仮面ライダー電王 ストーリー紹介&考察

●6話〜10話

6話『詐欺師の品格』

●ストーリー紹介

 ドッタンバッタンと激しく揺れるデンライナーから始まりました仮面ライダー電王第6話ですが皆様いかがお過ごしだったでしょうか? とりあえず乗客車で暴れ回っていたモモタロスとウラタロスは気持ちよーくハナに叩きのめされていました。っていうかそれぞれ一撃でダウンです。デンライナーにおけるハナ最強伝説の幕開けでした。マジ強すぎ。多分、北斗神拳とか伝承しているに違いありません。「デンライナーが壊れちゃったらどうすんのよこのウスラトンカチ!」という勢いでテーブルにダァンッ!と君臨する我らがハナ女王。デンライナーが壊れたら全員「時間の中」に放り出されて永遠に彷徨うことになってしまうので大変なのです。ハナが怒るの無理ありません。モモタロスもウラタロスも一緒に縮こまってまるで小動物です。さっきまで派手な乱闘を繰り広げていたイマジンとは思えない姿でした。ついでに良太郎も持ち前の運の悪さでナオミさんに殴られたり。って、え? 今殴られる必要なかったよね? 可哀想に。「相変わらずきついぜ、ハナクソ女……」とぼそりと呟いたモモの声を耳ざとく聞きつけたナオミさん、さっきまでモモとウラの乱闘を煽っていた癖に何故か急にふくれっツラになり、なんとハナにフォークを差し出しました。フォークを受け取ったハナ、キュピーンと必殺仕事人のポーズを取って投擲!

                  シュッヾ(−、−)ハナ

 ダァンッ!Σ∋――==

ウラ(゜Д゜;ゾォ〜ッ
モモ(゜Д゜ ;……コレは良くないんじゃないかな……?

これこれ、それ以上怒らせたらバルキリーフォークとか出ちゃうから。「時間の砂をブチ撒けろォッ!」とか柚木涼香ボイスで言われるかもしれないからやめときなさいって。それにしてもナオミさんの変わり身の早さはもはや神業。「ハナさんか〜。強い女性って好きだな」といつもの調子でハナに近づくウラタロス。もちろんハナは歯牙にもかけません。超険悪ムードです。「やっぱりこの姿じゃねー。ひどいもんな、これ」とウラ、すっかり見た目のせいにしています。遠回しに良太郎に抗議しているわけですね。まぁどうせ外歩くときは良太郎の身体があるし〜と余裕ぶっこくウラに「馬鹿野郎、わかってんのか! テメェが憑いたのはなぁ!」「ああ、特異点でしょ?」どうやらウラ、わかった上で取り憑いた様子。自由に動けないけどー、ある意味安全っちゃ安全だしー、未来を変えるとかはやりたい奴がやるんでない? それよりもハナちゃんみたいな美人に会えた方がよっぽど重要かな〜とか何とか。っ軽ッ! 超軽薄ですウラタロス。と、そこに良太郎が「あのう、僕、特異点についてずっと聞きそびれてるんだけど……」ずっとかよ! ずっと聞きそびれてたって、ちょ、おま、ええっ!? そんな重要なことを! しかも「あとでちゃんと説明するわね」って後回しにされてるし! なんて不憫な主人公なのかしら(´Д`) ま、自業自得なんですけどね。まぁとりあえず体力回復しといてーと指示されて、イマジン探しはハナ一人で行うことになりました。
 その頃、入院中の大輝の部屋にサッカークラブのチームメイトが続々と運び込まれていました。みんな、カニイマジンに襲われてしまったのです。愕然とする大輝。自分の望みが思っても見なかった方法で叶えられようとしていることを知ります。「ホントだったんだ……! あの怪物、みんなを……!」と、そこにハナが現れて「その話、詳しく聞かせてください!」あなたどこから出てきたのー!? っていうかすごい嗅覚してるねぇ。もしかしてモモみたいにイマジンの匂いとかわかる方ですか? とにもかくにも美人だけど恐いお姉さんが出てきたので、大輝くん、思わず逃げ出しちゃいました。だって恐いんだもん。「どうしよう……どうしよう……!」恐れおののきながら歩いていると、わりとあっさりハナに追いつかれてしまいました。「あなた、イマジンの事を知ってるの!?」鋭く詰問するハナ。大輝君は恐くて喋れません。原因は自分なのだと、そう言うのが恐くてたまらないのです。
 さて、話はデンライナーに戻って。ウラ、急に身の上話を始めました。「僕はね、あの時の砂のなかにいたんだ。一人ぼっちで、何年も何年も、時の砂の中を彷徨っていた。いつかあの電車に乗るんだ……そう思って、砂の味しかしない唇を噛み締めて……ようやく手に入れたんだ、自由を……!」涙をホロリと流しながらの告白に、モモタロスをはじめ、良太郎もナオミさんも涙腺が緩んでいくのを止められません。おおぅ、おおぅ、なんて可哀想な奴〜(TД⊂) そうなんだ〜、良太郎の身体で良かったらいくらでも使ってよ〜えぐえぐえぐ(TДT) と、ウラが良太郎の身体を使って元の世界に戻ったところ、ちょうどハナからお電話が。「良太郎がウラと外へ!? どうして!? 休んでいるように言ったでしょ!」「いやぁ、そう怒るなって。良太郎の気持ちもわかるっつーか、……うううっ、アイツもあれで結構、苦労しているっていうか……ぐすっ……(略)で、砂の味する唇を噛み締めてだな……!」「(ぷっちーん)──バカ! バカモモ! あんた達イマジンが2007年に来たのはつい最近でしょ! どうして何年も彷徨えるのよ!?」「……あ"ッ!(°Д °;)」「砂の味がする唇? 良太郎に取り憑くまで実体がないのにどうやって噛み締めるわけ!?」「……あ、あの野郎〜ッ……!」「──あんたも良太郎から追い出されるかもね!」ガチャン! というわけで名探偵ハナによるウラの嘘暴きショーでしたー。大輝の手を繋いだまま怒鳴りまくるハナが激コワス。大輝君マジビビってます。というか、一般の少年の前でそんなネタバレな話を叫んで大丈夫なんでしょうか? とにかくハナお姉さんが恐すぎて、自分が原因でチームメイトが襲われているってことを白状できない大輝君でありました。
 一方その頃、めちゃくちゃ楽しそうに女の子とデートしているU良太郎。というか普通に格好いいですな、U良太郎。素で絵になってますよ。イケメンです。羨ましス。というかプリクラの写真だけ見たら意外とお茶目だなぁアンタ! で、そんなお茶目なウラタロス、良太郎に無理言ってミルクディッパーへ連れてきてもらいました。もちろん素の良太郎verで。流石に姉さんなら良太郎の可笑しいところ……もとい、おかしいところに気付くでしょうしね。多分、ウラはあのアホ尾崎とかいう奴が狙っていた愛理姉さんに興味があったんでしょうね。「美人だなぁ。お姉さんにしておくのはもったいない」とかアホなこと言ってます。まぁ良太郎はその愛理姉さんに病院を抜け出した件でおしかりを受けちゃうわけですが。「疲れた顔……元気ジュース飲まなくっちゃ」と姉さん。元気ジュースってあの青い汁のことですか? うへぇ(−−; と、そこにM良太郎とU良太郎の可哀想な犠牲者、ムカツキ尾崎とオカルト三浦が登場します。素でわけがわからない良太郎に「良太郎君。一度君を診察させてくれ、いやオカルトではない! スーパーカウンセリングだ! 君が是非とも必要なんだ! しかも早急に!」「はいはいわっけわっかんな〜い、それより僕の財布なんだけど〜いいからいいから、男同士……ね?」とアホ二人がわんやわんやと良太郎の周りで騒ぎ立てます。尾崎の喋り方がいやらしくてたまりません。台詞が台詞だけに。しかしここで良太郎の体力が尽きて突然の気絶。一転してU良太郎に変化して、「違います、僕はこの人に取り憑いた悪霊にコントロールされて……!」と尾崎を指差し確認。いきなりすごい事を言われてしまった尾崎、セサミストリートのビッグバードみたいな顔になって叫びます。「えぇぇぇ〜〜〜っ!?」そして何事もなかったかのように後半へ続く(キートン山田の声で)
 ようやく良太郎と合流したハナ&大輝、いまだにイマジンの契約者が見つからない件について話し合います。するとウラが「契約者なら知っているよ」と嘘をついて良太郎と交代。U良太郎になって、ハナを遊園地へ連れて行こうとします。が、ハナはぴしゃりと拒絶。「嘘ついて、楽しい?」「あはっ、なんだ、釣られてくれないんだ」「今更有り得ないでしょ。あんた、嘘ばっかりじゃない!」「人生をおもしろくするのは千の真実より、一つの嘘だよ?」「真実から逃げることを嘘っていうの! あたしそういうの大嫌い。卑怯でしかないもの!」「……卑怯って楽しいよ?」「……サイッテー……!」そんなU良太郎とハナのやりとりを聞いていて、ついに耐えられなくなり、大輝はベンチから立ち上がりました。「……ごめんなさい! 俺なんだ、俺が怪物に、願い事したんだ……」真実の告白でした。実は去年の地区予選決勝において肝心なところでミスをしてしまった大輝は、それ以来ずっと補欠で、はやくレギュラーに戻りたいと願っていた、と。でもみんなが怪我をすればいいなんて思ってたわけじゃないんだ、と。「勝手な理屈で動くのがイマジンなんだよ。言ってくれればよかったのに!」と大きな声を出すハナ。大輝は俯き、呟くように言います。「……恐かったんだ……怪物も……お姉さんのことも……」激白でした。って、あっ! 後ろで良太郎が「ぷw」って顔してる! ほらほら! 「ぷ(笑)」って顔してる!(゚∀゚)アヒャ! いやぁ、ハナさんだいぶショックだった様子。「……ごめん……私、こういう喋り方しか……お、怒ってるわけじゃないんだけど! ……ごめんね」「……俺も、ごめんなさい」と、いつのまにやら親に怒られた子供のようなハナと大輝と、それを見守るお父さんみたいな良太郎、という図式になってまいりました。そんなわけで事情がわかったからにはイマジンを退治しなければ! という感じでまだ襲われていない大輝の友達の家へ向かいます。すると、どこからか「アッ──!」という悲鳴が! 言ってみるとカニイマジンが指をワキワキさせながら一人の少年に襲いかかろうと迫っていました。ハナの足は相変わらず綺麗だなーと思ってるとイマジンは「望みは叶えた」と宣言して逃げるように過去へ。早速チケットをかざして過去の時間を読み取るハナ。デンライナーは過去へ向かいます。が、その道中、デンライナーの内部で騒動が。度重なるウラの嘘に、とうとうモモの堪忍袋の緒がキレてしまったのです。再び乱闘になりかけたところへ、今まで一体何処にいたのか、ようやくオーナーが登場します。威圧感のある態度で争いを収めた上で、オーナーは良太郎に決断をせまります。即ち、ウラを受け入れてパスを共用するのか、それとも拒絶してウラを追い出すのか。もし追い出すなら、ウラはこの「時間の中」を永遠に彷徨うはめになります。モモは当然の如く良太郎の肩を抱き寄せ、「当たり前だ! 良太郎、こんな奴さっさと追い出せ!」と憤りをあらわにします。そして良太郎が下した結論とは……もちろん、受け入れOK! ウラのついた嘘をものすごーく曲解しちゃいます。「大輝君が本当のことを話してくれたのは、ウラタロスがハナさんに怒られるのを見たからだよ。全部わかってたんでしょ? だから大輝君の前でわざと嘘をついた。大輝君が、自分から言い出すように。確かに嘘は悪いけど、他人のために嘘をつけるなら、悪いイマジンじゃないかなって……だから」と。そんな良太郎の台詞に言葉が詰まるハナ達。当のウラも例外ではありません。悪魔に教育を受けて育ったようなイマジンが、珍しくグウの音も出せませんでした。
 そして過去。2006年10月15日にヤツデンワニ……じゃなかった、カニイマジンが降り立ちます。が、すぐに追いかけてきたデンライナーが登場して被害を最小限に抑えます。「なにぃ!?」と驚愕を隠せないカニイマジン、現れた良太郎の姿を見て眉をひそめます。「誰だ?」と。デンライナーから地上へ降り立ち、「良太郎、お前やっぱ変な奴だぜ」「そうかな」とモモと仲良く会話しながら変身する良太郎。現れた電王ソードフォームの姿を見て、カニイマジンは叫びました。「あいつかぁーっ!」「俺、参上!」「だ、だから、貴様と闘う暇はない!」慌てて逃げ出すカニイマジン。追いかける電王。鬼ごっこの始まりです。
 デンライナーの中では平和にもハナとナオミさんがウダウダやってました。「ありえない誤解よねー。良太郎ってば。どうしてそんな風に考えられるのかなー、しかも本気だし」「良太郎ちゃんって、なんかすごいですよね?」と頭を指差しながらナオミさん。アンタが言うな、アンタが。
 さて、海辺まで逃げてきたカニイマジン。実はここでこそ彼の本領が発揮されます。電王は迂闊にも海中へ引きずり込まれ、ボコボコにされます。なんとモモタロス、実は泳げなかったのです! 大ピンチ! とそこへ、「良太郎、僕の嘘を安っぽく解釈するのは許さないよ」とウラタロスの声が。「何言ってるのこんな時に!?」「僕の嘘は、嘘のための嘘なんだから」「いや、だから……」「でも、僕が泳げるのは嘘じゃない」とロッドフォームへの変身を示唆します。「押せばいいんじゃない? ボタンを」
 というわけでロッドフォーム登場〜!!(*゚∀゚)=3ハフンハフン

「お前、僕に釣られてみる?」

 これまた圧倒的な実力の持ち主なウラタロス。それともカニイマジンが弱すぎるのか? 早速、自分専用の車両・イスルギを呼び出し、亀型の飛行メカ・レドームと得意の嘘を活用してカニイマジンをとことん追い詰めます。っていうかカニ釣られてるしー!(゚∀゚)アヒャ! 「ひ、卑怯だぞ!」「よく言われるよ」とカニイマジンの誹謗にもどこ吹く風。「そろそろ三枚に下ろすか」とデンオウベルトにパスをセタッチしてフルチャージ。デンガッシャーを突き刺すソリッドアタックで動きを封じ(亀甲縛りとか言っちゃダメです)、そしてトドメの……待ってましたーっ! デンライダーキック! がしかし、カニイマジン、悪あがきなのかなんとギガンデス化! ウミヘビのような姿へ変化して暴れます。電王はそれに対抗してデンライナー・イスルギとゴウカを連結して武装を解放。兵器による激しい戦闘へ突入します。ミサイルや爆弾が次々と炸裂し、最後にはイスルギから放たれた強力なビーム光線がカニイマジンが変化したギガンデスハデスを撃滅! 強い! 強すぎるぞデンライナー! 素敵〜!( *´▽`*)ワチョーイ
 というわけで現代へ。めでたく大輝君はちゃんと練習してレギュラーを勝ち取ることを決意しました。今まで逃げて自分を誤魔化していただけと気付いたようです。しかし「誤魔化して嘘ついて偽ってこその人生だよ。良太郎にそれを教えるのが僕の役目だ」とウラタロス。もちろんハナとモモタロスから文句出まくりです。ウラは「はー、やれやれ」と頭を振ってモモへ「間抜けを黙らせる餌はない」これでモモがキレちゃいました。「テッメェ……! 亀鍋にすんぞコラァ!」「桃缶にしてやろうか?」「お前はそのあと雑炊だっ!」とみたび、乱闘の予感。しかしそこへ出てきたは他でもないナオミコーヒー。「はいっどーぞっ♪ ウラちゃんモモちゃんコーヒーですっ♪」「「……」」気勢が削がれたウラとモモは黙ってコーヒーを受け取り、一口。すると同時に「「……美味い……」」と声が重なりました。「「むっ!?」」と不機嫌そうに睨み合う二人(イマジンだから匹?)。まぁなんだかんだと仲良しになりそうな予感がしますね。そして仲良く微笑み合うハナと良太郎達も乗せて、またもデンライナーは次の駅へと走るのでした。



●ストーリー考察

・デンライナーが「時間の中」で壊れた場合、乗客は「時間の中」を永遠に彷徨う羽目になる。

・ナオミはハナの啖呵に「かっこいー!」と惚れ込んだので、モモタロスが「ハナクソ女」というのに腹を立てたのだと思われる。多分、今回だけのお話。

・ウラタロスは良太郎が「特異点」だと知った上で取り憑き、「デメリットなくして、メリットなし」と言う。ハナ曰く「特異点の取り憑くと自由に動けなくなる」ということだが、確かにモモタロスもウラタロスも、実体としては2007年に登場していない。おそらく特異点に取り憑いたイマジンは、常人に取り憑いたイマジンと違って現実に実体化できず、、デンライナーの内部でのみ実体を持てるのだろう。現実世界において活動するためには契約者の身体を利用するしかないというわけだ。

・特異点に取り憑くことは、考えようによって安全。これは、2007年にやって来たイマジンを倒しうるのが「特異点」である良太郎=電王のみだから、と推測される。電王に倒されたくないのならば、自分が電王になればいいのだ。それが「デメリットの中のメリット」だろう。

・だが、常人に取り憑いたイマジンも、実体化は出来るが、過去に飛ぶまでは「契約者の望みを叶える」という条件にしばられるため、ある意味自由ではないと言えるだろう。よって、イマジンが自由を満喫したいなら、良太郎のような特異点にとりついてその身体を使用するのが一番楽で後腐れがないと思われる。で、そう考えたウラタロスはそれを実行したというわけだ。

・ま、ハナの驚きようを見るに、普通は「特異点」に取り憑かないものなのだ。

・「特異点」の説明という重大な話を後回しにしたり、とにかくイマジンの捜索を優先したり、良太郎に体力の回復を指示したり、やはり全体的にハナの態度は「良太郎=電王になれる駒」という感が否めない。後々の禍根にならなければいいが。

・「時の砂の中」でウラタロスのシルエットがまんまウラタロスなのは、おそらく演出上の都合であの形になったと思われる。設定的には、ウラタロスはまだ良太郎のイメージから実体を得ていないのだから、ああいった形にはならないはず。

・デンライナーの車内でモモタロスが持っていた冊子は、おそらく食堂車のメニューだと思われる。

・ハナがちょうどよく大輝の病室に来たのは、たまたま。病院の周りでカニイマジンを見つけたので、病院関係者だと思って探し回っていたのだろう。それでたまたま、大輝と母の会話を聞き止めたと思われる。

・「あんた達イマジンが2007年に来たのはつい最近でしょ!」──時間移動のとらえ方によっては色々矛盾をはらんだハナの発言。この発言だけでなく、電王という作品全体における「時間軸」というものの扱いに関しては色々と議論の余地があると思われるが、そこはそれ、こういった作品には「嘘だと思ってつく嘘」というものがあるのは必定だと思われるので、敢えて深くは追求しないことにする。何故なら普通に考えて、「デンライナーの中で流れる時間」と「2007年で流れる時間」の流れ方が同一なわけがなく、本来なら大いにずれるその時間の流れを敢えて同期させているということは、製作上の都合・配慮などがあってのことだろうからだ。わざとやっている矛盾に突っ込み入れるほど暇人ではない銀瀬です。

・「良太郎君が是非とも必要なんだ! しかも早急に!」と数珠をジャラジャラする三浦。何かを企んでいるようにも見えるが……伏線だろうか?

・しかし残念ながら三浦と尾崎のエピソードは途中で放置終了。次回あたり何かしらのフォローがあるかもしれない。

・ウラタロスの「嘘」について激しく糾弾するハナ。真実から逃げること、卑怯でしかないと断ずる。「嘘」に関しては様々な側面があるので一概に言えないが、ハナの考えは立派なものの一つ。とはいえ、良太郎が言うように「他人のためにつく優しい嘘」もまた立派なものだということは忘れてはいけないだろう。今回のエピソードはもちろん、ウラタロスを通じて「嘘」について見ている子供達に教訓を得てもらうという制作側の目的が見て取れる。個人的な感想ではあるが、とても良いエピソードだと思う。

・「人生をおもしろくするのは千の真実より、一つの嘘だよ」「卑怯って楽しいよ?」とウラタロス。これもまた一概に否定するわけにはいかない意見である。ハナは「サイッテー」と切り捨てたが、ウラタロスの言うこともやはり真実の一側面をついているのだ。悲しいかな、それも人間の性(サガ)なのである。

・「お姉さんのことが恐かった」と言われてしまうハナ。正しいことをしているとはいえ、あんまり恐い態度に出るのも考え物──今回ハナから得るべき教訓はそういったものだろう。

・「望みは果たした。今度はお前の番だ」と大輝の過去への扉を開くカニイマジン。どうやら契約の終了に、契約者の意思はほとんど関係ないらしい。それとも、契約者が無意識にでも契約がなされたと思うことで、契約は完了されてしまうのだろうか。

・デンライナーに乗れなければ永遠に「時間の中」を彷徨うことになる。おそらくウラタロスは、第一話で2007年に逃げ込んだ群れの中にいなかったのだと思われる。途中ではぐれてしまい、それからずっと「時間の中」を実体のないまま彷徨っていたのだろう。つまりイマジンは、集団ならともかく、単体では時間の中を自由に移動できない。

・永遠に彷徨うことに対して、流石のウラタロスも怯えを隠しきれない。頭は切れるはずだが、肝心なところではツメが甘い性格のようである。彼の頭脳ならば、ああやってオーナーに追い詰められる前になんとか対策を立てていてもおかしくないと思うのだが。

・わざとらしいまでにウラタロスの真意を曲解して、彼を受け入れる良太郎。彼が重視するのはおそらく結果。それがいいことに繋がるのならば、課程にあった思惑はあんまり関係ないのだろう。例え本気でついた嘘でもそれが善行になるのならば。それに、そもそも誰かを永遠に彷徨わせるようなひどいマネが出来る少年ではない。むしろこうやって助けたことで、言外にウラタロスへ「これからは他人のために嘘をつこうね」と言いたかったのかもしれない。

・過去へ飛んだ途端、武器を取り出すカニイマジン。やはりイマジンは契約によって過去へ行かなければ、全力が発揮できないのかもしれない。

・またも登場する謎の懐中時計の男。今回も一瞬だけの登場。何者なのかは不明。

・「釣った魚に助けられて……かっこわるっ」とウラタロス。プライドの高い性格のようだ。

・モモタロスは泳げない。本気で泳げない。

・アーマーが分解され、再び組み合わさってソードフォームからロッドフォームへ。顔の「電仮面」以外のパーツは組み合わせを変えることで流用しつつ、フォームチェンジを行うようだ。そういえば確かにソードフォームの背面は、アックスフォームの胸面に似ている。

・早速ロッドフォームの力を使いこなすウラタロス。やはりモモタロスのときと同じく、マスク内にマニュアルなどの表示がされているのかもしれない。

・ロッドフォームの必殺技には特に名前はなし。もともと名前を考えるような性格ではないか。

・ロッドフォームはイスルギだけでなく、ゴウカも操縦できる。しかしこれではちとモモタロスに不利な気がする。もしかするとモモでもイスルギを操縦できるのだろうか? しかしそれならばイスルギは今までどこにあったのか、という疑問が残る。あるいは、まだ真のソードフォーム専用の車両が出てきていないのだろうか?

・俺の欲求不満はクライマックスだぜ!



7話『ジェラシー・ボンバー』

●ストーリー紹介

 「この後、仮面ライダー電王! お前、僕に釣られてみる?」というウラタロス・ロッドフォームから始まった今回の仮面ライダー電王! と思っていたら……「ふわぁ〜ぁ〜……」と盛大なあくびからスタートです。もちろん、あくびの主は我らが良太郎。ミルクディッパーで仕事中のようですが、しきりにあくびを繰り返して、疲れがクライマックスなご様子。外は真っ暗だというのに、それでも愛理姉さん目当てのお客さんが店内にたむろっている中、良太郎はせっせとお片付け。ってか君たち、普通に愛理さん凝視してますね。本読め、コーヒー飲め。「良ちゃん、御夕飯そこに用意してあるから、食べちゃって」と優しい愛理姉さんのお言葉に甘えて──「多ッ!? 多いよ姉さん!?」っていうかウナギが丼からはみ出してますしね。まぁこれも愛理姉さんの愛情表現の一つってわけで。超強引とは思うけれど(いろんな意味で)。それにしても花束を抱えて端っこに映っている廣田サード助監督(公式サイト参照)の存在感が凄まじすぎます。
 一方、デンライナーではハナが大きな声でウラに釘を刺していました。「良太郎の身体を勝手に使わないこと! いい!? あんたが憑いてから、なんだか良太郎疲れ気味だし! それに周りの人にばれたら困るの、良太郎だから!」と、なんだか良太郎の彼女みたいな言い分です。漫画でよくありますよね。主人公にとりついたモノノケに文句を言う幼なじみの女の子とか。流石にここまでツンツンしていないと思いますけど。しかしウラ、「周りの人」と聞いて愛理姉さんを思い出し、一人思い出に浸ったりなんかしちゃったりして全くハナの話を聞いてません。ひどいや。モモタロスも怒って「俺は先輩なんだからな! 俺に断りなく良太郎の身体を使うんじゃねえ!」とプリプリ文句いいます。ところが、意外や意外、ウラは素直にもその言を受け入れます。しかもナオミが持ってきたコーヒーを、頭を下げながら「どうぞ先輩」とモモに差し出したりなんかして。超あやしい。でもモモはそれ以上に超単純なので、ころっと騙されるわけですよ。それが唐辛子入りだなんて思いもせずに。──って唐辛子コーヒーで寝ちゃうんだイマジンって!?(゜Д゜; てっきり「ぎゃあー!」って火を噴くかと思ったのに! いやはや、そんなこんなでちゃっかりウラはまたもや良太郎の身体を乗っ取っちゃったワケですよ、はい。それにしてもモモの頬をはたくハナのビンタには遠慮や躊躇いというものがなさ過ぎですな。踏みつける足がまさに女王様……(−−;ゾォ〜ッ で、今にも眠ってしまいそうな良太郎をあっさり乗っ取ったウラタロスはトレンチコートと紳士帽という微妙な格好をして夜の遊園地へ。「地面をはいずり回るメリーゴーランドより、空へ登る観覧車が好きだ……」そう呟いただけでキャーキャーと黄色い声のギャル共がわんさかと! モテ過ぎですから! もう一度言うけどモテすぎですから! いいからこっちにも一匹よこせ!(まて) ウラタロス、周りの女性達に「僕と一緒に、夜空の釣りを楽しまない?」と決め台詞を決めて、モテモテ街道をまっしぐらに行くのでした。
 まぁ楽しい夜があっても、それが空ければ朝が来るわけでして。大江戸荘というアパートの一室で目を覚ます良太郎。なにやらピンクな室内にいます。もちろん見覚えなんてありませんし、よく見たら自分もやけに伊達男な格好しているじゃあーりませんか。で、部屋のすみっこには泣いている女性。「……姉さん……?」とぼんやり思っていると「あ、良太郎起きた!?」とOREジャーナルの島田チックな声を元気よくかけられます。「朝ご飯すぐできるから!」とスマートレディに言われて「!?」と良太郎はようやく気付きます。ここどこよ!? 僕なんでこんなところにいるの!? みたいな。というか記憶があろうがなかろうが、室内のインテリアはかなり異常です。人形つるされてるし! なんかピンクだし! 趣味悪すぎ! 慌てて自分のケータイをチェックする良太郎。流石は500万画素のカメラケータイ。案の定、あんな写真やこんな写真がいーっぱい。うん、普通にウラタロスの仕業としか考えられないわけで。これは逃げなくちゃ、と。「す、すみましぇ〜ん!」と何故かゴミと共にアパートの階段を転げ落ちていく良太郎。まぁいつもの運の悪さなんであんま気にしない方向で。むしろ巻き込まれたアパートの住人こそが災難──っていうかあんたかよ廣田サード助監督!(しつこいですが公式サイトを参照) どんがらがっしゃーんと逃げるついでにシンデレラのように財布を残しながら逃げ去っていく良太郎。それを睨みながら追いかける視線がありました。それはそう、ピンクのスマートレディこと優美の元旦那・友也でした。別れたくせに元女房の家のまわりをうろちょろしているなんてストーカーチックですが、まぁ実際にストーカーなんでしょうね。もちろん財布を拾うのもこのストーカー友也。あっさりと良太郎の素性がばれてしまいます。「こんのやろぉ〜……!」と憤るその瞳はまさにジェララシー・ボンバー! 嫉妬に狂う男ほど醜いものもそうはないですね、やれやれ。で、その嫉妬の原因であるスマート優美さん。良太郎を見送ったあと、妙なライトのせいでえらく不味そうに見える朝食に手をつけます。と、その瞬間! イマジンキター! 取り憑かれたー! またこのパターンか!(・▽・)
 そして場面はデンライナーへ。これまたウラとモモの大げんか。喧嘩するほどなんとやら、と言いますが、他の乗客にかなりのご迷惑です。そりゃハナも怒ってダブルフックかましますよ。喰らったのモモだけでしたけど。あ、もちろんオーナーだって「乗車拒否」のチケット出しちゃいますよ。暴れている間に旗が倒れたらどうするんですか。ねえ? で、途端に仲良しこよしの振りをしだすモモとウラ。まるで子供です。まぁナオミちゃんに旗の立て具合に文句をつけるオーナーもたいがい子供だとは思うんですが。……デンライナーにまともな人はいないのか……っ(´Д⊂) いい加減モモとウラの喧嘩が鬱陶しいので、本当は自分が怒りたかった良太郎がモモを連れて外へ出ます。なんというか、ペット扱い? まぁ仲良くなってきたということで良しとしましょう。
 その頃、ミルクディッパーでは。いつも通りの風景、男共が愛理姉さんにほれぼれと見とれ、肝心の愛理姉さんは天然丸出しでボケーッドガシャーン! 出し抜けになんかきたー!? 自転車!? ストーカー!? 警察呼んでー!(゜□゜; って思ったら友也でした。「こ、ここに野上良太郎はいるか!?」「はい。でも今でかけてますけど?」どもりながら叫ぶ友也に、平然と返事をする愛理姉さん。動じてない。全く動じてない。神経がダイコンか何かで出きてるのかってぐらいに図太いよ姉さん(^▽^; っていうか愛理姉さんに見とれていた男共はなーんにも出来てません。所詮は烏合の衆ですか。そりゃプレゼントも忘れ物扱いされますって。それにしても小首をかしげる愛理姉さんは激カワユス(///▽///)
 さあ、久しぶりに外へ出れたM良太郎。グダグダ言いながらも早速ハメを外そうと思ったら、いきなりイマジンの匂いが。モモは「外に出た甲斐があったなぁ!」と喜び勇んで走り出します。それもそのはず、優美と契約したシャダム中佐──もとい、クロウイマジンが街中に流れる「ビバルディーの四季」を「消去!」と消して回っていたのです。携帯電話だろうとスピーカーだろうと容赦無しです。そこを追いかけてクロウイマジンと対峙するM良太郎。自分の存在が有名になりつつあるのを嬉しがりながら、「俺、参上!」。んが、前回のカニイマジン相手では不完全燃焼だったせいか、お遊びが過ぎてしまい、結局クロウイマジンを逃がしてしまう電王・ソードフォーム。欲求不満が募ります。イライラしていると、良太郎の携帯電話がピロリロピロリロと。何故かモモタロスがそのまんま電話に出ちゃいます。「もしもしッ!」「もしもし、良ちゃん?「!?(や、やっべー!) ……そうです、良ちゃんです」と野太い声で応えるM良太郎。「なにやってんの、バレちゃうじゃん!」と文句をつける良太郎の気持ちは当然といえましょう。それでも異変に気付かない愛理姉さんもかなり強者と見た(・▽・) どうやら友也がうるさいので良太郎に戻ってきて欲しいとのこと。そうして電話を切ることで場面はスムーズにミルクディッパーへ。そしてこんな時に限って上機嫌の顔を出すオカルト三浦が一匹。やけに嬉しそうにケーキを持ってきて自転車に蹴つまづいて転んで友也のノコギリに心底ビビります。「こんな時に〜」という愛理姉さんの表情がかなり印象的です。
 その頃、優美は優美で悩んでいました。あのバケモノは何だったのか、もしかして現実じゃないよね、夢よね? と。自分の望みを伝えたものの、実感があまりないというのはこれまでの契約者のほとんどと同じですね。自分で自分のほっぺたを叩いて妄想を振り払い、家を出ます。
 後半、ようやくミルクディッパーに戻ってきた良太郎に、とうとうストーカー友也がジェラシー・ボンバー! そりゃもう大騒ぎ! パンチが出るわ! 三浦がケーキに顔突っ込むわ! 愛理姉さんの声が野太くなるわ! ……最後のはちょっと違うか。とにかく、あまりの事態に怒った愛理姉さんが箒でベシコーン!と友也の頭をぶん殴って、事態はとりあえずの終息を見ます。「ここはライブラリですよ! ちゃんと落ち着いて静かに話をしてください! 良ちゃんも! それぐらいでノックダウンされちゃダメでしょ!」とまぁ、後半に関しては理不尽極まりない愛理姉さんの発言。とはいえその迫力はなかなかのもので、熱くなっていた友也もそれなりに頭を冷やしたようです。天然なくせにスパルタな愛理姉さんですが、三浦はそんなところが「素敵……!」なんだそうです。その趣味はちょっとどうかと思う。もしかしなくてもMですか。モモタロスじゃないMですか。で、話し合いになったところで、実際に優美とニャンニャンしたのはウラタロスなわけですから、良太郎的にはさっぱりワケがわからないわけですよ。どうしようもないので、しどろもどろと話していると、ミルクディッパーにジェラシー・ボンバーの第二の犠牲者が現れました。ムカツキ尾崎です。くっさい台詞を吐きながら「人や物が急に消滅するんですけど、それにはなにかの音が関係していることをこの尾崎正義がつきとめたのです!」と主張しますが、完璧なまでに愛理姉さんにはシカトされてます。愛理姉さん、ほんっとーに興味がないんでしょうね、尾崎に。ここまでくると可哀想なレベルですが(´Д⊂) それでまぁ、そんな話を聞いたら良太郎としてはバットイマジンを思い出すわけで。とすると、今回もきっとイマジンが関係しているに違いないと思うわけで。実際にスピーカーを壊すクロウイマジンを見ていたわけですから。しかしまぁ、ここで再びジェラシー・ボンバー! あんまりにもムカツキ尾崎の笑い声がむかついたんでしょう、友也再び大暴れです。ってか柱斬るな柱斬るなー!?(゜Д゜; 「優美を連れてこい! 決着をつけてやる! 優美をつれてこーい!」と腹に巻いたダイナマイトまで見せつけるもんですから、もう大変! 良太郎は慌てて優美を呼びに行きます。しかしその頃、優美はクロウイマジンと運悪く遭遇していました。これによって優美は、怪物が夢じゃなかったのだと知ります。恐くなって逃げ出す優美。ちょうどそこに良太郎も現れて、自然とおいかけっこになります。が、それを遮るように再び登場するクロウイマジン。その姿を見て、良太郎はイマジンの契約者が優美だったと悟ります。こりゃほっとくわけにはいかない! 変身だ! 俺、参上! 俺の欲求不満はクライマックスだぜー! ってなもんですよ。しかし、空を飛ぶ相手は予想以上に厄介で、珍しく苦戦するソードフォーム。全く攻撃が当たりません。これじゃ欲求不満はさらに溜まる一方です。上へ下へ翻弄され続けるソードフォーム。そしてついに敵の姿を見失い、上空からクロウイマジンの強力な攻撃が──! という際どいシーンで次回へ続くぅぅぅ!!



●ストーリー考察

・愛理は客から受け取ったプレゼントのほとんどを「忘れ物」として扱っている。天然なのか、それとも腹黒いのか……

・愛理の天然に強引なところは昔から。別に弟の運の悪さがひどすぎて壊れたわけではない。

・幸運の星≠ノ思いをはせる愛理。天体にかなりの執着を見せているのと、OPを見た限りではデンライナーに関係することは確実なので、それらを交えた騒動がこの先起こる可能性が大。

・今回はモモやウラ、ハナ以外にもデンライナーに乗客がたくさん。前回は一人もいなかったが、今回はちょっと忙しい時期なのか。他の乗客が一体どういう存在なのかがいまいちよくわからないが、時を超えるだけにそれぞれ特別な人間と思われる。

・唐辛子コーヒーで爆睡するモモタロス。イマジンの生態は謎に包まれている。

・ハート型の風船を持って騒ぐギャル達。ハートが乱舞するという漫画的表現を模したものだろう。また彼女たちだけでなく、今回は全体的にえらくコミカルな演出が多い。青ざめる三浦、怒る友也に青くなる良太郎、殴られる際にスローモーションになるなど。

・OPの終盤、踊るイマジンにウラタロスが追加。この調子でキンタロス・リュウタロスも増えていって、最終的にはみんなで踊ると思われ。ってか愉快な奴らですなぁ。ちなみにウラタロスはセンスをもってジュリアナっぽく踊っています。

・番組の提供をお知らせするシーンで、なにやらサービスカットが。ハナが大口開けるなんて滅多に見られないレアシーンです。

・花を握りつぶす友也。この花は、仲直りの証として優美に渡そうと思って持ってきていたのだろう。が、仲直りしようと思ってやって来たのに、男が出てきたので友也は嫉妬の炎に身を焦がすことになったのだ。

・突然、優美の周囲に流れ出すメロディー。これはどこかから流れてきているのではなく、優美の脳内に流れているのだと思われる。

・やはり良太郎と出会った後、イマジンに取り憑かれる優美。特異点にはイマジンを呼ぶ素質があるのだろうか? とすれば、もしかするとイマジンが2007年より過去へ行けないのは特異点の存在が理由なのかもしれない。そして、人間の願いを叶えることでのみ、さらに過去へ飛ぶことが可能である、と。確かに「特異点=電王」である良太郎と、相棒のハナに感知されないままイマジンが契約を完了させて過去へ飛んだ場合、色んな意味で手遅れになってしまう。契約者はすぐに見つからないだろうし、街は過去から壊されていくし、下手をすれば「過去の良太郎(特異点)=電王」が殺されてしまい、完全に歴史が変わってしまう。ましてや時間が経ちすぎると、契約者も死んでしまうため、チケットに過去の情報が読み込めなくなる。つまり、今まで気付かなかったが良太郎とハナのデンライナー側はつねにギリギリのラインに立たされているのだ。一匹でもイマジンを過去へ取り逃したら、それでおしまい──全体の明るい空気に誤魔化されているが、実際にはそんな危険すぎる状況にあるのである。

・「特異点」の存在が仮に「イマジンを惹きつけるもの、そしてその行動を阻害するもの」とするのであれば、第一話のバットイマジンが「潰すしかないな」と言ったのも納得がいく。彼らにとって「特異点」は、さらに過去へ遡るのに邪魔な壁でしかないのだから。とはいえ、そうなると「特異点」は「イマジンの障害」と認識されており、真っ先に狙われるはずなので、第六話での「特異点に取り憑くのはある意味安全」という発言と矛盾してしまう。なので、次のように考えてみる。
 イマジンとしては出来れば「特異点」を消してしまいたい。しかし、肝心の「特異点」がどこにいるのかがわからない。また、その「特異点」は電王に変身する強力な戦士であり、戦うのは厄介だ。ならばこっそり別の人間と契約し、密かにさらなる過去へ遡れば楽に歴史を変えられるだろう──という感じでどうだろうか。
 いや、むしろ、イマジン同士の間でも情報のやりとりがあり、モモタロスのことが「特異点に取り憑いたバカ」と有名になっていたり、ウラタロスが「ああ、彼、特異点でしょう?」と良太郎のことを知っていたりするので、どちらかと言えば「電王は厄介だから相手にしない方向で」という感じだろうか。こう考えれば「特異点に取り憑くのはある意味安全」=つまり誰も電王を狙わないから、となり納得がいく。
 しかしまぁ、イマジンの中にもモモやウラのように変わり種は多いので、いつか「特異点を倒してやる!」と勢い込んで登場するイマジンもあるだろう。きっと。

・デンライナーに落ちていた新聞には「長野オリンピック」の文字が。つまり、乗客の中には1998年に行って帰ってきた乗客、あるいは1998年から別の時代へ旅行している乗客がいるということだ。芸が細かい。

・オーナーには最終手段「乗車拒否」の権利というのが存在する。いくらパスやチケットを持っていようとも、マナー・ルールを守らない者は客などではなく、その場合は遠慮無く排除する──ということだろう。デンライナーを追い出された場合の末路は前回も言っていたとおり、時の砂の中を永遠に彷徨うこと。

・旗を倒さずに食事を完了させるのは、スポーツ。……スポーツだったのか……!

・オーナーの文句にふくれるナオミ。自分の出した食事やコーヒーにケチをつけられるのは嫌いらしい。というか、根拠のない自信を持っているっぽい。

・というか全体的にナオミの行動がコミカル。

・クロウイマジンが「ビバルディーの四季」を消してまわっているのは、優美が「結婚するはずだった人を忘れたい」と願ったため。思い出の曲と思われる。

・クロウイマジンは魔法の杖を持っている。神隠しされた人間は死んでいる可能性もあるが、消去方法は魔法によるものと思われるので、あるいは生きている可能性も。まぁスピーカーが完全に破壊されているのでかなり低い確率だと思うが。──と思ったら公式サイトに「神隠しして喰らってしまう」とあったので、みんな食べられちゃってます。合掌。

・イマジンの匂いを感じるのはモモタロスのみ。前回「匂うぜ」と言ったときは良太郎は眠っていたが、今回は意識がある状態でモモタロスに「どうしたの?」と聞いているので、良太郎には匂いはわからないようだ。なので、正確には嗅覚と言うより、モモタロスの卓越した直感によるものなのかもしれない。

・「貴様、電王か?」と確認するクロウイマジン。前回のウラタロスが特異点を知っていたことといい、イマジンの情報網は早い。だが、その情報伝達がいかなる方法によるものかは謎である。

・友也に恐れを成して逃げ帰った連中の手荷物を、電話しながらてきぱきと忘れ物コーナーへ置く愛理。あからさまにプレゼントに見えるのだが……鬼である。

・三浦の登場にしかめっ面の愛理。嫌な客が来た、というわけではなく、またややこしいことになりそう、というのが頭痛の種になったと思われる。

・イライラとライターをいじる友也。なにかしら思い出の品なのか。それとも、単にダイナマイトの点火用か。

・「私がスーパーカウンセリングの見地から……」と口を挟む三浦。つまり良太郎には悪霊が憑いているんです、と言いたかったのかもしれないが、あっさり友也の迫力に負けてしまった。哀れ。

・「お前も意識を持て。しっかりと望みに繋がっていろ」とクロウイマジン。契約者の強い思いこそが過去へ繋がる一縷の道なので、曖昧なままだとイマジンも困るのだろう。どうやらイマジンとの契約は、たとえそれがどんなに不条理な形でも「契約が果たされた」と両者が意識することによって完了するようだ。

・前回、特異点のことについて聞きそびれていた良太郎に「落ち着いたら詳しく話をする」と言っていたハナ。しかし今回もその話はなし。説明はすでになされているのか、それともうやむやになってしまったのか。



8話『哀メロディ・愛メモリー』

●ストーリー紹介

 ぼがーんぼがーん消去ッぼがーんぼがーんうわうををを! というわけで続きが始まりました仮面ライダー電王第八話! 早速ですがピンチです! そして早速ですが負けました、一時撤退です(´・ω・`)ショボーン どうやって逃げ帰ったかはわかりませんが、からくもM良太郎はデンライナーへと戻ってきました。もちろん怪我しまくりです。中身がモモだというのに珍しく肩を貸してくれたハナに「大したことねえよ!」とか言いつつ、良太郎と分離する際には思いっきり吹き飛んで「アイタタタ!」とか喚いているあたり、全然大したことあります。もちろんこんなおもしろい状況をウラが黙って見逃すはずもなく「あっ、瀕死の桃太郎〜♪」とからかいます。本気で嬉しそうだなこいつ。ん、まぁ正確には桃太郎の赤鬼なんですけどね。あー、よく考えてみれば、イマジンにはとある人間がイメージのやつっていないんですよね。主人公系からはイメージ吸い出せないんでしょうかね? 特に動物オンリーというわけでもなさそうですし。(モモは鬼という架空の存在ですから) まぁそんなことはどうでもよく。モモタロスと良太郎の様子を見ていると、どうにもクロウイマジンの攻撃で怪我をしたというより、追いかけ回している間に足首捻ったみたいな。そんな感じが。なので戦闘不能ってほど深いものではないようです。優しくハナとナオミさんが治療してくれてますし、まぁすぐに治るでしょう。ああ、もちろん治療しているのは良太郎だけですがね。モモは相変わらずウラと喧嘩です。売り言葉に買い言葉。というか本当にこの二匹のイマジンは相性悪いっす(´口`; 「あのイマジン、少し恐すぎだよね。釣り師、危うきに近寄らず」「誰もお前にやれなんて言ってねえよ! 亀は亀らしく首でもすくめてろ!」「……(^^#」

 ウラ→ふんっ! ( ・ヘ・)σ ‥…------ Σ・()゜O゜)アイタッ!?←モモ

 大人げない。本当に大人げない。ムカついたウラはモモに手近にあった物を投げつけたのです。しかも怪我してる足に向かって。わーお、空気悪〜(・o・; しかしもはやそんな喧嘩など慣れっこの良太郎は、二人を完全に無視。治療が終わるとすぐに立ち上がって優美を探しに行こうとします。もちろんハナに止められますが、「でも早くイマジンを倒して、優美さんを店に連れて行かないと……」そう、店ではダイナマイトを握った友也が待っています。早くしないと、いつミルクディッパーが爆発するか……と、優美の名前を出した途端、ウラが「優美さんか〜、だったら、僕の出番かな?」と嬉しそうに言います。もちろん言った直後にハナの張り手で吹っ飛ばされるわけですが。「良太郎、あたしが行くよ」と申し出てくれたハナに、しかし良太郎は申し訳なさそうに「……ハナさんだと……」「……? なぁに?」「……優美さんと……ケンカ、しちゃうかも……」「……!!!」 ハナ大ショック! すごい! ハナが

(゜Д゜)

って顔してる! まさか良太郎に言われるなんて……ってところでしょうか。まぁ前々回でも大輝君に「恐かったんだ……お姉さんのことが」なんて言われちゃってますしね。 爆睡しているモモタロスを踏みつけるような女王様だから仕方ないといえば仕方ないんですけどね。性格でしょうし。そういうわけで結局良太郎が優美を探しに行くことになります。
 一方、自爆テロの現場と化しつつあるミルクディッパーでは。なおも友也がイライラしておりました。「遅いっ!」とわめく友也に、相変わらずのんびり〜なムードで「うちの良太郎は、人の倍、時間がかかってしまうんです。真っ直ぐ目的地に行けることが少ないですから(^^)」と愛理姉さん。ムカツキ尾崎なんかも「良太郎君の運の悪さはギネス級ですから!」とフォローになってないフォローを入れてくれます。それが余計、火に油を注ぐようなものと知っているのかいないのか。「わけわからねぇこと言うな、てやんでい!」と友也の怒りはさらに募っていきます。そのうち脳みその血管がぶち切れて倒れてしまいそうな勢いですね。このストーカー江戸っ子
 さて、ギネス級に運の悪い良太郎ですが、たまにはいいことだってあります。これからの予定をブツブツ呟きながらうろちょろしていると、偶然、アパート大江戸荘の前で優美とばったり。こりゃ運がいいなーと思って「イマジンに何をお願いしたんですか?」って超ストレートに聞いてみたら、すごい勢いでそっぽ向かれました。そりゃまぁ、良太郎の聞き方が100%悪いわけなんですがね。いきなり「あなたのせいで人が襲われてます」みたいな言い方したら誰だって心開きませんよねー。いくらウラタロスが乗り移っていたとは言え、一晩同じ部屋で過ごした人にあっさり逃げられるとは、どうやら良太郎君、女性の扱いはてんでダメなようです。そんなわけで優美に逃げられてしまった良太郎とバトンタッチして、登場したのが我らのウラタロス! あっまぁぁぁ〜い言葉で巧みに優美に近づきます。ちなみにウラが取り憑くと顔に表れるメガネですが、あれはきっと電王の仕組みと同じで、フリーエネルギーがチャクラで実体化なんですよ、多分(意味不明) いきなり変化していた服装とかもきっとそう。良太郎・紳士フォームみたいな。というわけで滞りなく遊園地に連れ込んで、優美がクロウイマジンに言った「望み」を聞き出すウラ。しかし中身が変わっただけでここまで対応が違うとは……女心と秋の空、とはよく言ったもんですな(´へ`;) ウラが魅了の魔法を使っている、と聞いても全然不思議じゃありません。だって素の良太郎に戻ったら、案の定「あー、なんで喋っちゃったんだろー!」と、またけんもほろろに扱われているんですもの。それでも「ゆみしゃん、ゆみしゃーん!」と舌足らずの子犬みたいに優美の後ろをつけていく良太郎。一途で健気です。そんな彼に愛の手を……って、また階段から落ちたよこの子……
 ウラタロスがデンライナーに戻ってくると、いつの間にやら他のお客さんがたくさん。しかしそんな中でも勃発するのがモモとウラの大喧嘩! 飽きないですねー全く。他のお客さんの迷惑を考えなさいって。ちなみに喧嘩の理由はささいなことです。ウラタロスのちょっとした意地悪がこうじて、いつのまにやら西部劇の決闘のような状況に。もはやハナも呆れてものが言えません。そこらへんから転がってきたパンプキンヘッドを手に持って一言。「もーいい……オーナーに追い出されちゃえ」もちろん二匹は聞いちゃいねえ。
 その頃良太郎は、良太郎・紳士フォームから良太郎・不運フォームにもどって優美を追いかけつつ、色々な質問をしていました。「優美さんの望みって、結婚するはずだった人を忘れたいってことですよね?」「それって大林友也さんですか?」「実は優美さんを連れてくるようにって」「あの、僕、優美さんになにもしてませんよね?」どさくさに紛れて一番気になっていたこと聞いたりする良太郎でした。全国一千万人の良太郎ファンも気になっていたんでしょうけど。「……望みはわかったけど、音と関係ないよなぁ……大体、人を忘れたいなんて望み、どうやって叶えるんだろう……?」と考える良太郎。まだ彼には事件の全容が見えてきません。
 そんな風に良太郎が一生懸命になっていた頃、ミルクディッパーでは相変わらずイライラなストーカー友也が、愛理姉さんにコーヒーを振る舞われていました。愛理姉さんは言います。「イライラ待っていても、星はなかなか動きませんよ。ゆったり構えてれば、星は自然と巡るんです」と。その言葉に感銘を受けた友也は、少し戸惑いつつもコーヒーを一口。よほど美味しかったのか、動きが止まります。そして静かに腰を下ろすと、急に語り出しました。「優美のやつ、来ないつもりかな……あいつとは結婚式の日に別れてそのままなんだよ。これからって時に、口喧嘩して……」ぽつぽつと語る友也の脳裏に、当時の記憶が蘇ります。「──おめえなんかと結婚したらな、お先まっくらだよ!」と思い出の中の友也は胸にかけていた思い出のペンダントをむしり取り、放り投げます。瞬間、ウェディング姿の優美が悲鳴を上げ、強力なストレートの一撃が友也の顔を直撃して──ってえらい暴力的な回想シーンだな! 結婚したとしてもすごい夫婦になるよあんたら!(゜ワ゜; まぁそんなこんなのイザコザで二人は別れてしまい、今日に至るというわけですね。なんて不器用な二人なんでしょう。で、そんなことがあって、優美の方は友也をどうしても忘れたいと思っているんでしょうね。とはいえ、友也はまだ納得がいっていません。まだ半年しか経っていないのに、忘れたって言うわ、他の男を連れ込むわ……うをー!みたいな。素直に謝れよ! と言いたいところですが、まぁ人間関係というのはそう簡単にいきませんからねぇ。「好きなんですねぇ、優美さんのこと」と優しく愛理姉さん。友也は応えず、しかし何故か手荷物から金槌を取りだし、尾崎と三浦が「ひゃあー!」と悲鳴を上げます。てっきりその金槌で暴れるかと思えば、自分が座っていた椅子をひっくり返して修理を始めるじゃありませんか。「傾いてら。俺ぁ、大工仕事をしてれば落ち着くんだ。……黙って待ってりゃ、星は巡ってくんだろ?」と、愛理姉さんに微笑みかける友也。愛理姉さんももちろん微笑み返します。どうやら、ひとまずミルクディッパーは爆発の危機から救われたようです。
 友也が落ち着いたということで、あとは優美をミルクディッパーに連れて行けば当面の問題は解決するんですが、これがまたうまくいかないわけで。それでも良太郎は諦めずに質問攻めにします。「ほんとに、忘れちゃいたいものですか? 嫌なことがあったら、全部。その方が幸せなんでしょうか? ほんとに? ほんとにそうですか? アイタァッ!?」一生懸命、優美に語りかけていた良太郎の足に子供の三輪車が激突しちゃってました。「すみませーん、大丈夫ですかー?」とお母さんが言っている間に良太郎はバランスを崩して土手を転がり落ちていきます。だっていうのに「大丈夫れぇぇぇす」と返す良太郎は男前だなーと。ってお母さんスルーですか!?゜゜( 口 ) いくら「大丈夫れぇぇぇす」って言ったからって土手転がり落ちていった人をスルーして子供連れて行きますか!?(´Д`;  でもって良太郎の受難はまだ続きます。野球のボールが頭に当たったと思ったらテニスボールが飛んできたと思ったらサッカーボールが飛んできたと思ったらラグビーボールが飛んできたのです。ってかお前らわざとだろ!(゜▽゜)>良太郎にボールぶつけた二人組たち。そんな感じで恐ろしいまでの不運に見舞われる良太郎を見ていた優美は一言。「なにこれ……有り得ない……」はい、全くそのとおりで。しかしなおもめげない良太郎、優美を追って「優美さん、僕ってわりと運が悪い方なんですけど、経験的に今日は最悪の部類に入るなってのがわかって……巻き込んじゃうと、悪いから……アアッ!?」今度はなにー!? 立て看板に寄りかかろうとしたら取り付けが不十分でそのまま転んじゃった!? しかもそのまま看板をソリにして国道まで滑り落ちていくー!? ああああちょうどそこにトラックがーぁぁぁぁ!!
が、優美のおかげで九死に一生を得る良太郎。いや、ほんとにあそこで助けが入らなければ電王が終わるところでした。危ない危ない(・▽・; 「すみません、優美さん! 大丈夫ですか!?」「こっちの台詞よ! あんたね、人のこと心配するより自分の心配しなさいよ!」とこんな感じで結局仲良くなってきつつあるあたり、良太郎の天然の人の良さはなかなか隅に置けないものです。「いい加減にしないと、死ぬわよ!?」「死ぬ? ……そうだ、死ぬときにも思い出せないんですよ? 忘れちゃうと。その人のこと忘れたら、すごく楽しかったときのことも忘れちゃうんですよ? そういうのって、やっぱり哀しくないですか? どう思います?」「……なによ? あんたも忘れたいことがあんの?」「いや、ちょっと……」とここに来てクロウイマジン登場! いいところだったのに邪魔してくれちゃってー!(≧田≦) そんな奴には変身ダー! って変身できないよ!? ベルト飛んでちゃった! わーん負けちゃうよー! ってモモタロスとウラタロスまだ喧嘩してたのかよ!? そんな惰性で殴り合うまで喧嘩せんでも(´Д`; というわけで色々と複雑な事情が重なって抵抗できない良太郎の前で、クロウイマジンは優美の胸元から思い出のペンダントを取り出します。それはオルゴール付きのペンダント。開くと思い出の音楽が流れ出すペンダントです。再び流れ出した音楽を耳にして、優美の脳裏に、友也との記憶が蘇ります。「なんで……忘れたいって言ったのに、これじゃ……!」「お前の望みが過去への記憶を繋ぐ。これが仕上げだ」「か、返してぇ!」クロウイマジンはペンダントを地面に放り捨てます。それを見ていた良太郎は「そうか、イマジンは思い出の人を忘れたいって望みを、思い出の曲を消すってことで叶えようとしたんだ……」と納得します。そして、踏み潰されるペンダント。瞬間、優美の中で友也との思い出が弾け──「……忘れたいわけがない……!」呻きます。しかしクロウイマジンは無情な声で「契約完了」と告げ、優美の身体を通して過去へ。その一瞬の隙を突いてベルトを取り戻した良太郎に、しかしクロウイマジンはすかさず攻撃を放ちます。が、突如現れたモモタロスとウラタロスの砂の身体にそれらは弾かれてしまいました。「人の契約者をどうするつもりだ!」「モモタロス、ウラタロス! 一緒に助けてくれたんだ!」「一緒にだぁ?」「一緒にされたくないよねー」「あんだとぅ!?」いやいや、砂の状態でまで喧嘩するなっての、君たち。そしてクロウイマジンは逃げるように過去へ飛んでいき、良太郎は慌てて優美に駆け寄ります。もちろん、その途中で砂のウラタロスはぶち壊して。うーん、第一話のモモに続き、これで二人目ですな。「お前の望みをグシャッ!みたいな。良太郎は優美に語りかけます。「……ペンダント、ずっと持っていたんですね。やっぱり、そうですよね。つらくても、忘れたくなんかないんですよね。大切なことを忘れてしまうのって、きっと、すごくつらい……」優美は黙って大粒の涙をこぼし続けます。そんな優美にチケットをかざし、過去の情報を読み取る良太郎。「待っててくださいね……」必ず過去を守りますから、と呟き、良太郎は変身します。決意に満ちた、強い表情で。
 「良太郎、もちろん俺でいくよな!」「ううん、ウラタロスで」「なにぃ!」「考えがあるんだ」そう言って電王はロッドフォームへ。「やっぱり適した釣り竿を使わないとね」とウラタロスの軽口を置いて、彼らはクロウイマジンを追って過去へ。2007年7月24日へ飛びます。……って仏滅に結婚式ですか! そりゃダメになるわ! チーン!(>ワ<)
 過去ではぎゃあぎゃあと喧嘩しながら優美&友也が教会から出てくるところでした。というか周囲の人達を千切っては投げ、千切っては投げ、喧嘩してるのか大暴れしているのかよくわかりません。ちょうどそこで、優美の身体から砂がこぼれ、クロウイマジンに。しかも可哀想なことに、クロウイマジン、結婚式に来ていたお客さんを「消去っ」と言って食べちゃいました。お前な、過去を変えたいとか言って、ただ単に人間を食べたいだけなんじゃないかと小一時間(吉野家テンプレ略)、そんなこんなでデンライナーも現れて、優美&友也も都合良く気絶したところで戦闘開始です! BGMは良太郎とウラタロスが歌うバージョンの「double action」で! 燃えるー!!(*゚∀゚)=3ハフンハフン 今回は前回と違ってロッドフォームなのでスムーズに戦闘が展開されていきます。やはりカメさんは中身がスカスカのモモさんとは違いますか、そうですか。空を飛ばないカラスはただのニワトリだーみたいな勢いでクロウイマジンをボコボコにするロッドフォーム。苦し紛れにクロウイマジンが空を飛んだとしても、タイミングを測って口笛混じりに釣ってしまえばこっちのもの! 大漁大漁! さてと、そろそろトドメを……とウラタロスが考えていると、「モモタロス変わって!」「待ってたぜ!」「ええっ!?」と何故か強制的にソードフォームへチェンジ。ウラタロスの「あー、押しちゃったよ」という声が切なげで忘れられそうにありません。というわけでトドメはソードフォームで。前回での鬱憤が溜まりまくっているせいか、モモタロス暴れまくりです。さすが欲求不満がクライマックス! 実はさっきから暖めまくっていた新たな必殺技! その名も「俺の必殺技パート3」でトドメを刺します! ……これまたネーミングが微妙ですが、まぁ、テラモモタロス。しかたないですね。
 「最っ高ー!」と叫んで変身を解くモモタロス。戦闘のせいか、良太郎の消耗は激しく、彼はそのまま倒れ込んでしまいます。「モモタロス、すごかったね……ウラタロスも」そう言う良太郎の右手には、友也が投げ捨てたはずのペンダントが握られていました。実は戦闘に突入する前、ウラタロスの釣りで拾っておいたのです。これを現代に持って帰れば……きっと仲直りのきっかけになる。そう思っての行動だったのでしょう。
 で、実際に現代へ戻ってみると、ミルクディッパーでは無事、優美と友也が再会を果たしていました。……喧嘩してましたけど(・▽・; 早くペンダントを渡して仲直りさせなくっちゃーと思っていたら、友也が懐からダイナマイトを取り出して放り投げたじゃないですか! ぎゃあー! 爆発するー! 爆発するー! 爆発す──しない? おやおや、ダイナマイトと思っていたらなんと、それは優美へのプレゼントでした。包み紙をやぶって開いてみると……そこには半年前の結婚式の日に失われたはずの、思い出のペンダントが。「半年もかかっちまったんだよ、新しいのつくるのに……」ぶっきらぼうに友也が言います。この半年間、謝りもせずに何をしていたのかと思っていたら、彼はこの思い出のペンダントを新しく作っていたというのです。優美は忘れようとしていたのに。そんな不器用な友也の行為が、しかし強く優美の胸に響きます。彼女は涙を流しながら、「……バッカじゃないの……!」と。しかし、その頬を流れるのは、間違いなくうれし涙だったのでした。
 そして全てが終わった夜のミルクディッパー。愛理姉さんと良太郎が語り合っていました。「きっといい夫婦になるわね、あの二人」「うん。やっぱり忘れなくてよかったんだ。姉さんも……」「ん?」「……姉さんも、忘れない方がいいよ? きっと」良太郎が意味深な事を言います。「……何を??」首を傾げる愛理姉さん。良太郎は視線で望遠鏡を示します。「……この望遠鏡のこと、思い出してみない……?」「……思い出すって、一体……」言われて、望遠鏡を見つめる愛理姉さん。すると、その瞳から、我知らず涙がこぼれてきました。愛理姉さんは呆然と自分の流した涙に触れ、しかし何故自分が泣いているのか理解できない顔で再び望遠鏡を見つめます。しかし先に良太郎が我慢できなくなりました。「ご、ごめん! 嘘嘘! 何でもない! 夕飯の支度しよ! 僕も手伝うから!」慌てて愛理を望遠鏡の前からひっぺがし、キッチンへ連れて行く良太郎。一度振り返り、望遠鏡に哀しそうな視線を向けて……そして再びキッチンへ入っていくのでした。
 ところでその頃、巷ではまたも新しいイマジンが人間に取り憑いていました。「お前の望みをいうてくれ! どんな望みもかなえたるー!」いやもう隠すまでもなくキンタロスですが何か?
 というわけで次回はきっとアックスフォームへの布石ですなー! 続くっ!



●ストーリー考察

・いきなりネタバレ。OPのスタッフコールに「キンタロスの声・てらそままさき」の文字が。というわけで今回のラストに登場したのはキンタロスです。うひょっ。

・とにかく喧嘩の絶えないモモタロスとウラタロス。この二人は本当に性格が正反対なのである──という制作側の強調であろうか。

・「イマジンは勝手なルールで望みを叶えるんです」と良太郎。そして今回のクロウイマジンの「本当の望みではない望み」を叶えているところを見ると、前回まで言っていた「契約者との相互認識によって契約完了」というのは、どうやら間違いだったようだ。イマジンは契約者が「口にした望み」を「勝手に解釈して」、それをイマジンなりに叶えることで「契約完了」とするようだ。というかぶっちゃけ、契約者の「望み」が「過去に繋がっていれば」それでOK、みたいな。望みを叶えれば、より強く契約者が望みを繋がるから、過去へ行きやすい──だから望みを叶える。そんな感じだろうか。

・そういえばモモタロスやウラタロスが乗り移っている際、良太郎の身体が不運に襲われることは全くない。(乗り移られているのが不運と言ってしまえばそれまでだが)。運の悪さは、良太郎の「中身」に問題があるのだろう。

・デンライナーの乗客が食べている料理に注目。なにやら景品らしき人形や、カエルの置物が見て取れる。デンライナー内でもけっこうサービスには気を使っているようだ。しかし、逃げた乗客は一体どこへ逃げたのだろう?

・喧嘩になると現れるパンプキンヘッドや便所棒。ナオミの厨房は意味不明なものがわりと多そうだ。

・過去の思い出を忘れたい、という優美に必至に食らいつく良太郎。優美に「アンタも忘れたいことあんの?」と言われ、「いや、ちょっと……」と口ごもっていた。おそらく良太郎にも何かしらつらい過去があるものと思われる。姉と二人暮らしであることに関係がありそうだが。

・モモとウラが喧嘩に飽きている頃になると、テーブルの上には紙風船やら中国人のマスクやら妙な物が。一体何なんだこの列車。

・前回、優美の脳内で流れていると思っていた音楽は、どうやらペンダントから流れていた様。確かに胸元を押さえていたし……観察力不足でした。申し訳ない。

・「お前の望みが過去への記憶を繋ぐ」とクロウイマジン。やはりイマジンにとって必要なのは、契約者の望みが過去の時間に強く繋がること。それさえ果たせれば、ぶっちゃけ契約の正式な完了などはどうでもいいのだろう。

・モモタロスとウラタロスは、2007年では実体化できないが、砂の状態で出てくることは出来る。が、その強度はあやふや。クロウイマジンの攻撃をはね除けたくせに、自転車や良太郎の身体に触れるとあっさり壊される。なにかしら裏設定があるものと思われる。

・今回も登場、謎の男。しかも電王もイマジンも何故か気付かない。いつも懐中時計を気にしているが……もしや、電王が過去に滞在している時間を計っている?

・ロッドフォームの動きに怪我の影響は見られない。電王に変身することで癒えたのか、それともモモタロスと同じく良太郎の身体の痛みをほとんど感じていないのか。真面目な話、痛覚がない身体というのは戦闘においては非常に危険なものとなるのだが。

・俺の必殺技パート3。つまりは三連撃。ただそれだけ。

・良太郎の様子から察するに、愛理には封印された記憶がある。それも、店に飾ってある望遠鏡に関連する記憶が。それはどうやら、愛理に涙を流させる類のもののようだ。あるいは未登場の彼らの両親に関連があるのかもしれない。また、その記憶は、現在の愛理と良太郎の性格を決定せしめた出来事なのかもしれない。



9話『俺の強さにお前が泣いた』

●ストーリー紹介

 これまでの仮面ライダー電王は! ということで第一話から回想シーンを入れてこれまでの流れを整理してみた感じで! って、なんで9話やねん? 普通10話なんちゃう? えらいキリが悪いわ〜、と意味もなく関西弁で送ってみたり。まぁ要するに、君なら電王に望みを言え変身ッ特異点ッ最悪参上ッデンライナーは過去と未来と一人に憑いちゃうんでイマジンはその人の過去の時間を未来の侵略者から時の運行を守らなきゃ! というわけですよ。わかりましたね? いやー、我ながら見事に簡潔にこれまでの流れを説明しちゃいました。これ以上わかりやすい説明はありますまい。ふふん。まぁ無知で蒙昧なぐみうわなにをするまてやめr(略)
 というわけで真夜中にスーツアクターの押川さん(カブトのドレイクとかイマジンの中に入っている人)が空手胴着を着て訓練していたら、まぁ大方の予想通りイマジンに襲われるんですよ。振り向くとそこにはツノの生えたバケモノが……という感じで。もしかしてこいつはキンタロスなのかー!? と思わせといて実はちがうってオチが待ってそうな、そんな演出ですね。しかしラケットエイトが30センチも下がっていたらヴァレヴァレだよ。(オムライスの人がゲキレッドだったりするのは秘密です) さてそんなこんなで、自転車に乗ってどこかへ向かっていた運の悪い良太郎君が現れましたよ? 本当に運が悪いというか、間が悪いというか。むしろちょうどいいか。そういうわけで、空手胴着の押川さんが良太郎の目の前に放り投げられてしまい、驚いた良太郎は「あひゃぁあ〜」と悲鳴を上げてひっくり返ってしまいました。良太郎が身体を起こすと、なんだか彼に近づいてくる人影が。足元をみると、ざーっざーっ、と砂がこぼれているではありませんか。イマジンです。どう見てもイマジンに取り憑かれている人です。そのイマジンに取り憑かれている人は良太郎に歩み寄り、そして親切にも倒れている自転車を起こしてくれて──ハンドルをぶっこ抜きました。ヴォー!? なんですかその怪力はー!? というわけでM良太郎が参上! 「おい、ヤろうぜ!」と聞きようによっては激しく勘違いさせそうな台詞を吐くM良太郎。もちろん「戦おうぜ」って意味ですよ。誰ですか、やらしい意味にとった人は。脳みそ腐ってるんじゃないですか。あ、腐ってますか。そうですか、まぁ私もですがね。求愛──もとい挑発──でもない、挑戦状をたたきつけるM良太郎に対して、イマジンに取り憑かれた人──というかぶっちゃけキンタロスなんですけどね──はあんまりいい反応をしません。M良太郎の言い分を完璧に無視して立ち去ろうとします。が、そうは問屋は卸さないモモタロス。「ヤろうぜって言ってんだよ!」と腐った台詞と共に背後から襲いかかります。その拳をなんなく受け止めるキンタロス本条、略してK本条。「イキがるだけの強さだけじゃ俺に勝たれへん。強さにもランクがあってな。俺の強さは……泣けるでぇ?」とわりと意味不明なことを言ってM良太郎をポイッと放り投げてしまいました……放り投げたぁ!? 「涙はこれで拭いとけ」と懐からちり紙を取り出して倒れたM良太郎に投げるK本条。「待てコノヤロウ! こんなもんで泣けるかぁ!」と猛るモモタロス。が、正反対に良太郎は涙声です。「うううう……イタイよぉ……」「泣くなァッ!」情けない主人公です、はい。
 というわけでデンライナーに戻ったモモはぶーたれてます。超ふてくされてます。もちろんウラの格好のおもちゃです。「投げ飛ばされてそのままとはね。僕なら恥ずかしくて死んじゃうなー」「うるせえ! 油断してたんだよ!」そんな二匹をよそに良太郎とハナはそのイマジンについて話し合っていました。すると、突然ナオミが「まもなくトンネルに入ります。乗客の皆さん、お気をつけくださーい!」と無駄にハイテンションに叫びました。「トンネル?」そう、トンネル。なんかあるみたいですよ、時間の中にも。オーナーいわく「時間の中にも、こういうはざまがあるんです」とか。というかオーナーがいつの間にか隅っこにいました。旗を立てたプリン喰ってます。プリンを旗を倒さず食べるのは無理なんじゃないかなー、っていうかよく考えたら、どんなものでも旗を倒さずに食べきるのは不可能なんじゃないだろうかーとか疑問に思うわけですよ。どうでもいいですけど。それで良太郎は前回、過去からペンダントを持ってきたことに関して小言を言われます。まぁそんなことで時の運行は変えられないんだけどねー、とか言いつつ、注意だけはする嫌な感じのオーナーです。しかしまー、簡単に変えられないだけに、時の運行ってのは変えてしまったときにとんでもない衝撃があるんだそうで。ハナも大いに賛同し、とりあえずうるさいモモを裏拳で黙らせた後、良太郎に熱く語りかけます。「オーナーの言うとおりだよ。時の運行を守るためにも、イマジンの手掛かりさがさなくちゃ!」と強い語調で言います。良太郎があのムカツキ尾崎から何か情報もらえるかも、と言うと「じゃあすぐに行こう! ここイマジン臭いし」「うごっ!?」地面に転がっているモモの腹を踏みつけてデンライナーを出て行くハナ。まさしく女王さまに相応しい貫禄でございます。
 舞台はミルクディッパー。何か思い出があるらしい望遠鏡をわりときさくに覗いている愛理姉さん。そんな姉さんにいつものように良太郎をネタにして話しかけるオカルト三浦。良太郎に催眠療法とかかけて何がしたいのかがよくわかりませんが、そこにちょうどよくその良太郎が帰ってきました。しかもハナも一緒で。愛理姉さん、ハナと再会できたことがよほど嬉しかったらしく、電王始まって以来最高の笑顔を見せてくれます。もてなしはブレンドとごまジュースで……ごまジュース!? なるほど、健康食オタクだったんですか。相変わらずいいキャラしてますねー。もちろん、ごまジュースを飲むのは良太郎ですけどね。本人は絶対に飲んでないんだろうなぁ。で、良太郎がさりげなくハナの家族構成を聞き出そうとしたらオカルト三浦が邪魔するんですよ、これが。ええい邪魔だ邪魔だ! お前はどっかでスーパーカウンセリングでもスーパーロボット大戦でもやってなさい! というわけでビッグバード尾崎登場ー! 「はーい愛理さぁーん!」「いらっしゃいませ」冷たっ!? 愛理姉さんの声冷たいよ!? なんにせよこれで情報源がやってきました。U良太郎を知っているだけにハナを見て「彼女!?」とかわかりやすい勘違いをする尾崎、聞かなくてもさっそく怪人に襲われている事件についての資料を出してくれました。なにやら被害者が空手大会の出場者だそうで。尾崎が出したリストには、やはりガイズジャパンのテッペイくん──もとい、キンタロスの契約者・本条の顔が。尾崎によれば、本条は天才と呼ばれていたが大会中に病気で倒れて引退したんだよねェ、だそうで。
 その頃、K本条は道場破りをしておりました。なんと相手は、当のキンタロスのスーツアクターであるOGこと岡元次郎さん。なかなか良い声しています。期せずしてキンタロスVSキンタロスなわけですよ。まぁストーリー上、本条が勝っちゃうんですけどね。圧倒的に。やられ役の皆さんの迫真の演技に脱帽です。ガラスを突き破って吹っ飛んでいった元アークオルフェノクの方には合掌を。さて、道場破りを成功させたキンタロス、しかし不満げに言います。「うーん……この程度の強さじゃ、鼻水もすすられへん」??? 意味がわかりません。とりあえず紙くず捨てていくのはイクナイですね。あ、でも、自分で壊した戸を直していくのは正解です。というか意外と律儀なイマジンですな。
 一方良太郎達は、ビッグバードの情報から本条がイマジンと契約しているとして、捜索を開始していました。空手大会の出場者が襲われているなら、まだ襲われてない人のところで待ち伏せすればいい、そう判断して前回の大会の優勝者・菊池のもとへ向かいます。で、菊池のいる空手道場に行くと、彼はテレビの取材を受けていて「今度の大会への自信のほどは?」という質問に「自信がないくせに出場するバカはいないんじゃないですか? 僕は常に万全です」とかなり嫌味な事を言いやがってました。しかし、そんな彼もただの嫌な奴なだけではなく、その心には色々と葛藤があるようです。様子をこっそり見ていた良太郎とハナは、道場の床にイマジンの砂がたくさんこぼれていることに気付きます。「まさかこの中にもイマジンが!?」と驚いていたら、なんと「お前らなにしてんだ!」と見つかってしまいました。捕まえられ、冷たい床の上で正座させられる二人。しかも尾崎からもらった資料を取り上げられたものですから、さあ大変。最近の事件はお前達の仕業かぁ! とあらぬ疑いをかけられてしまいます。ちなみにいくら相手が悪かろうともこうやって拉致るのは悪いことなので、良い子のみんなは真似しないようにね。悪い人を捕まえたら自分で裁こうとせず、ちゃんと警察を呼ぶこと。約束だぞ? そうじゃないと後で色々大変なんだからなー(遠い目) その後、色々と複雑な事情もあって、菊池以外の空手部の全員と組み手をすることになってしまった良太郎。菊池は適当なところでどっか行ってしまいました。彼こそがイマジンの契約者なのにね。足から砂でてるのにね。まぁしかたない、モモを呼べば強いしイマジンの匂いもわかるし、一石二鳥だわ。と思ってたら、何故かモモタロスと連絡がとれない! なんで!? どゆこと!? と思ったら、どうやらデンライナーがトンネルの中を通っている上、モモが眠っているようなのです。しかも電話しても通じないし。トンネルの中は圏外ですか。こりゃまいった。一応、「俺、参上!」の名乗りを上げるも「お、おれさんひょお〜」と良太郎まんまで情けない限り。「何が参上したって?」「……さぁ……」「行くぜぇっ!」「ひゃあああ〜!」たまらず逃げ出す良太郎。しかしアッという間に追い詰められてしまいます。しかたなく最後の抵抗として「は、離してくらひゃい〜!」と腕を振ると、なんとそれだけで空手部員の身体が空へ飛んでっちゃいました。「へ?」と目を丸くするその場の全員。本人もビックリです。いつの間に良太郎にこんなパワーが? それとも姿の見えないイマジンでも現れたのか? わけがわからないままハナも乱入して、まるでプロ野球の乱闘シーンのようになりつつ、ハナが獅子奮迅の大活躍を見せ、見せ……強おぉっ!?( Д )゜゜ ハナ強すぎるよ!? 相手は空手部員だよ!? しかも名門っぽい! 本気で一子相伝の北斗神拳伝承者か何かですかー!? 結局並み居る男共をブチ倒し、ハナは良太郎の手を引いてその場から逃げ出しました。ハァハァいいながら川辺に座り込み、「流石、良太郎の運の悪さ、ってとこかな」「ごめん……」というやりとりをしていると、ふと良太郎はハナの口元に血がついていることに気付きます。「あ、血……ごめん、僕が守らないといけないのに……」「ううん、良太郎を守るのが、あたしの役目だよ。良太郎には【電王】っていう大事な仕事があるんだから。イマジンと戦ってくれさえすれば、それでいいの。時の運行は、絶対に守らなくちゃいけないから」悲痛な決意を秘めた顔でそう告げるハナ。その瞳はどこか遠くを……そう、遠い記憶を見つめているような、そんな眼差しです。その顔を見ていて、良太郎はずっと心に秘めていた疑問をハナにぶつけました。「ハナさんはどうしてイマジンと戦っているの? ハナさんも未来の人なの?」するとハナは顔を暗くし、「私は……どこの時間の人間でもない……」「え? どういうこと?」「あっ!」と良太郎がさらに言及しようとしたところで、いいタイミングでK本条が登場するわけですよ、あーっ、もうっ、いいところなのにッ!(`曲´)
 というわけでK本条を追っかけて問い詰めます。「また誰かを襲うつもり?」「人聞き悪いこというな! 空手の練習や!」このキンタロスの台詞にハナが爆発。「どこが空手よ! イマジンの力で一方的に襲っておいて! 通り魔みたいなもんじゃない!」「誰がそんな卑怯なマネ!」と、ここでベルトを持ち出した良太郎を見てキンタロス、「ひょっとして電王か? そしたらその強さ、興味あるなぁ!」俄然、戦闘モードへ。そこでちょうどよくデンライナーもトンネルを通り抜けて、いつもの「俺、参上!」が決まったー! モモタロス、キンタロスに言います。「このまま戦うか? それとも変身して戦うか?」もちろんキンタロスは変身しての戦いを希望します。というわけでお互い変身モードへ。といっても、キンタロスは本条の身体から出てきてイマジンの姿を取り戻すだけなんですが。キンタロスは例によって鼻紙を取りだし「最初にわたしとこか? 鼻もかめるで?」「だからっ泣かねえしッ鼻も出てねえッ!」いやぁモモタロス、まるで子供のようにムキになって突っ込み入れてます。可愛らしいことで。そんなこんなで戦闘開始! 真っ向パワー勝負ではキンタロスに分がありますが、それでもモモタロスはステゴロで勝負したいらしく、デンガッシャーを用いずに躍りかかります。
 一方、足から砂をこぼしていた菊池といえば。仮面ライダーオーディーン──じゃなかった、ライノイマジンとの契約したときのことを思い出しながら道を歩いていました。「もしあの怪人が、大会に出た人間を襲っているとしたら……」それは自分の責任じゃないのか、と悶々していると、いきなり目の前へ怪人に襲われている人が現れるじゃないですか。菊池ビビりまくりです。ライノイマジンは菊池に目をつけ「お前の望みは叶う。もうすぐお前より強い人間はいなくなる。過去に繋がる準備をしていろ」とそう言い残して、真うたわれるもののテーマを歌う小山剛……ああ、いや、ごほんっ。ライノイマジンは去っていきました。
 さて、いつのまにやら剣と斧を取り出して斬り合っているソードフォームとキンタロスことクマイマジン。……クマイマジンって公式名称はどうよ?(´Д`; 普通ベアイマジンじゃないかしら? とりあえず戦闘はキンタロスのパワーに電王が押されているという展開。が、モモタロスは案外楽しそうです。「へっ、やるなぁ……だが、泣くほどじゃねえなぁ! いくぜ!」と俺の必殺技パート3を放ちます! しかし、なんと相打ち! しかもダメージはソードフォームの方が重かったらしく、モモの変身が解けてしまいます。「あれ? これってヤバクない?」とはデンライナーのウラタロス。ナオミもうしろでうんうん頷いて「ヤバイと思います!」とコメント。しかし戦いはまだ続いております。倒れた電王をかばうハナ。良太郎はそんなハナに「逃げて……」と呟き、今度は電王・ロッドフォームへ変身します。そして戦闘が再開しようとした、その瞬間。気絶していたはずの本条がはいずりながら現れ、同時にライノイマジンまで現れたのです! 状況はいっきに混乱状態へ! ライノイマジンは本条を狙っているし、キンタロスは本条を守るし、電王はもうどうすりゃいいのよ!? みたいな。
 というわけで第二ラウンド! ロッドフォームVSライノイマジン! と思ったらイスルギで追いかけている間にまんまと逃げられてしまいました。「逃げた魚は、深追い禁止」とウラタロス。あっさり諦めて戻ってきます。変身が解除され、崩れ落ちる良太郎。そんな彼に駆け寄るハナ。キンタロスはそんな二人に背を向け、本条をしっかり背負い、黙って歩き去っていくのでした。
 続きます。



●ストーリー考察

・空手家を襲うツノつきのシルエット。もちろんキンタロスではなく、ライノイマジンである。視聴者のミスリードを誘うために似たようなイマジンを出したのだろう。

・キンタロスに取り憑かれ、身体を乗っ取られた本条の髪の一部が金髪に。イマジンと契約しただけでは髪の毛に変化はないが、身体を乗っ取られた場合はやはり変化があるようだ。なので、これはイマジンの基本法則。となると、やはりナオミの赤いエクステンションにも何か伏線が? 確かに「お前はイマジンか」というぐらいファンキーでアナーキーな性格をしてはいるが。ナオミの中身がイマジンならば、いずれ「本物のナオミ」が登場するエピソードもあるだろう。

・「トンネル」は時間の中のはざま。特殊な空間の、さらに特殊な空間。色々と弊害があるようだ。一心同体であるはずのイマジンと連絡がとれないとか。

・時の運行はそう簡単には変えられない。しかし、変えられた場合には、ものすごい衝撃が発生する。その衝撃がどのように広がるかは不明だが、とある時代を消滅されるほどのエネルギーのようだ。例えば固い鉄の棒を折る場合、折れた瞬間にそれまで棒に込められていた「折るためにエネルギー」が一気に弾けるが、それに似ていると思う。プレート地震も同じような原理だ。たまりにたまったエネルギーが一気に爆発する。時の運行もほぼ常に何かしらの「変更エネルギー」を受けつつも正常に動いているが、ある日それが限界を超えると、とてつもない衝撃と共に変化してしまうのだろう。

・時の運行が変えられるととてつもない衝撃が走る話で、ハナの表情が暗く。次回予告の台詞もあわせて考えると、ハナは時の運行が変更された衝撃で消滅した時代の人間なのだ。だから、時の運行を変えようとしているイマジンを憎んでいる。あるいは、ハナの時代が消滅した原因もまたイマジンによるものなのかもしれない。

・ハナと「はじめまして」する尾崎。「どっかで見たような……」と言いつつも大分忘れているらしい。病院だよ病院! 病院の棚から出てきた! って、憶えているわけないですか。

・強い者を求めるキンタロス。どうやら、泣けるほど強い者と戦いたいようだが。

・不戦敗で優勝になった菊池。戦わずして得た勝利に何の意味があるだろうか。そんな葛藤が彼の中で渦を巻いているように見える。

・空手部員を吹き飛ばす良太郎。よくよく考えてみれば、モモやウラによってハードに肉体を酷使しているので、いつの間にか鍛えられていても不思議ではない。というか、どんなイマジンが相手でも、戦うためには良太郎の身体を使わなければいけないので、言うなれば良太郎の肉体にはどんどん戦闘の経験値が溜まっていっているのだ。また、良太郎の精神も共にモモやウラと一緒になって戦っているので、こちらの方も時間が経つごとにレベルアップしていく。最終的には素の良太郎が最強の電王になるかもしれない。

・ハナの目的は「時の運行を守ること」。電王はそのための戦士。相変わらず駒扱いのような気もするが、ちょっと印象が変わってきた。ファンタジーで言えば、伝説の勇者に頼る聖女、という感じだろうか。良太郎を大切に思っているのは伝わってきたが、問題は、何かの拍子に良太郎が変身できなくなったり、良太郎以上に強い「電王」が現れたときの反応だ。それでもハナは良太郎を大切に思えるようになるだろうか。

・「どこが空手よ! イマジンの力で一方的に襲っておいて! 通り魔みたいなもんじゃない!」「誰がそんな卑怯なマネ!」というハナとキンタロスの会話。確かに画面で確認できるだけでは、キンタロスは道場破りしかしていなかったり。空手の達人を捜してはいたが、別に去年の大会の関係者というわけではない。なので、キンタロスは犯人じゃありません。もちろん諸々の演出は視聴者をミスリードするため、と。

・派手なポーズをとるモモタロス、額に日本の指をあててキザなポーズをとるウラタロス。キンタロスは顎を掴んでポキッと首を鳴らすのが特徴のようだ。

・人間の身体に乗り移っている間、イマジンの能力はある程度抑制されているようだ。

・菊池の望みは現時点で詳細は不明。ただ、ライノイマジンは空手大会の出場者を手当たり次第に襲った上、「もうすぐお前より強い奴はいなくなる」と言っているので、おそらく「今年も大会で優勝したい」とかそういう願いなんじゃないかな、と思われ。

・自分の契約者を襲うライノイマジンに「なにをするつもりや」とキンタロス。それでもライノイマジンは「俺の契約者の望みを叶えるのに必要なんだ!」と本条を襲います。イマジン同士の利害が一致しない場合、それでも強硬手段に出るのはわりと当たり前らしい。

・ごまジュース



10話『ハナに嵐の特異点』


●ストーリー紹介

 「仮面ライダー電王! 泣けるでぇ?」で始まる第十話、ってか本編にもまだ出てないアックスフォームがっ! 出し惜しみなしですか、最初から最後まで徹頭徹尾クライマックスですか!? そんな感じで始まるでぇ〜(だから無駄に関西弁)
 まぁいつものことですがモモはプリプリ怒ってました。なんかクロウイマジンに撤退を余儀なくされたときもブツブツ文句言っていた気がしますけど。しかしまぁ、今回はこれまでに違ってちょっとヤバイ感じがするわけですよ。あのウラですら「確かに……あれはちょっとスゴイよねぇ」と珍しくモモに賛同しているぐらいですから。これまでにモモ・ソードフォームが真っ正面から激突して力負けしたことなんてなかったですからね。クマ野郎ことキンタロスは強敵だ、ということで各々コメントしていくなか、良太郎は「あのイマジンは、なんか他のイマジンと違う気がする。なんとなくだけど」と言います。これに反論するのはハナでした。「イマジンはイマジンよ! 人を襲ってたじゃない!」「襲っていたのは、サイの方だよ」「……良太郎はイマジンに甘すぎるよ! あいつらの目的忘れたの? 時の運行が乱れたら、良太郎だって……!」「……でも……」すごい剣幕のハナに、それでも意見を下げない良太郎でした。が、ここで言い争っても仕方がないことに気付いたのか、ハナは顔を背け、「いい、私があのクマのイマジンを追うから、良太郎は休んでて」と立ち上がります。しかし良太郎はキンタロスのことがどうしても気になるのか、モモとウラに「ハナさんと一緒に行って」とお願いをします。やはり良太郎的に、キンタロスに何か感じるものがあったのでしょう。「もう少し事情を調べた方がいいと思うんだ」わりと一生懸命です。
 さて、人間という生き物がどれだけ進化して社会が合理化されようとも、犯罪というモノはなくならないわけです。いつもどこかで誰かが犯している、みたいな。というわけで犯罪現場に遭遇してしまったK本条。女性を人質にとった犯罪者を懲らしめるため、そいつのいる階段の支柱にとりついて、張り手張り手張り手ぇ! ものすごいパワーで揺さぶりをかけられた階段から上手いこと犯人だけを放り出し、落ちてきたところをガシッと捕まえ、ポイッと捨てます。無敵超人ですかー! 「この強さ、押さえきられへん!」と鼻紙を放り捨て、去っていくK本条。いい顔をしています。道行く人達が拍手しないことがむしろ驚きです。空を飛べないスーパーマンって感じですよ。まー、揺らした拍子に人質にナイフが刺さったらどうしようかと思ったのはナイショにしておきましょう。気絶した犯人がよってたかった警察官に逮捕されるのを背景に、K本条の前にM良太郎とハナが現れます。「よー、クマ公。派手にやってんな」「……ふん、お前、泣いて帰ったんとちゃうんか」「そりゃテメエだろ、契約者をおぶってメソメソ帰ったってな」「んぅ……」「やるかっ?」「……今度な、こっちも忙しいんや」「……ちっ、カメ公みたいに釣れねぇなぁ……」なんとモモ、ウラのマネをしてキンタロスを吊り上げようとしていたようで。一応学習はしているんだねぇ、えらいねぇ。でも君にはリームーだから(きっぱり) 性格的にあってません。で、またも去っていこうとするK本条に食らいついたのがハナです。「本条さんの望みってもう一度空手をすること? でもどうせデタラメな叶え方するのよね! 何をするのかは知らないけど、絶対止めるから!」と面と向かってぴしゃりと言い放ちます。しかし、意外にもキンタロスは動じずに「デタラメかどうかは今にわかる。強さを極めたもん同士の契約や。凡人にはわからん!」と無駄に自信満々な風で言い返します。なにやらこれまでのイマジンと違う様子に、ハナもちと驚きを隠せません。と、そこにK本条を密かに狙っていたライノイマジンが現れました。「ちょうどいい、あっちでストレス発散だぁ!」とモモが喜び勇んで戦いをふっかけます。が、これまた苦戦。どうにもモモは固い相手とかタフな相手だと微妙に決め手が欠けるようですな。元々が勢いだけで突っ切るタイプだけに、その勢いと止められると弱い感じで。ライノイマジンはソードフォームにはちと頑丈すぎたようで、あっさり返り討ちに。しかもちょっと目を離した隙に逃げられてしまいます。毎度の事ながらモモにとってはストレスの溜まることばっかりですね。そのうち胃に穴があくかもしれません。イマジンだけど。慌てて変身をとき、逃げたライノイマジンを探すM良太郎。すると、そのライノイマジンの契約者、菊池のいる道場へたどり着きました。そうか、あのイケメンが 契 約 者 だ っ た の か ー ! とわざとらしく驚いてみたりして、とりあえずコンタクトを試みます。もちろん、モモじゃ絶対うまくいきっこないですから、ウラと交代してね。「昨日は騒がせてしまって、すみません。実はあの時、あなたの様子が気になって……」「え?」これ、聞きようによっては口説きにかかっているように聞こえますが、気のせいですからね。「淀んだ池に、魚は住めません。菊池さん、入れ替えませんか、心の水を」なんだか端から聞いているだけでもサブイボが立ってしまいそうな臭い台詞なんですが、どうやら菊池の心には届いたようです。
 その頃、K本条は青空少年空手道場を眺めていました。無論、見張りのハナもくっついていますが。「待ちなさい! まさかこんな子供達を襲うつもり!?」と叫ぶハナに、K本条は心底つまらなさそうに「お前アホか」ああっ!? そんなこと言ったら殺されちゃうよっ!? なんて恐れ知らずな! 「俺の空手はもう完成してる!」「ええ?」「この本条に空手させたるためには、憑いてる俺が空手をマスターするしかない。そのために練習してきたんや! この強さ、泣けるでぇ!」そしてキンタロスは腰だめに構え、右の掌を前へ「ふんっ!」続いて左の掌を前へ「ふんっ!」ちょwwwおまwwwwそれどう見てもつっぱりwwww そりゃ空手少年達も笑いながらやって来て「変なのー! 空手じゃないよ、それ!」って言いますわな。「うぇ!? な、なにいうとんねん! こ、これが究極の空手や!」「アハハハ、全然違う、おすもうみたい!」そして笑いながら去っていく空手少年達。どうでもいいですがK本条というかテッペイ君というか、表情がコミカルでおもしろいですなー。いい顔してます。「え? お、あ、え? お、おおーい! おおおーい!」走り去る少年達に「待ってくれ」と叫ぶK本条の哀しげな声。彼は最後にハナの顔に視線を止め「……ホンマか……?」これには流石のハナも応えづらそうに「……まぁね……」と言うほかありませんでした。その時のK本条の落胆した顔といったら! 「う、うっそやろぉぉ〜!?」本当です。「か、完璧やと思ったのにぃ〜〜!」バロスwwwフイタwww 思わず「なんでやねん」関西人的に突っ込みを入れてしまいたくなるようなその台詞、GJですぜ!( ̄ー ̄)b
 というわけで落ち込みモードのキンタロス。マジ凹んでます。っていうかスネてます。唇とんがりすぎですから! ほんといい顔するなぁ〜(´_`) そこに何故かジュースを手に戻ってきたハナが「ん」とそのジュースを差し出します。「……?」「あんたにじゃなくて、本条さん。人間だし、病気で引退した人でしょ。疲れるじゃない」「ん。……ん。……そやな」苦々しい顔でジュースを受け取るK本条。うむ、キンタロスなんか可愛いですな。しかし、ジュース程度では落ち込み気分は消えません。もともと気の短いハナは目の前で溜息を吐かれただけで若干キレモードに入ってしまいます。「なによ、イマジンなんていっつも契約は適当で、勝手な解釈で望みを叶えてるくせに、どうして落ち込むのよ!」えー、言うまでもありませんが、かーなーりー理不尽なこと言ってます。ほとんどというか、完璧八つ当たりです。しかし台詞だけ見たら、これはいいツンデレですなぁ。「他の奴はしらん。けどな、こいつはもう一度空手をやりたいと望んだ。俺はそれを叶えたいとおもた。それだけや。出来るのはこいつの身体を使って空手をすること。同じ強さを求める者として、最強の空手をな」それでいろんな空手道場を破ったりして練習していたというわけですな。まぁ結果的に相撲の練習だったわけですが。本当に、心底から、苦々しい顔をして、キンタロスは言います。

「俺、空手知らんからなぁ……!」

 ド阿呆キタ──────!!(゚∀゚)
 すみません、これまでの電王の中で一番吹きましたよ!? こんな笑える台詞は初めてですよ!? 俳優さんの表情も相まってすごい威力でしたわ! ウヴォー!
 さて、本気で悔しがったりしているキンタロスと言葉を交わして、だんだんハナの見る目が変わってきましたよ? 「……イマジンのくせに、そんな善人ぶったことしてどうなるのよ! どうせ目的は過去を変えることだけでしょ!?」そんなハナの台詞に「お?」と目を見開くキンタロス。続いて零れ出た言葉は「忘れ取った」「……!?」思わぬ言葉にショックを受けるハナ。「そんな馬鹿な……」わりとテンプレートな台詞をいいますね。「お前、随分と俺らのこと嫌ってんやな。なんかあったんか?」そうそこだ! そこが知りたいのだよワトソン君! この気分を簡単に言い表すならば、「トリックもわかったしアリバイも崩したし証拠も出そろっている! だけど犯人がわからないんだ!」という状態なのだよ! さあ、真相をギブミープリ〜ズ〜! 「本条!」そう本条! ……本条? ……って、いきなり出てきたのかよ菊池ィ! あー、どうしてこう、いいところになると邪魔が入るんでしょうか、やれやれ(´Д`; そんなわけでハナの身の上話は押し流されて、いつの間にか本条ラブになった菊池の登場ですよ。なにやらU良太郎から話を聞いて、いてもたってもいられなくなって本条を探しに来たようです。ここでK本条から素の本条に戻り、二人の空手家は言葉を交わします。「本条、俺ホモだ」──という台詞は嘘です。ごめんなさい、そんなこと言ってません。本当は「本条、俺バカだ」です。「俺は学生空手のトップになったけど、でも常にトップにいたお前に勝って手に入れた地位じゃない。俺は必死に否定して、背伸びして……怪人が現れたとき、本当にトップになりたいって願ってた。でも、ただ他の奴が襲われるだけだった。お前のことまで狙って……俺、気付いたんだ。俺の願いは、トップになりたいことじゃない。俺はただ、あの日出来なかった決勝戦を……!」ってヴォォォー! なんでこんなに腐った台詞っぽくなるんだ、書いてみるとー!(´Д`; 絶対ここの台詞、靖子ニャンの奴楽しみながら書いてるよー! 所々にちょいちょいと変更加えるだけで超ヤオイ変化しそうですわい。そんな風に思いつく銀瀬の脳が腐っているだけなんでしょうけど。もういいや、お前らホモップルで。というわけで、あらためてヴォォォー! ライノイマジン登場ー! 「お前の望み、果たしてやる」と小山剛志ボイスで近づいてくるライノイマジンに、「はぁっ!」と菊池は蹴りを放ちます。本条を守ろうってわけです。が、人間がイマジンに勝てるわけなく、あっさりと吹き飛ばされます。「これで最後の仕上げだ……!」と本条に襲いかかるライノイマジン。すかさずその身体にキンタロスが取り憑き、「俺の契約者に手を出すなぁ!」と戦います。その瞬間に放たれる、鋭い蹴り! 実に空手家らしい素晴らしい動きです。が、クリーンヒットならず、K本条は殴り飛ばされてしまいます。しかも、強引にもライノイマジンは、これでもう契約成立、と言って菊池の身体を開いて過去へ飛んでいってしまいました。なんて強引な! キンタロスも本条の身体から離れ、彼の肉体をベンチに横たわらせます。本条は息も絶え絶えに、菊池に言います。「菊池、俺も決勝のことがずっと気になっていた。もう一度空手をやりたいと願ったのも、きっとお前と決着をつけたいと思ったから……菊池、いつか絶対に決勝戦を……!」無言で頷く菊池。本格的なホモップルが誕生した瞬間でした。「なんか、夢で空手をやっていた気がする。……すんごい下手くそだったけど」本条はキンタロスを見上げ、笑いながら言います。「うっ……あ、あれは……」「でもさっきの蹴りは、久しぶりの感覚だったよ。ありがとう」握手を求め、手を伸ばす本条。しかし、キンタロスの放った言葉は

「契約、完了」

 「!? ちょっと、飛ぶ気!?」驚くハナと良太郎。信じられないことに、キンタロスは本条の身体を通って過去へ飛んでしまいました! 「なんなのよ! やっぱりイマジンはイマジンね!」裏切られた、とその顔に書いてあるハナ。やりきれない気持ちでいっぱいのようです。しかし良太郎は落ち着いてます。「そうなのかな……? とにかく、僕達も行こう!」本条と菊池にチケットをかざし、2006年の5月21日の情報を読み取り、二人は過去へ向かいます。
 過去では、決勝戦のただなか本条が倒れ、そして菊池が駆け寄ろうとしていた瞬間でした。突然現れるライノイマジン。突如出現した怪人に逃げまどう人々、暴れ回るライノイマジン。まぁはっきり言って無茶苦茶です。えー、どうでもいいですが審判の皆さん、本条くんを見捨てて逃げるのはひどいと思います(´Д`; まぁ恋人の菊池がいるから大丈夫でしたけどね。会場を破壊するライノイマジンに、逃げまどう人々。そこにようやく登場する我らがデンライナー! そしていつもの懐中時計の男! 相変わらず時間を計って何をやっているのかは不明です。「モモタロス、行くよ!」と電王・ソードフォームに変身する良太郎。「俺、参上!」「すぐに退場させてやる〜!」上手いこと言うなぁこのイマジン(゚∀゚)アヒャ! 「行くぜ行くぜ行くぜ行くぜぇ〜!」
 一方、ハナはキンタロスを探していました。その時、電王とイマジンの戦いの余波で崩れ落ちた建物の真下に、逃げ遅れていた本条と菊池の姿が。「!? 逃げてぇぇ!」と叫んだ瞬間、本条の身体からキンタロスが現れて二人を守ったじゃありませんか! 「逃げろ!」と本条達を逃がそうとするキンタロス。そこに「何をしている〜!」とライノイマジンの攻撃が! 直撃を受けて倒れるキンタロス! 流石のモモタロスもブチギレます。「てんめぇ〜! 何キタネェ攻撃してんだぁッ!」。ハナが駆け寄ると、もはやキンタロスは消滅の一歩手前でした。全身が砂の粒子と化し、少しずつ崩れていきます。「あいつら、大丈夫か!?」それでもなお、本条達を気に掛けるキンタロス。ハナは頷き、「……平気。でも、どうして!?」「あいつの望み、果たしたかっただけや」「だって……!」「ほんまの望みは、二人で決着をつけることやったんや。俺がいくら空手練習してもあかんはずや。生きとったら、いつかは決着がつくやろ」「それであんたは消えるわけ!?」「しゃあない」さばさばした様子で言うキンタロス。しかし、ハナは一向に「納得がいかない」という表情をしています。良太郎も戦うソードフォームの中から「モモタロス、あのイマジン消えちゃうよ!? なんとかならないの!?」と叫びます。今にも消えようとするキンタロスに、ハナは「ちょっと待ってよ……消えることないでしょ!?」「無理言うな……」「ダメよ!」「なんでや? 俺らのこと嫌いなんやから、ええやろ」「! ……そうよ、大っ嫌いよ!! ああもうっ!」自分で自分の言っていることが矛盾していることがわかっているのでしょう。ハナはやきもきしながら、髪の毛をかき乱します。そして訥々と語り出しました。「……私はね、あんた達が時の運行を変えたせいで、消滅した未来にいたの……! 私の時間はもうどこにもない……だから、あんた達イマジンなんか、みんな消えちゃえばいいと思ってる! その私が待ちなさいって言ってるのよ!? 待ちなさいよ!」涙声で叫ぶハナ。キンタロスはもちろん、良太郎、モモにも意外な真実に衝撃が走ります。「お前……! ……けど、どうやって?」疑問を発するキンタロスに、まぁいつもの如く良太郎が我が身を差し出すわけですよ。「あの〜、僕の中に入ったらどうかな?」

モモ「なにぃ!?」Σ( ̄□ ̄;
ウラ(`*´<<<<<<<<ブーッ! 「マジで!?」Σ( ̄□ ̄;

 どうでもいいですけどウラ、唇にクリームついてる、クリーム。っていうか今吐いたのコーヒーかよ!? 黒い煙に見えたんだけど!? すごいぜナオミクォリティ!
 「僕の中に入れば、大丈夫じゃない?」「なにいってんだ良太郎! もう満員だぁっ!」「お前ら何をゴチャゴチャ言ってるーっ!」まぁ仲間はずれのライノイマジンも怒っちゃいますよね、そりゃ。「アイツに!?」と驚くキンタロス。まぁ普通一人につき一イマジンなんですから、この驚きは当然なんでしょうけれどもグシャ! って、なんかいきなりハナさんがキンタロスの顔ぶち抜きましたよ!? 「なにすんねん!?」「なんかもうわっかんないのよぉっ!」そんな理不尽な理由で!? 「あ〜! もうめんどくせぇ! おい、こっちに来るか、そのハナクソ女に潰されるか、はっきり決めろぉっ!」いつものように短気なモモがそう叩き付けます。そしてキンタロス、聞き返さなければいいのにいちいち「ハナクソ!?」とか言うもんですから、「なによっ!」と本気で殴られて──く、砕けたぁぁぁ──っ!?Σ( ̄□ ̄;
 と思ったら光の球になって電王の中へ! うへぇー、一瞬ほんとに死んだかと思いましたよ(´△`;
 というわけで、アックスフォームキタァァァァ──────ッッ!! 紙吹雪の中、デンガッシャーをアックスモードに変え、宣言します。

「俺の強さに、お前が泣いた」

 アッちゃん かっこいいーっ!(><)b
「誰が泣くかぁーっ!」とモモのように憤るライノイマジン。戦闘開始です! が、やはりアックスフォームは圧倒的! 数合の打ち合いでライノイマジンの武器を砕き、「はっ!」と高く高く飛翔! そして、斬! ライノイマジン爆発! そして、「ダイナミックチョップ……!」という必殺技のかけ声。さぁ、ここは良太郎と声を合わせて言いましょう。

「後で言うんだ……」

 しかしここでライノイマジンがギガンデス化! その姿はまさにベヒーモス! というわけで久々のデンライナー戦です! 新しく現れたアックスフォーム専用の車両「レッコウ」を駆り、電王はギガンデスヘルに突撃します。レッコウはその全身からいくつもの斧を生やし、まるで生きているかのようにギガンデスへ斬りかかります。というかグラップラーシップ! 電車の常識を越えた電車! 流石はデンライナー! そして最後に戦闘の巨大な斧で一刀両断! 見事ギガンデスを撃退したのであった、みたいな。
 後日談。まぁめでたく本条と菊池はホモップルになって、ジムで互いに身体を鍛えたりしてますよ。ホントめでたしめでたしです。
 でもって、いつもの通り、キンタロスが新たなデンライナーのメンバーへ。「ったく、狭くなっちゃったなぁ〜ここも。空気うすいんじゃないのっかっ?」などとイヤらしい小姑のように言うモモ。いやほんとどこのババアだ君は。ここでいつもの恒例で、キンタロスに正式に「キンタロス」という名前がつけられます。モモの命名者は良太郎でしたが、それ以降は完璧にナオミですよね。恐るべし、添乗員ナオミ……! しかしキンタロスはそんなことはどうでもいいらしく、何を思ったかハナの向かいに座り、「ハナ……あの愛の叫び、泣けたで……」

 ハナ→バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!←キンタロス

 まぁ予想通りのオチなわけで。ついでにオーナーが出てきて「ハナが特異点だった」とか判明したり、モモタロスが意外にもプリン好きだということがわかったり。最後にはおまけでK良太郎が登場してくれたりもしました。まぁこれで要するに「モモタロス=バカ」「ウラタロス=ボケ」「キンタロス=アホ」ということがようくわかりましたね! よい子のみんなはこうならないように気をつけるんだゾッ♪(^ー’)b



●ストーリー考察

・ウラタロスの釣り竿の先にくっついているのは、タコ、イカ、黄色い魚。なんでそんな玩具がデンライナーにあるのかは不明。

・「イマジンはイマジンよ!」と良太郎に強く反論するハナ。彼女がイマジンを憎む理由が今回明らかになった。ハナは、イマジンが時の運行を変えたため、消滅した未来の人間だった。自分のいるべき時代を、周囲のなにもかもを奪ったイマジンを、ハナが憎むのは当然の話だ。オープニングで彼女が流している涙や、砕けたケーキはこれらを示唆しているのだろう。彼女にはもう家族も友達もない。

・前回から「空手」と言いながら相撲的だったキンタロス。まさかこんなギャグが待っていようとは。

・ソードフォームはパワーそこそこ、スピードそこそこのバランスタイプな感じなので、防御やパワーに偏重した相手だと分が悪いようである。今回も、アックスフォームが特別強いわけではなく、単にタイプによって相性があるだけだ。アックスフォームはきっと、パワー強い、スピード遅い、みたいな感じで。

・トロフィーに向かって拳を振り落とす菊池。やはり去年の優勝は、彼にとって不本意なものだったのだ。そして彼は願った。空手界の本当のトップになりたい、と。

・言葉巧みに菊池へ近づくウラタロス。彼の言葉は女だけではなく、男まで釣れるようだ。うほっ。

・「究極の空手」といって相撲を披露するキンタロス。しまいには「俺、空手知らんからなぁ……!」とまで。普通にアホだ。悪気はないんだろうが。イマジンが未来の人間だとしても、この知識のなさはキンタロス本人の天然がなせる技と思われ。

・他の奴は知らん、とか、過去を変えることを忘れとった、とのたまうキンタロス。彼もモモタロスやウラタロスと同じく異端児らしい。というか、異端児だから良太郎に取り憑くことになるんだろうが。

・イマジンの契約完了がかなり適当に。やはり、実際に望みを叶える必要などまったくなく、契約者の心が過去に強く繋がればそれでOKのようだ。望みを叶える契約というのは、あくまで形式上、儀礼上の意味しかない。そのうち契約無しで過去へ飛ぶイマジンも現れるかもしれない。

・今回も登場、謎の男。未だ本編には関わらず。

・キンタロスが過去へ飛んだのは、過去におけるライノイマジンから本条を守るため。けっして悪いことをしようとして、ではない。

・キンタロスが消えかかっていたのは、ライノイマジンからうけたダメージが甚大だったため。また契約者との契約が終わっていたため、イメージを上手く保てない状態だったと思われる。そのため、良太郎に取り憑くことによって新たにイメージを吸収し、ダメージを回復させる必要があったのだろう。

・自分の知っているイマジンとは全く違うキンタロスに、うまく自分の感情をコントロールできないハナ。キンタロスはいい奴だ、とわかりつつも、イマジンに対するわだかまりが邪魔して、あんな風になってしまうのだろう。

・キンタロスを受け入れようとする良太郎に、コーヒーを吹くウラタロス。平然と二人目としてやってきた彼でも、さすがに驚くことなのだろう。それだけ良太郎の提案は荒唐無稽なのだと推察できる。

・砂になったイメージをハナに砕かれて、核の状態で良太郎に取り憑くキンタロス。2007年で一度得たイメージは変えられないようだ。良太郎の中に入っても、キンタロスはこれまで通りの姿のキンタロスのまま。まぁ、既に良太郎自身がキンタロスを「あの姿」で認識しているためかもしれないが。

・「でも、暴走してますよ!」とデンライナーのナオミ。モモやウラは良太郎と感覚を共有しているから現場の状況がわかって当然だが、ナオミはどうやって知り得ていたのだろうか? 指差していたところを見ると、テレビか何かの映像を見ているようだが。

・「彼女は特異点でしたから」とオーナー。あくまで「でした」というのが気になる。「その時代の特異点」という言い方をすれば、その時代そのものが消滅した時点からハナはもう特異点でなくなったのかも。そもそもハナが今も特異点なら、自分で電王に変身しているだろう。あくまで彼女が特異点だったのは、過去の話である。

・特異点にはどんな時間への干渉も、その存在に影響しない。たとえ所属している時代が消えたとしても、特異点だけは生き残るということだ。つまり、時間的に無敵。さらに思考を進めると、過去に遡って特異点を殺すことはできない、ということになる。するとやはり、良太郎という特異点がイマジンを2007年より過去へ飛べないようにしている可能性が高くなってきた。

・「今ここが彼女の時間です。それでいいんです」とオーナー。それでいい、と断言してしまっている。オーナーにも何かしらの意思があるということが見え隠れする、深い台詞である。

・特製旗付きプリンをご馳走しましょう!

・やったー! プリンだー! プリン、プリン、プリンだ、やったー!

・モモはプリンが大好きみたい(´Д`;



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