| 雪 | 瞬きの冬の感想 | |||
| 瞬 き の 冬 の 感 想 |
MERIMUさん この『瞬きの冬』を読み終わった直後、最初の感想は…… 実は、ありません。 それは「何も感じなかった」のではなくて、単に言葉としての感想の形をとらなかった、ということです。 ほのぼのとした、なんだかふわっと暖かい感じの気持ち。 最後まで読み終わって残ったのはそう言う物でした。 もちろん、執筆中に何度も読んだので新鮮味なんて物はこれっぽっちもありません(笑) でも、完結から2ヶ月ほどたった今、改めて読者として読み直して、最初に感じた物がそれだったのです。 文章の書き方とか、そう言う物についての善し悪しは私にはよくわかりません。 私はどこまで行ってもただの「読者」ですし、それについては他の方がいくらでも感想を述べてくれると思います。 ただ、一言だけ言えること…… 『瞬きの冬』は、とても素敵な作品です。 面白い、面白くない、という判断基準でいえば、もちろん「面白い」に余裕で入ります。 でも、そうではなくて、単に……「いいなぁ」と、そう感じられる作品であると、私は思います(^^) さて、話は変わりましてこの作品の主人公、冬樹君について。 私の主観ですが、彼はとても格好いい!! どこがって……作中に現れているあらゆる部分が、です(爆) 誰よりも真っ直ぐで、正義感が強くて、自分が「正しい」って思うことを声を大にして主張できるところ。 でもそれを誰にも認めてもらえなくて、孤立して、それでも自分を貫き通せるところ。 さらに、ものすごく頭が良くて、スポーツ万能で(たぶん。というか格闘技に長けてるくらいだし絶対)、クールで、常に冷静で、辛辣な言葉で教師さえ叩き伏せる…… 同じ学校のクラスメイトなり、先輩なりにこういう人がいたとしたら、ほぼ確実に私は惚れるでしょう(笑) というか、作中での「神無学園」において、絶対に女子の人気を密かに獲得しているはずです。 だってそうでしょう、こんな人間にミーハーしないで誰にするのか!(爆) でもきっとみんな、あまりの彼のクールさに声もかけられないでただ見ているだけなんでしょうね(笑) そんな彼に心を開いてもらえる瞬ちゃんは、とても幸せ者です。たぶん。 あ、それに、そんな彼のステキさにいち早く気付いて、無理矢理(笑)友達になった村上君! 彼のような友達がいるって事はとても幸せなことですよね! 冬樹君の本質というか、そう言うものを見てるんでしょうね、村上君は。 だから、それを守ってる上辺でどれだけ辛辣なこと言われても全然応えないんでしょう。 「変わった」事にも真っ先に気付いて、署名だって集めてくれましたしね、彼(笑) 冬樹君も結局ちゃんとそれをわかってて「信じてる」みたいだし。 今までの作品の中で、一番素敵なコンビですね、2人は(^^) って、なんだか感想じゃなくなってきてます(汗) うーんと、そう、私は冬樹君の気持ちはいまいち分かりません。 たしかに私も人並みに思春期って物があったので、少しならわかるんですけど。 「誰も信じられない」「誰も好きになってなんかくれない」って泣いたことだってあります。 でも、私はみんなのことが大好きだったんですよね。 だから悲しかったんです、今考えると。 自分が大好きな人達は誰も自分のことは好きじゃないんだって考えてとても辛かった。 もちろん「誰も…」なんて思い込みなんですが(笑) つまり、冬樹君のように自分から人を突き放したり、というのはよくわからないのです。 そちらかというと瞬ちゃんの気持ちの方がわかりやすい。 憧れとか、ただの同情とかを勘違いしてるだけかもしれない。 この気持ちは恋なんかじゃないかもしれない。 そんな風に迷いながら、でもそんなことがどうでも良くなっちゃうくらい強い「好き」って気持ち。 しかもそれを真正面からしかぶつけられない馬鹿正直さ(笑) 笑えるくらいそっくりです(笑) でもそんな瞬ちゃんの気持ちが、多少なりとも冬樹君を救ったのですし…… そっくりである私も、いつかこの気持ちで誰かの心を軽くすることが出来たらな、と思いました。 (うわ、また脱線してる(汗)) とにかく「瞬きの冬」はとっても面白かったです♪ 以前のようにまたサイドストーリーも期待したい所なんですが…… 「刹那」のようにキャラ多くないので無理でしょうか?(^^; でも、村上君と冬樹君の日常、とか、帰ってきた瞬とのその後、とか……気になります(笑) いかがでしょう?(笑) 仙戯 『スペシャルサンクスにもあるメリムさんです。 いつもお世話になってますm(__)m 拙作を気に入っていただけたようで幸いですね(^^) 特に冬樹少年が(笑) 彼のファンがいるかどうかは不明ですが、いるとしたら彼は確かに「高嶺の花」でしょうね。 摘もうと思って摘める花ではないでしょう、おそらく。 サイドストーリーは一応頭の中で考えていたりします。 機会があれば執筆しようと思いますので、ご期待下さい。 ありがとうございましたm(__)m』 トーイさん こんにちは、仙戯さん。トーイです(前に一度掲示板にカキコしたんですけど覚えていますか? 覚えていてくれると嬉しいです)。 単純なところから良くと『刹那の雪』や、今回の『瞬きの冬』のような作品はトーイ好きなジャンルに見事にヒットしていて楽しく読まさせてもらいました。 でもこれを見ようと思ったときにはまだ四つ目までしかなくて、すぐに読もうか迷っちゃいました(こういう話は出来れば一気に読みたい性格なんです、アハハ)。 でも仙戯さんの更新スピードから推測すると、もうちょっと待てば完結するんじゃないかって思って―ようやく今日読みきったしだいです。 これを読んで気になった事と言えば、『刹那の雪』の時も思ったんですけど名前についてです。瞬や一郎太みたいな名前だと文章中で"――瞬は"…や"――一郎太は"のような表現をするとき少しだけ「?」ってなります。 でも作者がキャラクターに名前を付ける時って色々考えた上での事だったりするんで気に触ったんならごめんなさい。 あと五つ目の中盤で、瞬に冬樹が裏切られて怒りまくっているときに「ぎゃふん」は無いような気がします。あれだけ瞬たちに対しての凄みのある文章に読んでいるトーイも冬樹に感情移入しながら退き込まれていたのにあれで一気に萎えた感じがしました。 できれば「殺してやる」―はいき過ぎにしても、それに近い迫力のある言葉を使って、プリシスを戦闘不能に追い込み、瞬も…これで終わる。でも―そんなこと出来るわけないだろう―みたいな感じだと読んでいる方もウルってくるような気がします。 でもこれだと冬樹がもつ優しさを完全に見失っているし、なにより仙戯さんの設定や思惑を無視しまっくっていますね。反省します。 え〜っと、なんか偉そうにこんなこと書きましたけど仙戯さんのシリアスなものやラブコメものはとっても好きです。その文章センスをトーイにも分けて欲しいくらいです。 だからこれからも頑張ってください。 仙戯 『メールで感想をくださったトーイさんです。 文章中の表記に関しては、念頭に「縦書き」を置いておりますので、読みにくい所があったと思われます。申し訳在りませんでした。 そして「ぎゃふん」。言われてみればかなり拍子抜けしますね(^^; しかしまあ、彼は少女達を殺そうとしていたわけではありませんので…… ……難しいですね。 ありがとうございましたm(__)m』 ばーやんさん では「瞬きの冬」について。 ……と思ったんですが、某氏のとは違って突っ込みどころがほとんどない感じではあります。 技術的にも「そりゃないだろう」ってところも気になるようなところは無かったように思います。 そりゃ見方を「電撃系」から「新潮」とかに変えたら突っ込みどころ満載ですが、意味がないのでやりません。 で、電撃系の話として読んだ場合は面白かったです。 が。 目新しさもそんなに無かったのも確かでした。 あちこちでかなり笑えるんですけどね、 新鮮さがあまり感じられないんです。 なんでだろうと思いながら読み返してみたら、 たぶんキャラクター、特に瞬嬢であろうと思いました。 男性優位的な性格じゃないですか。従順的というか。 そこなんでしょうね。 男をやりこめてやろうという気骨みたいなものがないでしょ? まあプリシア嬢のようなキャラがいるから「静」的な性格は必然的ではあると思うんですが、やっぱり主人公にたいしての当たりが少々弱い感じです。 冬樹君がかなりひねくれているのに比べて、インパクトが薄かったんですね。その点ではよっぽどプリシア嬢の方が強かった。 本来は核となる二人が一番目立ってないと、と思ったんですが、どーもなんか弱いんですわ。 主役たちの恋模様(の始まり)を描くのであれば、やっぱり二人が一番目だって欲しかったですね。 私も含めてそうですが、男が女性キャラを書くときはどうしてもかわいく書いてしまいがちですよね。そこに共感が生まれるか嫌悪が生まれるかは紙一重だと思うんですよ。 だってみんな書いてたら読み飽きちゃいますもんね。 ついでにいうと、だいたい総じて男の理想的女性像に近く、生身の女性からかけ離れているんです。 やっぱり悪い女を書かねば、と思う最近です。 素直な女の子を書いているうちはやっぱダメでしょうね。 仙戯さんの作品を読み、私の書いてきた話を読み返してつくづくそう思いました。読んで「あー、面白かった」で終わらせないためには、その辺も大切なのでしょう。 内容で捻るか、オーソドックスな展開ならキャラクターを立てる。 まあ、そのくらいなものですね、思ったところは。 ところどころを読み返してみて、やっぱり笑えます。 面白かったです。 次作はさらにより良い作品を発表してくださいね。 仙戯 『改造人間に引き続き、ばーやんさんです。 「ツッコミ所がない」というのは嬉しかったです。 僕のとりあえずの目標が「まず悪いところをなくす」でしたので。 目標クリアー、ですね。 しかし「目新しさがない」──ぎゃふん。 自覚はありました。そもそもの目的が「習作」でしたので。 あとは女性キャラの作り込みですね。 今度は「恐い女」みたいのを描きたいと思います。 ありがとうございましたm(__)m』 T−26さん 「刹那の雪」のときよりテーマが絞れている分、よくまとまっていたと思います。 また「改造人間」よりは日常寄りの物語なので、無理に肩肘を張った印象もなく、 文章もすっかりこなれていて自然に読めました。 ……うう、こんなふうにナチュラルに読める文章っていいなぁ。 近頃自分の文体を見失いぎみで、何を書いてもぎこちなく見えてます(T_T) ともあれ、仙戯さんの今までの作品の中では本作が一番好きです。 そして不満は……あります。残念ながら。 一番まずいと思ったのは、物語の終盤で瞬に騙されていたと知った冬樹が、 二人を学校に呼んで勝負を挑むところ。 理事長の変なチャイムとかは非常に馬鹿っぽくて好きなんですが、 終盤の山場となる重要なこの場面でまで、冗談みたいな学園の異常さに頼って、 「理事長はアホだ」という以上の納得の行く説明をせず、あたりまえのように、 学生に過ぎない冬樹が銃器を持ち出してますよね。 電撃文庫という、恐らく一番「なんでもあり」なところへの応募作とはいえ、 作品の性質・場面によって、ついていい嘘の種類と大きさには制限があのでは? そのへん、ちょっと見誤っちゃいないでしょうか? あれだけ校内を破壊しまくった冬樹がお咎め無しってのも都合よすぎるかと。 そもそも彼のそれまでの対人態度を鑑みるに、「大量の」署名が集まるとは 思えんのですが。村上マジック? あと、もうひとつあるんですけど、これはそんなに気にしなくていいかも。 僕という人間が冬樹以上に荒んだココロの持ち主なのかもしれませんが、 瞬の「冬樹が好き」という気持ちを、イマイチ納得し切れない気がする ようなしないような。 もう一押しそっち方面の描写があると良かったかな。 これは自信なしです。僕の読み方が足りないだけかも。すんません。 でも、総合的には嫌いじゃないですよ。 我が校の某S先輩のデビュー作なんかとは比較にもなりませんや。 ……あっ、もうひとつ気づいたことがあったんだ。 冒頭部分。少しばかり「まるで」が多すぎです。 仙戯 『久方ぶりに感想を掲載できたT−26さんです。 前回の「改造人間」では諸々の事情で掲載できませんでしたので(^^; 「ヒロインに喧嘩を売るギャル小説の主人公」というアイデアはよかったんですよねぇ。 そこまで持って行く足場をつくれませんでした(^^;(プロット立てなかった弊害でしょうね) そういえば村上というキャラは、実は最初の方の使い捨てのつもりで出したんですよね。それが意外や意外、準レギュラーっぽい登場頻度になってしまいました。 ツンと尖った氷山のような主人公には、あのように犬みたいになつくキャラを当てるのがベストかもしれません。 ありがとうございましたm(__)m』 ひなぎくさん こんにちわ、はじめまして。HPで『瞬きの冬』を拝見させていただきました。 ひなぎくと申します。 突然で失礼なのですが、この作品、第8回電撃ゲーム大賞で二時選考を通過されてましたよね。メディアワークスHPやその他折込などで見ました。 副題が個性的だったのでよく記憶しております。 実は私も応募して見事に落っこちていたりします。フフフ……未熟者の末路よ(泣) まぁ、私のことはどーでもいいので、感想です、感想! こんな私のこんな拙い感想ですが、お暇であれば見てやってください。 さすがというか、やはりというか……ものすごく面白かったです。 さらさらと水のように読みやすく、それでいて全然過不足のない文章。 それとやはりコメディ部分・ギャグなんかが、もう最高です。映像や画だと笑ったり泣いたりするんですが、文字だとあんまりそういうことないんですよね。 でも『瞬きの冬』は声を出して笑ってしまいました。 一応エセ物書きの私は冬樹の性格を『面白い』と読みます。常識を覆してしまう破天荒なキャラも彼のフィルターあってではないでしょうか(笑) こんな主人公の個性が強烈な小説っていうのはそれだけで全体が立ちますよね。 あ、もちろん『瞬きの冬』はそればかりじゃないと思います。 反面、気になったのは瞬やプリシスの世界のことや二人のゲームのことなど、そういう『未完成』な部分でしょうか。特に<刹那の雪>と名乗った瞬のことは後で明かされるものだとばかり思っていました。 冬木の内面やトラウマにスポットを当てたのは間違いではないと思います。が、周りの設定をほうっておくと作品全体のまとまりがなくなってしまうんじゃないでしょうか。 ちなみに『刹那の雪』の方は未読です。ごめんなさい(- -; でも! そんなマイナスポイントを引いてもこの作品は面白いと思いました。 前にも最終選考に残った作品を幸運にも拝見させてもらえた機会があったんですけど『おもしろー』と思わず心の中で呟いていました。 『瞬きの冬』も読んでる途中からもう『おもしれー』と感嘆して、そのまま一日で突っ走りました。 こうやって読み手をぐいぐい引っ張る強さ、お見事です。見習いたい……。 仙戯 『個人的に、まったく新しいルートから来られたひなぎくさんです。 まあ、電撃大賞に関してはノーコメントといことで。 コメディ部分が気に入っていただけたようで幸いです。ある意味、瞬きの冬の核と言っても良い部分ですから(笑) 主人公がああなので、周囲はスチャラカさせてみました。 問題は、設定の全てが明るみに出なかったこと、ですね。 またもついつい細かい設定を出してしまいました(^^; 反省。 次回作ではこのようなほつれもないように、完成度を高めたいと思います。 ありがとうございましたm(__)m』 てらおかさん ※日記形式になっております。
表現力ってのは言うまでもなく大事だと思います。
気づいた点をもうひとつ。
ああ、最後にヒロイン瞬――くどいようですが、呼び捨て失礼。 らんとさん こういうライトノベル系の作品は、今迄にあまり読んだ事がなかったので、新鮮でした。 ちょっと物足りないかなと思う部分もありますが、総じての感想は面白かったです。(^^) ひねくれものの主人公の、心を閉ざす理由は、なんというか、自分にも少々身に覚えがありまして(^_^;)、ちと痛かったです。 その分、彼が、瞬の漏らした言葉に裏切られたような感情を抱き反発してしまったくだりはよく理解できました。<昔は私は笑わない人でしたのです。実は; 某キャラほどではありませんが(笑) さすがに今はふつーに笑っていられますがね。(^_^;) それはさておき。 あとがきを拝見すると、プロットを練らずに製作されたとのこと。 うーん、たしかに少々散漫としている部分が見受けられますね。それでもちゃんと上手く纏められて完結されてて良かったです。 読了後の感じもよかったです。(^^) 仙戯 『某ネットゲームで知り合ったらんとさんです。その節はお世話になりました。 笑わない、笑えない時期って言うのは誰にでもあると思うんですよ。ただ、意地の張り方が違うだけで、色々。冬樹の場合、それがとんがり過ぎちゃった、という感じですね(笑) プロットは本当にたてませんでした。設定も頭の中だけで、メモも一切取らずに。そのわりにはプロット書き出したものよりまとまった気がします。そのあたりどうなんでしょう……(爆) ありがとうございました』 |