45話『蘇る空白の一日』
●ストーリー紹介
仲良くクリスマスの飾り付けをしている良太郎と、愛理姉さんと、コハナはどう見たって家族なわけですよ。家族同然なんですよ。そりゃもう、昔同じように飾り付けをしていてずっこけた桜井さんも。てか姉さん笑いすぎですから(´Д`;) それにしても、良太郎が良太郎宛に懐中時計を送っているとは。しかも記憶にないって、それってどんなミステリィ?
それにしてもイマジン達はクリスマスを楽しみすぎである。髭とか化粧とか、なんだそれ。ただでさえファンシーな奴らがさらにファンシーなことしてどうするのか、と。可愛すぐるぞ貴様ら、みたいな。ま、私も願い事を書いておくかな。「来年の仮面ライダーもおもしろいように」とか、なんちゃって!(゚∀゚)アヒャ! さて、今回のイマジンは雪男?イマジンです。なんかもうイロモノキャラばっかりになってきましたね、イマジン勢も(´Д`;) まぁクリスマスシーズンですし、とりあえずサンタさんに見守られながら戦いますか、って、速攻過去に飛んでるし(´,_ゝ`)プッ しかも過去ではライナーフォーム良太郎の策略にはまって速攻トドメ刺されてるし。なんという一発キャラ。どんだけ〜! それはともかく、穏やかなようでいていきなりブチギレるイマジンなんかには用はなかったので、急いで例の湖へ走る良太郎。そこではなんと、桜井(大)がゼロノスに変身して戦っていたではありませんか! しかもボロ負けしてるし(´Д`) すると、なんでしょう、そこにいたカイがいきなり「あひょえ〜!」とか変な声を挙げて、空に「何か」を開いたではありませんか! 走る衝撃破! その中で湖に足をつけた愛理が良太郎に振り向き、「未来はきっと……」──消滅しました。残ったのは、見渡す限り一面の砂漠。まるで時間の中のような、無限に続く砂漠でした。その中心で勝利の喝采を上げ、喜ぶカイ。事態を飲み込めない良太郎は、ユウトと共にただ呆然と立ちつくすのみでした……
続く
●ストーリー考察
・良太郎宛に届く、良太郎からの「懐中時計」。間違いなく、桜井(大)のものと同じデザインのもの。しかし、良太郎にはこういった準備をした記憶はない。ここがまさしく「蘇る空白の一日」の一部。ちなみに送られてきた懐中時計の裏には、例の英文は刻まれていない。
・街中を歩いていて、いきなり一般人の体を『開いて』記憶を読み取るカイ。カレンダーだけではなく、直接他者の記憶を覗き込むこともできるらしい。ものすごい勢いで何でもありな悪役だ。っていうか、これは特異点特有の能力なのだろうか?
・「さてと……あれ? 何考えてたっけ?」──公式サイトより、カイは過去の時間を持たないために記憶力がかーなーり弱い、という設定がある。イマジンがカイを通って過去へ行った際に、そこにあったカイの姿が砂になって消えるのも、おそらく「過去がない」という設定からだろう。
・その割には、これまで見てきた同じく特異点であるハナの記憶はしっかりしているっぽい。が、しかし。実はハナの記憶にも「空白」があるのかもしれないのだ。彼女の姿が子供になったことも、そこに関係しているのだと思われる。
・懐中時計はあわせて三つ。桜井(大)が失踪したとき、ボートの上に残っていたもの。これは思い出の望遠鏡の下に隠されていた。二つめは、今なお失踪を続ける桜井(大)が手に持つもの。そして三つ目が、今回良太郎に送られてきた英文なしのもの。……あれ? 17話で良太郎が拾った懐中時計はどこに行ったのだろうか?
・ミルクディッパーの住所は「
東京都中野区東中野6-5-3」である。駅から近いナイスプレイス。
・まず桜井に送った懐中時計を購入したのが、桜井と愛理の結婚がきまってすぐの2006年12月。「侑斗と一つずつ。生活が新しくなるんだから、時間も新しくするの」新しい家族の時間を刻んでいく、という思いつきが気に入って、愛理は本来二つ購入するところ、予算の都合で桜井の分のみを購入した。その後、日時は不明だが2006年中に良太郎が再度一人で時計屋に来店し、八月に届けて欲しい、と同じ懐中時計を購入。しかも「姉さんには内緒で」。
・以下、推測である。まず桜井宛に購入した懐中時計。これは今なお時の中を彷徨う桜井が手にしているもの。次に、桜井が失踪したときにボートの上に残っていた懐中時計。これは実は望遠鏡の下に隠していたものと同一のもので、誰のものかというと、おそらく愛理のもの。購入時期はおそらく「クリスマス〜桜井失踪」までの時機だ。つまり、今回良太郎が「八月に届けて欲しい」と購入したものはまさしくコハナの言葉通り「三つ目」であると思われる。では何故良太郎が三つ目の懐中時計を購入したのか? それはおそらく、「新しい家族の時間を刻んでいく」という思いつきが気に入った良太郎が、さらに「新しい家族」へと送ろうとしたからではないだろうか? そう、八月に生まれて来るであろう「桜井侑斗と野上愛理の子供」に。
・こじつけでしかないが、ハナという名前。これがもし「8月7日生まれだから」という理由でつけられた名前ならば? そして、特異点ではあるが過去を持たないハナ自身が、忘れっぽいカイのようにその記憶を失っているとしたら? またカイに過去を破壊されてしまってハナの時代は消滅したが、分岐点が発生すると同時に彼女の姿が幼くなってしまったという事実。これはもしかすると、時間が再びハナの時間の繋がると、これまでの歴史の変化などによって連鎖反応が起こりハナの出生時機がズレてしまう、ということを示唆しているのではないだろうか? つまり本来ならば「2007年8月」に生まれ育つ予定だったハナだったが、カイとイマジンの策略によってその時期は延期され、生まれてくるのが10年ほど先になってしまった──とか。その時に結婚するのは、愛理と若きユウトであるとか。だから彼女は急に幼い姿になってしまった、と……以上、様々なつじつまが合わさり、「ハナは将来侑斗と愛理の間に生まれてくる子供だったのでは?」という推測が成り立つ。
・特異点である良太郎の記憶は、過去をいじった場合はびくともしないほど頑強なものである。だが、もしかするとゼロノスのカードの影響は受けるかもしれない。そしてもちろん、人間である限り、「忘れられないという病気」でない限りは、精神的な要因から「記憶を封印」してしまうことだってある。かつての愛理がそう思われていたように。主題歌の二番にある「昨日までの記憶全て 必要とわかる日がくるはず」という歌詞。これはもしかすると、良太郎自身のことを示していたのかもしれない。
・
食堂車がずっと満員でありますように。ナオミのそんなお願いは、今更に切ない。
・「店の在庫がはけますように」という願いをする時計屋のおじさん。全て0円でさばかれてしまい、不幸のどん底へ。というか、8月に送らないといけない商品を12月に送っているようじゃどんな店も儲かりませんって。ある意味自業自得。ほんとう、電王の契約者はダメ男ばっかりだなぁ(´Д`;)
・過去へ連れって行って欲しいという良太郎を突き放したり、1月10日へのチケットを手に入れたら「野上、行くな!」と言ったり、どうにもユウトは全てを知っている風。よっぽど「空白の一日」を良太郎に見せたくないのだろう。ただ「絶対に止めないと時の運行が破壊される」というわけではなさそうだ。もしそうであれば、ユウトの性格なら間違いなくゼロノスに変身してでも実力行使で止めようとするはず。とすると、ユウトが良太郎を止める理由……それは、彼の大好きな姉の胎内にいる子供が、時の流れからこぼれ落ちるのを見せたくないから……だろうか?
・2007年1月10日舞い降りる雪男イマジン。が、いつもなら桜井(大)を探すはずが、今回は「野上良太郎」を探していた。もはやカイの標的は完全に良太郎へ変わってしまったようだ。
・雪男イマジンと戦いながら、実は逃げ場のない電車と電車に挟まれた奥深くの場所まで誘導していたライナー良太郎。土壇場でデンカメンソードをウラロッドに切り替えたのは、最初からウラっぽくそんな策略を考えていたからか。ずいぶん成長したものだ。
・マシンデンバードで湖まで走る良太郎。免許は持っていませんが、ぶっちゃけマシンデンバードはフルオートで勝手に走ってくれるので超安全マシンだったりします。なので、無免許でもOK!(゚∀゚)アヒャ!
・まずもって謎なのが、1月10日の良太郎、愛理、桜井が「何故、この湖に来ていたのか?」ということ。このあたりを適当に流されたらちょっと悲しい。
・それにしても桜井(大)ゼロノスはかなり弱い。まるで戦い方がなっていない。過去の自分にベルトを与え、教師役のデネブをつけたのは、これが理由だろうか? 確かに過去の自分を鍛え上げれば、自然、今の自分も強くなるだろう。今更だが、サクライユウトもまた、時間を守るために桜井(大)が用意した壮大な計画の一環なのだろう。
・桜井(大)を下し、空を開くカイ。そこから謎のエネルギーが迸り、時間を破壊した。そんな中──そう、桜井(大)がイマジンと戦っていた時に、愛理は湖に足をつけて立っていた。そして良太郎に振り向き、「未来はきっと……」という言葉を残す。OPの「逆流する時間の中でも普通に動いている愛理」というシーンも合わせて考えると、やはり愛理は時の運行の存在を知り、実は桜井(大)と共に戦っていたのではないだろうか? 消える直前の台詞と微笑みが、なによりもその証であるように思える。(ついでに言うと、次回予告の中で、愛理はデンライナーの中にキャンドルを手に立っていた。もはやどちらにせよ彼女が時の運行に関係するのは間違いない)
・「姉さん!」と叫ぶ良太郎。それはこれまでの良太郎の記憶の断片にもあった台詞だ。そして、不思議なことに、湖のそばには「過去の良太郎」がいない。少なくとも姿が見えない。これはどういうことか? 良太郎の中にあった記憶の断片は、しかし、良太郎にとって「未来の記憶」だったのだろうか? このあたりが、今回のストーリーの難解さを深めている要因と思われる。
・「やったぞー! 過去を手に入れた! 俺の世界だ、これで未来も繋がるー!」荒野のど真ん中で叫ぶカイ。おそらく、この2007年1月10日の事件をもって、「ハナのいた未来」は消滅し、「イマジンの未来」がわずか繋がり、2007年1月11日以降の未来がどうなるかを曖昧にしてしまったのだと推測する。そしてこれまで戦いの中で、「ハナのいた人間の未来」と「カイのいたイマジンの未来」とに分かたれる『分岐点』が発生したのだろう。そしてその『鍵』とは、おそらく……野上愛理である可能性が高くなってきた。
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モモタロスのあたまがよくなりますように