへの変身能力は、もちろんユウトの目的を達成するために必要な物だ。だからこそ彼はこれまで表舞台に立たずに出し惜しみをしてきた。何故なら、目的を達するためにはどれだけ変身しなければいけないのか、わからないからだ。しかし、同時に「自分の目的は達成される」という未来を知っている節もある。だから場合によっては変身することも辞さない。前回もそうだが、今回の変身も、言ってしまえば「お節介」であり「彼の本来の目的とは無関係」である。それでも変身すると言うことは、やはり良太郎達デンライナースタッフに対して何かしらの感情を抱き始めているという証拠なのだろう。

・「最初に言っておく! 一緒にするな! レベルが違う!」とユウト。重要なのはこの台詞の後、良太郎が「ユウト……」と言ったところだ。なんと初めて名前を呼んで、呼び捨て。みごとフラグが立ちました。

・ユウトに向かって飴を投げつけるリュウタロス。それを体を張って庇うデネブ。このワンシーンでリュウタロスの嫌悪の感情、デネブの忠義の感情がわかりやすく表現されている。

・ユウトは実は肝心なことは何も知らない。消えた時間のことも。ゼロライナーのオーナーのことも。もし仮に「時の番人」とでも呼ぶべき組織があり、ユウトがそこに属しているとしたら、彼は本当に末端の戦闘員と言うことになるのだろう。で、上司が未来の自分だとか。うーむ、どこかの憂鬱少女ストーリーのようではあるが。



23話『王子降臨! 頭が高い!』

●ストーリー紹介


 えー、皆さん。早速ですが恐い顔のオーナーからお知らせです。「皆さん! ちょっとした問題が発生しました……!」なにやらオーナー曰く、乗客から「列車の中で動物の鳴き声がする」というクレームがあったのだとか。それも一匹や二匹ではなく、かなり多数の。その上、食堂車の食べ物も知らない間に減っているらしく、「それってモモ達じゃないの?」とハナが言いますが、モモ達にしてみれば「誰がそんなコソドロみたいな真似すっかよ!」ってなもんです。まぁ鳴き声に関してはキンタロスのいびきじゃないのか、って話もあるみたいなんですけどね。「zzzz……あん? そりゃ濡れ衣や! おれはイビキなんか──」かいていないで、とか図々しいことでも言おうとしたんでしょうかね? キンタロスは急に口を噤むと、「……なんや、足元がぬくいな」。全員、一斉にキンタロスの足元に視線を向けます。

 犬。

 そこには犬がいました。しかも子犬。っていうかキンタロスの足にションベンひっかけてるし!(゚∀゚)アヒャ! 「いぬーーーーっ!」と誰かが叫びました(主にナオミが)。すると、デンライナーの中は上へ下への大騒ぎ。ハナやナオミやオーナーやウラタロスが犬を捕まえようとするのに対して、一人で「いーーーやーーー!」と叫んだのは、誰あろうモモタロス。どうやら犬が嫌いみたいですね。モモタロスのくせに。ああ、モチーフが鬼だから犬嫌いなんですかね? それとも動物嫌いとか? カメとかクマもキライっぽいですしね(゚∀゚)アヒャ! 犬もそんなモモタロスを虐めてやろうと思ったのか、なんと追いかけ回すじゃないですか。そりゃモモも逃げまくりますよ。終いにはモモが「神様……!」とおかしなポーズで祈りを捧げますが、意外にもそれをスルーして子犬は隣の車両へ飛び込んでいきました。ハナ達がその後を追いかけて辿り着いたのは、なんとも言えない妙な部屋でした。無駄に豪華、無駄に羽根ひらひら、無駄に香が焚かれているという、デンライナーらしくない空間です。っていうか動物だらけですしね(゚∀゚)アヒャ! デンライナーはいつから動物園になったんですか? ……あれ? ちょっと待ってください? なんか部屋に中央に妙なもんがいますよ? なんか白くて、鳥っぽくて、でも大きさは人間ぐらいで、

 いや、あれはどう見てもイマジンだ!?Σ( ̄□ ̄;

 というわけで五番目のイマジン・ジークの登場です。と、ここでちょうどよくR良太郎が子猫を拾って帰ってきます。「あー、見つかっちゃったんだ」とリュウタロス。「見つかったじゃねえ!」と周囲から思いっきり文句つけられます。「僕、鳥も好きだしー」とリュウタロスは言いますが、いやいやいや、イマジンだから。鳥じゃないから。まぁそんなツッコミはさておき、白いイマジン・ジークは言います。「無礼だぞ、お前達。私の前では、礼節をわきまえてもらおう」そう厳かに告げる彼の胸には、何故か赤ん坊が抱かれていました。

 っていうかOP前の前振り長いよっ!!( ̄Д ̄;

 ま、とにかく、赤ちゃんにケガさせないように状況を把握しなければなりません。ハナが前もって「あんた達も興奮させないようにしてよ!」とタロウズに釘を刺しますが、次の瞬間ジークが「あぁ、そこのお手伝い。……お前ではない、そこの」とハナを指差したら「あたしが……お手伝いぃ!?」と釘刺した本人がいきなり興奮状態に。慌てて良太郎やモモが「し〜っ!」とハナを鎮めます。「子守を命じる。我が兄弟だ、ありがたく、大切に扱え」と赤ん坊をハナに渡すジーク。「お前、いったい何者?」とウラに問われ「我が名はジーク。呼ぶときは、気軽にプリンス≠ナもかまわん!」と厳かに答える白のイマジン。「それで、この赤ちゃんはどこから?」と良太郎が聞くと「最初から」とも。「……まさかとは思うけど、赤ちゃんに憑いてるとか……?」「もちろん憑いている! 思わぬ形ではあったがな。しかし、この私が赤ん坊の姿でいるのは屈辱的だ。……お前はちょうどいい」と、突如ジークは光の球体となって良太郎の体に突撃! なんと、いきなり良太郎の体に取り憑いたではありませんか!

 「降臨!」

 諸手を挙げて宣言するS良太郎。なんともはや、高貴なお姿です。が、もちろん「何やったんだテメェ!」と文句がつくのが自然の流れ。激高したモモタロスが突撃です。が、しかし。あっさり返り討ち……というか、すり抜け? ジークを良太郎から追い出すどころか、速攻で自爆してしまいました。しかも倒れたところにソファーを乗せられ、S良太郎に乗っかかれてしまう始末。モモ完敗です。
 さてその頃、デネブとユウトは買い物をしていました。もちろん、デネブが街中を闊歩してたら大騒ぎになってしまうんで、Dユウトという形で。「ユウト、何が食べたい?」とスキップしながらDユウト。頼むからユウトの顔でそんな気色悪いことしないで、と見ているこっちまで言いたくなってきますね(´Д`;) ところが、そんなDユウトの近くでイマジンに狙われている男性が一人。なにやら赤ん坊を捜しているようなのですが……? とにかく怪しいので、Dユウトからユウトに戻り、彼らは追跡を開始します。
 場所は戻ってデンライナー。優雅にコーヒーを堪能するS良太郎。そんな王子様にとりあえずリュウタロスでアタックを仕掛けてみましたが、なんとなんと、あの力の強いリュウタロスでも良太郎からジークを追い出すことができませんでした(゜Д゜) 一体何者なんでしょう、このジークというイマジンは? 「とにかく、まず事情から聞かせて。あの子、早くお母さんの所へ帰さなきゃ!」とハナ。すると、「良いことを言った。赤ん坊には、母が必要だからな」とジーク。一応、赤ん坊を帰す気はあるようです。ハナはちょっと意外だったようですが。というわけで、ジークの身の上話です。まぁ、ぶっちゃけほとんど憶えてないらしいんですけどね(゚∀゚)アヒャ! えーと、まずはとある女の人に取り憑いたんだそうです。それが赤ん坊の母親だったわけなんですが、その取り憑いたのが半年前。なんとそんな前から取り憑いていながら、契約もなんもしてなかったんだとか。いや、正確には「したような気もするが……憶えてない!」というわけでして。「憶えてない、って……過去には飛ばなかったの?」「何故、この私が動く必要がある? 動くのは私ではなく、世界の方だ!」もう誰か止めてやってください(´Д`;) で、なんかお母さんの中は居心地が良くて、そのうち深い眠りに誘われて、気がついてみたら赤ん坊と一緒に生まれてきて≠「たんだとか。で、目を覚ましたら赤ん坊の中にいて、外に出たら見知らぬ場所で、とりあえずウロウロしていたらリュウタロスに拾われた、と。「主なきものたちよ、この私がお前達の主となる以上、心配はいらない! いいか、我が兄弟の母は、我が母でもあるのだ。家臣一同、一丸となって母を捜すのだ! ゆけい!」と偉そうにS良太郎。もう主気分です。たまりませんね、こういうタイプは(´Д`;) もちろん全員がジークの指示を完全シカト。が、次の瞬間「お伴その1」呼ばわりされたモモがブチギレ。S良太郎に殴りかかろうとしたところを、すぐさまウラタロスとキンタロスに止められます。が、なにげに止めにきた二人も、モモを止める振りをしてS良太郎の足を蹴ったり踏んだり。けっこー怒ってたんですね(´Д`;) 「……お前達! 主に反抗するというのか!?(ちょっと声がうわずる) 頭が高い、頭が高ぁい!」と一喝。すると、なんということか、モモ達三匹の体が段々と小さくなって……マッチ棒ぐらいの大きさにまで縮んでしまったじゃありませんか!(゜Д゜; 「心配するな、時間が経てば、戻る」と涼しげなS良太郎。これはこれは、いやはや、リュウタロス以上の問題児登場、って感じですかね?
 さて、例の赤ん坊を捜しながらイマジンに狙われている男、名前を……あ、すみません、名前不明ですわ(゚∀゚)アヒャ! というわけで便宜上「誘拐男」と呼びます。さて、その誘拐男、とうとうイマジンに取り憑かれ、熱気バサラ的な声で契約を迫られます。「ただし、あまり面倒でない奴にしろ」と微妙な注文とともに。っていうか、その台詞はやる気なさすぎだろ(´Д`;)
 小さくなってしまったモモ、ウラ、キンがコーヒーカップに入れられてリュウタに虐められているのをBGVに、オーナーが色々と説明台詞を吐いてくれます。「なるほど、そりゃまたかなり特殊なイマジンですね。契約者がすでにいるというのに良太郎君に憑いて独占できるんですから。おそらく、2007年に生まれる≠ニいう形で現れたことが、彼を特殊にしているんでしょうねぇ。存在する力が他のイマジンより強いんです。しかし……赤ん坊というのは、どうなんでしょう?」とまぁ、オーナーが喋っているうちにモモ達の顔だけがでかくなったり、いきなり元に戻ったせいでコーヒーカップが砕けたりしましたが、もうどうでもいいですね。
 というわけで、母親探しです。手掛かりは、鷹山という名前と大きな屋敷、そして鳥の羽のような印。これだけを頼りに、ハナはS良太郎を待たせてミルクディッパーへ情報を収集しにいきます。運良く、というか都合良く、ビッグバード尾崎が手掛かりまんまの情報が載っている新聞を持っていたので、それを拝借(というか破りとって)し、すぐにS良太郎の元へと戻りますが、案の定、彼はすでに移動済。離ればなれになってしまいます。余談ですが、尾崎が持っていた新聞には彼の写真が載っていたそうです。小さい写真で。ま、その写真もハナによって遠慮無く破られましたが(゚∀゚)アヒャ!
 というわけで、やってきました鷹山邸。まぁハナよりも先にやってきたのは、不意に鷹山邸の場所を思い出したS良太郎なんですけどね。(実はそれ以前にサソリイマジンとユウト&デネブも来ているんですが)赤ん坊連れでやってきたものですから、早速警察の人に囲まれて一悶着起こしてしまいます。そりゃ赤ん坊がいなくなったら警察に通報してますよね、もちろん(´Д`;) で、警官といくらか問答した後、「不愉快だ。ここは、お前がおさめろ」といきなり良太郎にすべてを丸投げするジーク。ヒドス。恐い人達に囲まれて困り果てた良太郎を助けてくれたのは、意外にもユウトとデネブでした。もちろん、理由がないわけじゃありません。例のサソリイマジンが動いたのです。おそらく、ターゲットは赤ん坊の母親でしょう。自分が変身するとカードがなくなるので、ユウトはわざわざ良太郎を戦わせるために助けてくれたのです。……別に良い奴ではないですね、これ(´Д`) 逃亡中に、新聞を頼りにやってきたハナと合流したりで、なんだかんだと変身です。選択するのは、もちろん一番頼りにしているソードフォームです(゚∀゚)アヒャ!

「いーいタイミングで出てくれたな。おかげでストレス発散できそうだぜぇ!」
「こっちは最悪の気分だ」


 舞台は変わって河川敷。というか、橋の下です。ヤキトリ野郎やらリュウタ相手に溜め込んだフラストレーションを一気に爆発させるモモタロス。マジTUEEEE!!(゚∀゚) サソリイマジン、ほとんど一方的にボコられてしまいます。が、途中でサソリイマジンの攻撃が赤ん坊の母・鷹山女史の頭上のコンクリートを砕いてしまったから、さあ大変! こぼれ落ちる砂のように落ちてくる瓦礫から救うため、電王はコンクリートの雨の中へ突入します! これによってサソリイマジンは逃がしてしまいましたが、肝心の鷹山女史はアックスフォームのパワーもあって無事に救出成功。とりあえずは、めでたしめでたしです。
 が、世の中はそう簡単に問屋が卸しません。今頃のこのことやってきたパトカーがウィーンウィーンいいながら近寄って来るではありませんか。だっていうのに、良太郎はハナだけを逃がして自分は残ると言い出します。警察に話さなきゃいけないことがあるから、とのことなんですが。正味、赤ちゃんを母のそばに置いて一緒に消えた方がいろいろと都合良い気もするんですが(´Д`;) そりゃー離れたところから捕まる良太郎を見つめていたユウトも「どれだけ運が悪いんだ」と吐き捨てますよ。いやー、あれは運が悪いと言うより、人が良すぎるだけの気が(´へ`)

というわけで、後味悪く続きます。




●ストーリー考察

・「「ねぇ〜」」とナオミとオーナー。ちょっと仲が良い。ひるがえって、モモとウラの場合は「ねー?」「……」(バン!とモモがテーブルを叩き、ウラが振り向く)「ねー!」「ねー」という感じ。うっわ、仲わっるぅ……(´Д`;)

・デンライナーに動物を持ち込むのはルール違反。ペット同伴の場合は、ペットのチケットも必要なのだろうか?

・日頃のトレーニングをかかさない良太郎。少しずつではあるが、成果は出ているらしい。(と言っても全然遅いが)

・良太郎は右手に腕時計を巻いている。左利きだっただろうか?

・ジークのいる部屋では羽根がひらひらと舞っている。オープニングの映像に関係があるかもしれない。

・OP映像に新カットが。ゼロノス関係の数カットと、デネブのダンス。デネブのダンスはタロウズの場所をランダムに奪って表示される。

・「気軽にプリンスで構わん」「おいおい、随分美味そうな名前じゃないかコノヤロウ」「アホか、プリンちゃう。プリンスや」「……そうなの?」そんなにプリンが好きか、モモタロス(´Д`;)

・ジークにはイマジンを小さくする能力がある。

・ジークの支配力が強いのは、とりあえずはオーナーの説明台詞の通り。この時代に生まれ直す≠ニいう形で、存在する力が極端に強くなっている。……だが、これもあくまで仮説であることを忘れてはならない。

・ふいに鷹山邸の場所を思い出すジーク。これまで聞いていた経緯を考えると思い出すというか、そもそもルートがわからないと思うのだが。

・デネブの両手はベガフォームにならなくても、銃としての機能を持っている。しかも弾には非致死性のものもあるようだ。


24話『グッバイ王子のララバイ』

●ストーリー紹介


 仮面ライダーの主人公がタヒーホ!(゚∀゚)アヒャ! よく考えたら正義のヒーローが国家権力に逮捕されるってすっごい話ですよね。国家の正義は正義にあらず? まぁよくある話です。そんなことより、問題のイマジンを一目見るためにユウトがデンライナーにやってきましたよ、と。なんだかんだでデンライナーの中に遊びに来る率が高くなってきましたね、ユウト。このツンアホちゃんめ♪ 「あれか」とジークを見てユウト。そんなユウトにハナがジークのことを説明するのを背景に、いつものようにデネブは飴ちゃん持ってジークにお近づきの挨拶をかまします。もちろん、気高き王子のジーク様ですから、「ユウトをぉぉ、ユウトをどうかよろしくぅぅぅ!」という、うっとうしいデネブ母さんの接待にあっさりプチキレ。「頭が高い、頭が高ぁい!」とこれまたイマジン縮小の術が発動ですよ。まぁタロウズと違ってデネブはちっちゃくなったことを喜んでますけどね。ジークはハナとユウトを指差し、こう言います。「仮の住まいとは言え……我が部屋に勝手に踏み込むな!」うーわー、どんだけ〜(´Д`;)
 良太郎が逮捕されたってことは、もちろんミルクディッパーの愛理姉さんに連絡が行くわけで。流石の愛理姉さんもちょっとタジタジです。で、ソフトバンクの回し者ことビッグバード尾崎がワンセグ携帯を取り出して見れば、ちゃっかりニュースが流れているわけですよ。でもってモザイク入りとはいえ良太郎が映っているわけですよ。顔にモザイクいられた仮面ライダーの主人公って前代未聞なんだろうなぁ〜(´Д`;)
 ってなわけで取り調べです。「どうして君が、あの赤ん坊を連れていたんだ?」と優しさ担当の刑事さん。「……たまたま、歩いてたら、見つけたっていうか……」という感じでしどろもどろな良太郎。「ふざけるのもいい加減にしろ!」バーン!と恐い担当の刑事さん。もはや追い詰められた小動物みたいな良太郎になす術はありません。っていうか、怒鳴られた瞬間に白目向いて気絶しました(´Д`;) なので、やはりここはタロウズの出番だな、と。まずはモモタロスが入って、超開き直りモードから。「やってねぇもんは、やってねぇんだよ!」「なっ!?」いきなり豹変した良太郎にマジビビる刑事さん達。「さっきからチマチマつつきやがって、気持ち悪いんだよ! 言いたいことがあるならはっきり言え!」と啖呵を切るモモタロス。これに覚悟を決めた刑事は「わかった……君が子供を誘拐し、脅迫状を出した誘拐犯だな?」と単刀直入に言います。すぐさま「なんだと!?」とプッツンするモモ。いきなり乱闘モードです(゚∀゚)アヒャ! これじゃ話になりません。ウラタロスと選手こーたーい。「すみません、先程の暴言は……海に流していただけます?」「海ぃ!?」これまたいきなりの豹変。いまや相手の反応にタジタジするのは刑事達の方です。「僕があの赤ん坊を見つけたのは……」と絶妙な間を挟みながらしゃべり出すウラタロス良太郎。流石に自白中の人間にツッコミを入れるのは業界人としてまずいのか、黙って聞く刑事さん達。まさかこれが、お喋り地獄の始まりだとは露も知らずに。
 あ、さて、ウラタロスが喋っている間に今回の契約者の紹介でもしましょうかね。名前は増田。5年前、鷹山グループを首になったのをきっかけに人生の下り坂をローリングストーンしている男です。目的は金。身代金です。ただ「死ぬほどの金が欲しい」ってわけじゃなくて、「自分を首にした鷹山から金を巻き上げたい」っていうのがミソです。というか、サソリイマジン的には「めんどくさい望み」になってしまっている所以ですね、これ。
 と、そろそろウラタロスの長い長い長い自供が終わって、書記係のおじさんがバタンキューした頃合いですね。「じゃ、キンちゃんあとよろしく」ってなわけで、そりゃキンタロスのすることと言ったら「ZZZ……」って居眠りぶっこくか、「俺、泣きたくなってきました」と言った刑事さんの台詞に反応して、首をグキッと鳴らして紙を散らしながら「泣けるでぇ!」とわめくかのどれかしかないわけですよ。はいはいワロスワロス(゜ワ゜) いやはや、落ちているんだか落ちてないんだかよくわかりませんが、これにて取り調べ終了ということで、一つ(゚∀゚)アヒャ!
 「ジーク起きて! 誘拐犯捕まえに行くわよ!」とズカズカとプリンスの部屋へ入ってきたのは、誰あろう我らのハナ女王です。高貴をきどった白鳥イマジンを腕ずくで働かせるつもりです。どうでもいいですがハナを演じる人は白鳥百合子さんと言います。ほんとどうでもいい話ですが。「何故、わたしがそんなことを?」とこれまたプリンスな反応をするジーク。素で言っているからすごいですね(´Д`) 「何故? 誰のせいで良太郎が捕まったと思っているの?」と全身から怒りのオーラを放つハナ。「原因は全部アンタじゃない!」と一気に爆発します。これに対してジークは、しかしいつもの調子で「主のために懸命に働くのが家臣の役目だ。それが、家臣の喜びでもある!」と傲慢全開で言い放っちゃったわけですよ。


 ハナ→バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!←ジーク


 あー久々に使ったなーこのアスキーアートーとか思いつつ、久々のハナパンチがキターーーー!(・▽・) マジでジーク殴り倒されました。

「いい加減にしなさいよ! みんなこれだけ苦労しているのに、自分はなにもしないで踏ん反り返って、アルジアルジって! じゃあ主らしく家来の面倒みたらどうなの!?」

 この激しい啖呵に、意外や意外、ジークはうんうんと頷くではないですか。「おお、確かにその通りだ……」と。さらには驚くべき事に、「私は間違っていた!」と認めるジーク。「今度からはちゃんと家臣達の働きに対して、ねぎらいの言葉をかけよう! ご苦労、と!」…………あんまりわかってないですね……(´Д`;) まぁ根っからの貴族みたいなんで、仕方ないと言えば仕方ないですか。あ、さて、ハナに殴られてしまったジークですが、衝撃が変なところへいったのか、はたまたMの素質があったのか、ハナへの態度を急変させます。なんとハナのことを「姫」と呼び始めたのです。「今まで、殴ってまで私を戒めてくれる者などなかった……心から、嬉しいと思うよ、姫!」まー、アレですね。怒られているうちがハナ≠チて言うじゃないですか。多分、ジークにはそれがわかっていたのでしょう。ただ、変なフラグが立たなきゃいいんですけれど(´Д`;)
 舞台は変わって鷹山邸。ユウトとデネブが調査中です。調べたところ、すでに鷹山のお母さんは病院から帰ってきて、屋敷にいるようなのです。これは間違いなく、ここにイマジンが現れるに違いありません。が、肝心のお母さんは何も知らずに子供とお昼寝中。が、そんなとき、ジークが赤ん坊の唇を使って言葉を紡ぎます。「たすけてくれたのは、のがみ、りょうたろう」と。これは大切なメッセージです。それこそ良太郎の将来を左右するような。眠ったまま聞き流されてしまうんじゃないかと心配しましたが、なんとかギリギリで鷹山母の耳に、ジークの言葉が届きます。これが功を奏し、みごと良太郎の釈放へと繋がるのです。「被害者から……犯人ではないという証言があった」と、しぶしぶ良太郎を釈放する警察の皆さん。というか、被害者の証言もなしに取り調べしてたのかよ!(´Д`) ほんと腐ってるぜ国家権力!(←何があった?) しかし、釈放されたのもつかの間、良太郎はいきなり迎えに来た鷹山の車に乗せられて、鷹山邸に招待されることに。
 高級車で案内された鷹山邸では、母子が良太郎のことを待ち受けてました。今回かけてしまった迷惑と、お礼を兼ねて、色々とお世話させて欲しい──とのことなのです。もちろん良太郎のことですから、「いいえ、そんな……」と断るところなのですが、いいところでジークが良太郎の体に乗り移るわけですよ。もちろん高貴なジークさまですから、お礼をもらうなんて当然の当然、遠慮なんて一切ありません。っていうか、普通に「わが母、わが兄弟……」とか言っている時点で追い出されないのが不思議でしょうがありません。(´Д`) まぁ鷹山母も見た目通り「不思議ちゃん」なのかもしれません。というよりも、貧乏人にはお金持ちの考えることはわからないのです。わからなくていいのです、はい。「我が母、我が兄弟……そして、我が城!」と鷹山邸を超気に入るジーク。が、実際問題、世界はジークを中心に回っているわけではありません。ここで大変な問題が浮上します。即ち──ジーク消滅の危機、です。オーナー曰く「契約者が幼すぎたのです。イマジンの存在を維持できないほどに。イマジンの基盤はいつも記憶です。姿形も契約も過去へ飛ぶのも、人の記憶に依存しています。しかし、赤ん坊の記憶は日々塗り替えられてしまいます。もう赤ん坊の中では、ジークの存在は完全に消えているでしょう。繋がりは、消えたのです。それは即ち、契約者と死んだと同じ意味を持つ!」そう、契約者が死ねば、憑いているイマジンも消滅します。赤ん坊の中からジークの存在が消えた以上、もはやジークには消滅する以外の未来はないのです!
 さぁ、そんな時に限ってサソリイマジンが再び鷹山母を攫おうと鷹山邸へやって来ました! 鷹山母を気絶させ、連れて行こうとするイマジンを、しかしS良太郎がしっかり制止します。消滅しそうな体だというのに、S良太郎はサソリイマジンと向かい合います。すると、どこからともなく不思議なベルトが飛んできて、S良太郎の腰に巻き付きます。流れ出す高貴なメロディのシグナル。S良太郎はライダーパスをセタッチして、変身します。電王・ウィングフォームへと!!

 「降臨……! 満を持して!!」

 高らかに宣言する電王・ウィングフォーム。その姿を見たハナは思わず「電王……!?」と呟きます。そう、その姿はハナをしてそんな疑問を放つほど、常の電王と違っていました。黄金のスーツに、純白のオーラアーマー。これまで見てきたどのフォームとも接点がありません。そんな不思議なウィングフォームは、すぐさま己の武器を取り出し、サソリイマジンへ疾風迅雷の一撃を叩き込みます。どっ、と倒れ込むサソリイマジン。これに安心して余裕を見せていたウィングフォームでしたが、すぐに消滅による消耗で変身が解けてしまいます。そして、トドメを刺しきれていなかったばっかりに、根性で立ち上がったサソリイマジンに結局鷹山母を攫われてしまうジーク。必死で追いすがりますが、消滅寸前の体ではままなりません。「ジーク!」と心配して駆け寄ってきた良太郎に、ジークは言います。「良太郎……! 我が母を……!」息も絶え絶えに、ジークは言いました。

 「頼む……っ!!」

 その瞬間、「頭が高い、頭が高ぁい!」と言っていたジークが、頭を下げました。しかも地面に手を突いて、土下座するように。我が母を頼む、と良太郎に。これはただの土下座ではありません。高く、強いプライドを持つジークが、下げた頭なのです。本来なら下げられるはずのない頭を、下げたその意味……それがわからない良太郎ではありません。

 「待ってて……!」

 と、一言を告げ、良太郎は変身します。今までにない強い意志を秘めて。
 すぐにサソリイマジンを追った良太郎ですが、しかし寸前でサソリイマジンを過去へ逃してしまいます。すぐにチケットに情報を読み込む良太郎。やはり決着は、デンライナーで向かう過去になるということで。まぁ通例ですな(゚∀゚)アヒャ!
 というわけで、行き先は2002年の2月22日。ちょうど増田が鷹山グループの会社を首になり、荒れに荒れている時機です。まぁぶっちゃけ、鷹山グループも増田が使えない奴なんで解雇したんじゃないかなー、と思うわけですよ。優秀な人間はそもそも周囲に当たり散らしたりなんかしませんし、大体にして自分の人生の凋落っぷりを他人のせいにするような人間です。そりゃ首になって当然な仕事しかしていなかったのでしょう。それでも、荒れに荒れて街行く人達に「ああ!? ああ!」と文句をたれる増田。そんな彼の体からサソリイマジンが現れ、街を破壊していきます。大惨事です(´Д`) が、すぐにデンライナーが登場して、破壊を食い止めます。変身するのは、電王・ロッドフォーム! いつになく真剣な声で、ウラタロスは言います。「お前、僕に釣られてみる?」そう、それは遊びの声ではありませんでした。心から何かに対して怒りを抱いている、そんな声音だったのです。それを証明するかのように、いつもの軽口も嘘もなく、真剣に戦うウラタロス。遠慮も手加減もありません。本気でサソリイマジンをボコります。その途中で「カメの字、俺にもやらせてくれ。頼む!」と声を挙げるキンタロス。その気持ちがよくわかっているためか、ややあって「どうぞ」と戦いを譲るウラタロス。

 「俺の強さに、お前が泣いた!」

 というわけで「double-action AX form」が流れる中、男らしくサソリイマジンの攻撃を体を張って受け止め、与えられたダメージ以上の攻撃を繰り出すアックスフォーム!(゚∀゚)アヒャ! 肉を切らせて骨を切る! これぞ男の真骨頂! そして一気にトドメのダイナミックチョップ!!
 サソリイマジン爆散! これにて決着です!(゚∀゚)アヒャ!

 現代では、良太郎を釈放した後にも警察が色々と頑張っていたのでしょう、無事に本物の誘拐犯が逮捕されていました。逆恨みの大馬鹿者には当然の末路です。めでたしめでたし( *´▽`*)ワチョーイ
 が、そうは問屋が卸さない今回の電王。そう、ジーク消滅の聞きはまだ去っていないのです。デンライナーの中で、今にも砂上の楼閣のごとく崩れ去ってしまいそうな体で、しかしジークはしっかりと立ちました。いつものような高慢な調子で、彼は言います。「皆の者、ご苦労だった……! 感謝、する……!」そこまで言ったところで、再び倒れ込むジーク。ハナだけではなく、タロウズ全員が心配して駆け寄ります。その背後では、オーナーが巌のような顔で目を閉じ、座ってていました。と、その時です。オーナーの目がかっと開かれました。その視線の向かう先には──デンライナーへと駆け込んでくる良太郎の姿がありました。「オーナー、あの! このチケット、使えませんか!?」と良太郎が差し出したのは、なんとジークの姿が映し出されたライダーチケットです。そう! ジークは最初に2007年に来た際、ちゃんと鷹山母と契約を交わしていたのです! 過去へ飛ぶ前に、良太郎が念のために鷹山母にチケットをかざしてみたら、ドンピシャだったというわけです。「ジーク! やっぱり最初に憑いたときにお母さんと契約していたんだよ! 憶えていない?」と問うと、ジークはうっすら思い出したように語り出しました。そう、それは母の胎内にいたとき、こんな声が聞こえてきたのです。「やっと授かったんだもんね……無事に生まれますように……」と。それが最初の契約だったのです。そして、赤ん坊は無事に生まれてきました。そう、契約はすでに完了していたのです! 「ということは、過去へ飛べば、契約者との関係は全て絶たれる。当然、赤ん坊とも関係が無くなることになりますねぇ」とオーナー。つまり、鷹山母の過去へ飛べばジークは消滅せずに済むのです( *´▽`*)ワチョーイ が、よく考えてみたら、良太郎達は「イマジンが過去へ行くのを阻止する」のが使命なのですよ。これでジークを過去におくるって言うのは、時の運行的にどうなんでしょう? というわけで、ハナがとても暗い顔をしてオーナーに伺いを立てるのですが……んっふっふっ、まさかデンライナーのオーナーともあろう方がそんな冷たいこと言うはずがありません! 「いいでしょう、ただし、片道だけ」とチケットの使用を許可してくれました(゚∀゚)アヒャ!
 鷹山母の強く繋がっている過去とは、10年前。そう、結婚式の日でした。そんなめでたい時間に、皆に見送られながら、ジークはしっかりと降り立ちます。まぁハナに抱きつこうとして殴られたりしましたけど(´Д`;) 無事に消滅の危機を逃れ、力を取り戻したジーク。彼は光の球体となり、まるで祝福するかのように新郎新婦の上空を旋回し、青い空へ吸い込まれていくのでした。


続く



●ストーリー考察

・デンライナーまでジークを確認しに来るユウト。ハナも普通に事情を説明しているあたり、だいぶ馴染んでいるようだ。ハナもユウトに対してはほとんど反発心のようなものを持っていないようで、むしろ「電王と同じように戦える戦士・ゼロノス」としてユウトを扱っているように見える。やはり前回の情報提供が良い感じに好感度をアップさせたらしい。

・昼寝の多いジーク。契約者に取り憑いた後、深い眠りに誘われて、気付いたら子供に宿っていたジークなのだが、これは別に子供に問題があったわけではなく、もともとジークがよく眠るイマジンだっただけのようだ。

・普通にナオミコーヒーを飲んでいるユウト。味覚がイマジンに近いのか、それとも、味覚がイマジンなのか……。それともナオミコーヒーは彼好みの甘い味なのだろうか?

・もともと良太郎に根を下ろしているタロウズだけではなく、一度でも良太郎に取り憑いたイマジンはデンライナーから直で良太郎に憑依することができるようだ。今回、ジークがいきなり良太郎に憑依していたので、そういうことになる。あるいは、デンライナーにはそういう手法を使用できる特別な力が働いているのかもしれない。

・オーナー曰く、イマジンの基盤は「人の記憶」。つまり、契約者の「記憶」がなければイマジンは存在することもできず、ましてや姿形を保つことなど到底無理なのだ。極論、良太郎が記憶喪失になればタロウズにも消滅の危機が訪れるということでもある。となると、乱暴な言い方をしてしまえば、もし電王がいなければ、イマジン対策には「契約者を殺す」か「契約者が二度と目覚めない状態にする」ぐらいしかない、とも言える。

・消えゆくジークに対し、言葉もないタロウズ。同じイマジンとして、思うところがあるのだろう。流石のモモタロスも同情を禁じ得ないらしく、イライラ様子を見せていた。

・今回も登場、帽子とコートの男。もはや定番ですな。

・無駄口を叩かないウラタロス。自分にも戦わせて欲しいというキンタロス。彼らも今回の件に関してはだいぶ思うところがあったようだ。かなり真剣な戦いを繰り広げていた。「あの」ジークが頭を下げたというのもあるし、幼い赤ん坊と母親を引き裂くイマジンへの怒りもあるだろうし、「消滅」という自分達にもいつ降りかかるかわからない現象に対しての同情心などもあるのだろう。戦いには参加していないが、リュウタロスも随分口が重かったように思える。

・鷹山夫婦の結婚式は10年前。が、子供は赤ん坊。つまり長い間、夫婦は子供を授からなかったのだ。なので、誘拐犯が身代金目当てにその子供を攫ったのも、鷹山夫婦が良太郎に多大な礼を示したのも、十分に納得がいく。

・10年前の過去に片道で降り立つジーク。劇場版では10歳の良太郎が登場するので、これで劇場版にジークが登場するフラグが立った。劇場版公開までは、しばらくこういった「伏線はり」が続くと思われる。



25話『クライマックスWジャンプ』

●ストーリー紹介


 さぁ、仮面ライダー ホラー王の始まり始まり〜。嘘、そんなわけない。でもちょっとホラーチックなシーンから始まります。真夜中、良太郎の寝室、蠢く謎の影……鋭く光る瞳孔……そして、あたふたとするデネブ……え? デネブ? なんか真っ暗な良太郎の部屋でデネブが妙な生き物を追いかけ回してるんですよ。迷惑極まりない話ですが。しかも後からユウトも出てくるし。なんですか、夜ばいですか? しかも3Pですか? 朝から刺激強すぎですよね。え、っていうか、その妙な生き物はどう見たって恐竜!? そっちのがよっぽど刺激強いわ!(´Д`;) さて、いきなり部屋に入ってきた不法侵入者のユウトが、寝ている良太郎に言います。「おい野上、起きろよ」と。あらまー、勝手に入ってきて随分えらそうな物言いですよ。寝ぼけてポヤポヤな良太郎に、ユウトはさらに「いいからちょっと来い。手が足りないんだ。クライマックスシーンにな」と言います。クライマックスと聞いてモモタロスを思い出す良太郎は、まだ完全に寝ぼけています。らちがあかないので、ユウトはデネブに指示を下しました。拉致れ、と。というわけで、半分寝ている状態で部屋から連れ出される良太郎。何故かゼロライナーに乗せられて連れて行かれたのは、えーと……恐竜時代? 生の恐竜たちがそこらじゅうにいます(゚∀゚)アヒャ! 「ええええええ〜!?」と驚く良太郎に「説明は後だ」とユウト。ニカッ、と笑って彼が吹き付けてきたのは、どうやら催眠スプレー。……なんだよ、良太郎起こす必要なかったじゃん(´Д`;) そして、意識が落ちる直前に良太郎が見たのは、なにやらこちらに乗り移ろうとするウラタロスで……
 はい、目が覚めました。夢です。ぜーんぶ夢です。なんかユウトとデネブが来たような気がしますが、良太郎はちゃんと自分の部屋のベッドの上で目を覚ましたのですよ。だから多分夢なんです。いや、どう考えても劇場版への伏線なんですけどね、気にしないのがマナーってもんです。そんなわけで、ちょっと気になった良太郎はミルクディッパーに遊びにきたハナに、夢の話をします。「夢だとは思うんだけど、ただ、体があちこち痛いし……」話はそれますが日本人男性がとある外国に行くと、地元の男性に眠り薬を飲まされ、気付いたらベッドの上で体のあちこち……とくにお尻の穴がめちゃくちゃ痛くなっていることがあるんだそうです。みなさん気をつけましょうね(゚∀゚)アヒャ! 良太郎の話を聞くと、ハナはさっそくウラタロスに確認をとりにいってくれます。いい娘ですねぇ( *´▽`*) ところで、なにやら愛理姉さんが店内に妙な飾りをつけようとしています。どうも二時から学生さんの予約が入っているらしく、愛理姉さん的には飾り付けて雰囲気を楽しくしたいんだとか。しかし、良太郎も微妙な顔をしていますが、その発想はちょっとどうかと思います。
 デンライナーではハナがウラタロスに詰問していました。良太郎の夢の件です。が、もちろんウラは無罪を主張。僕はそれでもやっていない、みたいな。とかなんとか言っていると、いきなりモモがキラキラ輝きながら、「ハナさん。それは、良太郎君のドリーム☆ですよ。dream☆」とか言い出しました(´Д`) しかもキンタロスまで「HAHAHA、そうかもねぇ♪ ユウト君達に聞いちゃったりなんかしちゃったりすればいいじゃん?」


 お前ら誰だよ!?Σ( ̄口 ̄;)


 なにやらナオミ新開発の「ゴールドジェントルマンコーヒー」を飲んでこうなってしまったらしく。というかワサビ入りコーヒーってどうなんだ!? あんまりにキショイので流石のハナも引き気味です。いやはや、イマジンって愉快な生き物ですねぇ〜
 おっと、ここでハリケンイエロー……もとい、今回の契約者登場です。名前は青木。妹思いの優しいお兄ちゃんです。車の中で休憩しているところを、クモイマジンに取り憑かれてしまうのです。
 そんな頃、ミルクディッパーに微妙な客が来ていました。ユウトです。コーヒーを差し出す良太郎もけっこう嫌そうな顔をしていますね。それでも昨夜の事が気になるので、良太郎は思いきって聞いてみました。「あのさ、夕べ、デネブとうちに……」「あ?」「……なんでもない」あっさり引き下がっちゃいました(´Д`) まぁほとんど夢だと思っていますからね、仕方ないと言えば仕方ないですし、そもそもあの時のユウトはどう考えても「未来のユウト」ですもんねぇ。と、コーヒーにどばどば砂糖をいれるユウトに思わず声を挙げる良太郎。「悪いか、砂糖いれないと飲めたもんじゃないだろ」だったら飲むなよ(´Д`;)と突っ込みたいのですが、そこはそれ、姉さんの顔を見に来るだけのビッグバードやオカルトにも言えることですからね。スルーしましょう、スルー。と思ったらオカルトがやって来たー!(゚∀゚)アヒャ! しかも店の外で瓶を踏んで、文字通り転がり込んできたー! ケガしてるー!( *´▽`*)ワチョーイ ってなわけで急遽ケガを負ったオカルトを病院へ送ることになった愛理姉さん。迷惑千万な話ですが。結果として、良太郎は留守番と飾り付けを頼まれた上、ユウトと二人っきりになってしまいました。なんかヤな感じです。が、良太郎が振り向くと、そこにいたのはなんとDユウト。「野上! 事情はわかった! 一人じゃ大変だろう! この桜井侑斗が手伝うから安心してくれ! この! 桜井侑斗≠ェ!!」「いや、君、デネブでしょ?」良太郎の冷静なツッコミがはいりました。「余計なことすんじゃねえ! かわれ!」とユウトも怒ります。が、今回のデネブは頑固です。「ユウト! 友達は助け合わないとダメだ!」とテコでも動きません。仕方ないので任せてみたら、なんとユウトの体で笑顔、笑顔、笑顔のオンパレード。本来のユウトを知っている者からすればちょっと吐き気ものです(´Д`;) このデネブの接客に流石のユウトも音を上げて、しかたなくユウト本人が店を手伝うことに。いやいや手伝うことになったユウトですが、意外や意外、作業を進めるうちにだんだんと楽しそうな顔を浮かべるようになってきました。何の作業かというと、天井や壁に星の飾りで星座を描く作業です。あまりにもユウトが嬉しそうなので、つい良太郎も声を掛けてしまいました。「……もしかして、星とか好きなの?」あーあー言わなきゃいいのにね。その途端、またもユウトはムッスーとした顔で作業をするようになっちゃいました(´Д`) と、そんなところにちょうどよくやってきたのは、優しいお兄ちゃんの契約者、青木くんです。なにやらミーティングの資料を置きに来たんだとか。が、その足からはしっかりイマジンと契約した証の砂が(゚∀゚)アヒャ! こりゃ危ないぞ、ということで早速良太郎とユウトはこの青木君を追跡することになりました。お店の飾り付け放りだして大丈夫なんですかな? ああ、大丈夫ですね。良太郎がハナに電話をいれているので。……ってことはハナ、今度はウェイトレスデビューですかな?( *´▽`*)ワチョーイ 最近はうり子率高いですなー、ハナは。可愛いからいいんですけどね(゚∀゚)アヒャ!
 さて、青木君がミルクディッパーにミーティングの資料だけ持ってきたのには理由がありました。彼には体の弱い妹がいるのです。その少女はいつも病室の中にいて、星を見ることすら出来ません。そんな妹に、いつかはちゃんと星を見せてあげたい……そう願っている青木君は優しいお兄ちゃんなのです。というわけで、妹ちゃんの見舞いにきた青木君。かいがいしくリンゴを剥いてあげていると、突如イマジンが!! 「きゃー!」青木君を追跡して病院まできていた良太郎達の耳にも、妹ちゃんの悲鳴が届きます。慌てて病室へ走る良太郎とユウト! しかし、その途中で何故か良太郎はデネブに拉致られてしまいます。ホワイ、何故!? しかも「ごめん、クライマックスだから!」ってなんなのさ!? たった一人でイマジンのところに駆けつけたユウトこそ良い面の皮ですよっと。クモイマジンを殴り飛ばして「お前の相手は俺じゃない、野上!」と叫ぶユウト。もちろんそこに良太郎はいません。「?」となるユウト。イマジンも「??」。兄弟も「???」。なんとも微妙な間があいてしまいました(´Д`)  「くそっ、野上の奴、なにやってんだ!」よもや「未来の自分」のせいだともつゆ知らず、ユウトは文句を言いながらゼロノスへと変身します。

「最初に言っておく! 俺はかーなーりっ、機嫌が悪い!!」

 怒りにまかせてクモイマジンをフルボッコにするゼロノス(゚∀゚)アヒャ! もともと強いだけにもはや反則じみた展開です。が、途中からあんまりケンカチックな動きばかりするので、「ユウト! 落ち着け! こういう戦い方は良くない! 聞け! 自滅することもあるし、体力を消耗して持久戦になった場合……!」てっきり「そんな弱い者イジメみたいな戦い方はよくない」とでも言うのかと思っていたのですが、意外と的確なアドバイスにちょっと舌を巻きましたよ?(・・;) その後、落ち着いたユウトはデネブとバトンタッチして、ゼロノスはベガフォームへ!

「最初に言っておく! 今日はもうさっさと終わらせて、帰りたい!」

 ちょww デネブヒドスwww バカにしすぎwww というわけで、そりゃクモイマジンも「それはバカにされていると思って良いのか!? きええええええ!!」とマジキレしますわな(´Д`) 一気に反撃にでるクモイマジン。先程と違い、ベガフォームに次々と攻撃が炸裂します。「ちゃちゃっと終わらせたいなら、反撃したらどうだ!」と猛るクモイマジン。これに対し、デネブは力強く「わかったぁ!」と一言。そのまま、文字通り、「ちゃっちゃっと終わらせる反撃」を繰り出します。まぁぶっちゃけ、必殺技なんですけどね(゚∀゚)アヒャ! というわけで「スプレンデッドエンド」の一撃で屠られるクモイマジン。なんと「妹ちゃんに星を見せる」という契約を完了することなく、そして過去へ飛ぶこともなく倒されてしまいました。なんと哀れなイマジンでしょう……(´Д⊂)
 その頃、デネブにゼロライナーへ拉致られた良太郎は、なんとゼロライナーのなかでユウトと再会します。が、なんだかそのユウトは雰囲気が違います。にやり、と笑うユウトに、何故か色々な時代、場所へと連れ回される良太郎。しかも行った時代や場所によってや、ゼロライナーがもう一台、しかもデンライナーもいて、ゼロノスが見たことのないライダーと戦っていたりするのです。良太郎はゼロライナーに乗って、隣にはちゃんとユウトがいるというのに。「どういうこと……?」「言ったろ。クライマックスに手が足りない、って」そうして連れてこられたのは、どうやら日本の戦国時代。見下ろす眼下には……なんと、忍者軍団と戦うタロウズの姿が! しかも全員が完全体になった状態で! 「……また、夢?」まさしく、そう思いたくなるような光景でした。そうこうしていると、どこかから恐竜のようなデンライナーのような列車が飛び出してきて──

わけのわからない状態のまま、次回へ続きます(´Д`)



●ストーリー考察


・初登場、良太郎の部屋。タコや日本人形など妙に和風なものが多く、また何故かベッド脇にいくつも時計が置かれている。おそらくだが、良太郎は元々寝起きが悪く、気絶して目覚めるのが遅い(体をばりばり使われても気付かない)のもそのためだと思われる。というか、表現がいちいち細かい。そんな電王が私は大好きだ。

・寝ている良太郎を連れ出し、気絶させ、ウラタロスを憑依させるユウト。劇場版に電王4フォームが同時に存在するシーンがあるので、その伏線だと思われる。何故なら、「良太郎が四人いれば」電王も四人になるのだから。

・どうでもいいが、よく見るとゴールドジェントルマンコーヒーを飲んだモモに眉毛が追加されている。ほんとうにどうでもいいが。

・ゼロノスのラクガキをぐちゃぐちゃにするリュウタロス。未だ禍根は消えず。ケンカ再発はそう遠くなさそうだ。

・「苦くない珈琲、研究しなきゃね」「無駄だと思うよ」心底不機嫌そうな顔で言う良太郎。愛理に対して明るい表情をつくることすら忘れている。それぐらい本音の台詞だったのだろう。良太郎が他人にこういったコメントをするのは非常に珍しい──というよりも今回が初めてだ。それほどユウトに対して反発心を持っているとも言えるが、同時にうわべだけではなく「本心」を剥き出しに出来る相手だ、ともいえる。本心を晒しあう、それは「友達の条件」の一つだ。愛理が微笑んだのも、そういったあたりを悟ってのことだと思われる。

・ユウトの体から出ていかないデネブ。リュウタロスやジークの例もあり、特異点=イマジンを完全制御できる、という公式はまったくなりたたなくなってきた。結局はオーナーの言っていた「存在の力」やイマジンと特異点の意志の強さなどによって、肉体を使用できるかどうかが判定されるのだと思われる。今回のデネブは、頑固になっていたのでユウトにも追い出せなかった、ということだろう。

・敵の忍者をひきつれて「あー、忙しい忙しい、クライマックスシーンに間に合わない!」と劇場版デネブ。どうやら劇場版ではあちらこちらと時間と場所をめまぐるしく移動するようだ。

・ユウトは星好き。失踪した桜井侑斗も天体マニア。共通点ではある。とはいえ、これでユウト=桜井侑斗の過去の姿、と確定できるわけでもないのだが。

・今度はミルクディッパーの店番をするナオミとハナ。ハナはだいぶ性格の角がとれてきたように思える。

・「なんとなくイマジンの気配がするんだよ」とユウト。そういったものを感じ取れるらしい。しかもスパイダーイマジンが動き出したときには「……くる!」とも。何か特殊な技能があるのか。それとも、ユウトも「イマジンに近い存在」だからなのか。

・ゼロノスの戦いを、少し離れたところでどっしり構えて見守るデネブ。的確なアドバイスもさることながら、良太郎とそう年の変わらないユウトのような少年があれだけの強さを誇っているのは、デネブの指導によるものとみて間違いないだろう。

・ベガフォームの戦い方は、敵の攻撃をしっかり受け流して強烈な一撃を叩き込む、というもの。アックスフォームとちょっと似ているが、真っ正面から攻撃を受けて耐えるのではなく、ちゃんと武器などで受けたりしているので、実に「武人らしい」戦いだと思える。

・というわけで劇場版への伏線2回目。時間制限のある劇場版の裏話を本編でやっているような感じだろうか。これまでにない新しい手法だと言える。


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